1. 謎の中毒性がある長浜ラーメン店
福岡市中央区長浜にある、長浜ラーメン発祥のお店「元祖長浜屋」。通称“ガンソ”や“ガンナガ”と呼ばれて、福岡で70年以上親しまれるソウルフードです。
元祖長浜屋は、謎の中毒性があると言われており、僕自身もその中毒になっている一人です。
メニューは基本ラーメン一つだけなので、食券は迷わず購入できます。入店すると、店員さんに麺の硬さを伝えます。
「ベタナマネギオオメ」や「ベタカタネギモリ」など、初めての方にはまるで呪文のようなオーダーが飛び交います。
ちなみに【ベタナマネギオオモリ】、ベタの部分は「脂の量」、ナマの部分は「麺の硬さ」、ネギの部分は「ネギの量」のことを指します。
初めての方は、呪文は必要なく何も希望がなければ全部普通で提供されます。しかし、何度が行くうちに、ベタナマ~・ベタカタ~と言っている自分がいたりするのもあるあるです。
店内は、BGMもなく店員さんとはオーダー以外で会話することも特になく、空間全体がただラーメンを美味しく味わうためのものなっていて集中できます。
ラーメンは、思った以上のあっさり系で、味は普通。僕は、普通が一番だと思っています。
元祖長浜屋は、風情や雰囲気、普通の味、そういうのも全部ひっくるめて時々むしょうに行きたくなる、中毒性があるラーメン店なのです。
2. 妙に印象に残る「アブナイ」の看板
麺の硬さを伝えて席に座り、お茶を注ぐか注がないかぐらいの早さでラーメンが到着します。
初めての方が思わず「早っ!!」と言ってしまうのもあるあるのようです。
ここではスピードが命。
もともとは、目の前にある忙しく働く鮮魚市場関係者に向けてスタートした長浜ラーメン店なので、テキパキとした行動が重要です。
店内の名物にもなっている「アブナイ」の看板がそれを物語っています。
歴史背景があってこそのスピード感なのです。そういうことを考えながら、「アブナイ」の看板をみると思いもひとしおです。
3. ヤカンが巨大すぎる
テーブルの上には、紅しょうが、ゴマにコショウと定番のものに加え、湯飲みとひときわ存在感がある巨大なヤカンが置いてあります。
ヤカンの中には、お茶が入っており、セルフでお茶を注ぐシステムです。
しかし、このヤカン巨大がゆえに、お茶を補充されたばかりの時は、その重さに驚くことがあります。プルプルしながらお茶を注いだりするのもあるあるです。
さらに、冷たくもなく熱くもない薄めのお茶…僕は巨大ヤカンとお茶も密かに名物だと思っています。
前述したようにピーク時には、お客さんも多い中、スピード感を保つためにこの大きさになったのかなと思います。
4. ラーメン用のタレをお茶と間違えそうになる
替玉文化の発祥エリアといわれる長浜ラーメン店では、替玉はマストです。元祖長浜屋でも多くのお客さんが当たり前のように替玉をしています。
その時に欠かせないのが、薄くなったスープに継ぎ足すラーメンダレ。元祖長浜屋でも、テーブルの上にタレが置いてあります。
しかし、ここのラーメンダレは、ホーローのポットに入っており初めての方は、お茶と間違えて湯飲みに入れそうになるのもあるあるのようです。
元祖長浜屋では、「巨大ヤカン=お茶」「ホーローポット=ラーメンダレ」です。お間違いなく!
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どこのエリアにも長い間、地域に根差し地元の人に親しまれるソウルフード店はたくさんあります。
僕が時々むしょうに行きたくなる理由は、めちゃくちゃ美味しいとかそういうことではなく、長い歴史の中でお客さんのことを常に想いながら提供してくれる元祖長浜屋に中毒になっているからです。
こちらの外観を目印に
ラーメン550円 (替玉150円)
【元祖長浜屋 (ガンソナガハマヤ)】
■住所: 福岡市中央区長浜2-5-25 [MAP]
■営業時間: 5:00〜25:45
■定休日: 年末年始
■詳細はこちら
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