今回紹介するのは、福岡市博多区にある『本わらび 風の矢』のわらび餅です。
博多駅から徒歩4分の場所にありながら、静かで落ち着いた雰囲気の店内。仕事の合間に、ほっと一息つきたくなりそうな雰囲気です。
店名「風の矢」の由来は、「矢が放たれた瞬間のピンと張り詰めた一瞬の開放感」と、「一度放たれた矢は2度と戻らないと言う潔さ」、「量ではなく1本1本に全霊を込めて放つ」という3つの意味を合わせてつけられたそう。
一度に37個しか製造できないわらび餅
早速、看板商品のわらび餅をご紹介します。
一般的なわらび餅のほとんどは、冷凍解凍品だと言います。また、主原料は加工でんぷんや片栗粉で作られており、値の張る本わらび粉は2〜3%しか使われていない商品が多いんだとか。
風の矢さんのわらび餅は、本わらび粉とわらび餅粉をメインに国内産原料を使用されています。
店内では製造風景もみることができます。とろとろのわらび餅が型に流しこまれていく瞬間をみるのは、気持ちがいい!
鎌倉や京都にあるような、本わらびを100%使用している老舗では、お客様から注文を受けて作り始め、賞味期限が30分のお店もあるとのこと。
風の矢さんでは、持ち帰りをしても楽しめる工夫をし“賞味期限4時間”のおいしいわらび餅を提供しています。
また、手造りのために1度に作れる量は37個と限られており、
店頭では11時・14時・17時の3回で作りたてのわらび餅を販売しています。
きなこやみたらしなど5種類のわらび餅
わらび餅の味展開は5種類。
・黒蜜きなこ(580円)
・深煎り黒きなこ(580円)
・匠みたらし(550円)
・八女抹茶(600円)
・越前黒胡麻大納言(700円)
10cm×8cm×3.5cmの容器に入った、上品な見た目。
黒蜜きなこと深煎り黒きなこは、容器からこぼれそうなほどきなこが入っていました。
こちらは黒蜜きなこの、きなこを詰めている様子。容器のギリギリまできなこが!
こちらは人気の種類の1つ「越前黒胡麻大納言」。
たっぷりの大納言が混ぜ込まれたわらび餅の上には、十勝産のこしあんを絹のような滑らかさに仕上げ、越前産の厳選した黒胡麻を細粉砕し、三温糖で甘さを加えたあんがたっぷりと絞られています。
一口いただくと、トロッとしたわらび餅の中に入った大納言が、程よいアクセントに。わらび餅自体の甘さは控えめで、程よいあんの甘さと黒胡麻の風味が感じられました。
串団子など、わらび餅以外の商品も充実!
店頭ではわらび餅以外にも、串団子や抹茶のシフォンケーキ、金平糖が販売されています。
美味しそうな串団子は、ベースとなるお団子の味が「白雪」と「よもぎ」の2種類。それぞれに4種の味があるので、全部で8種類の味が楽しめます。価格はどれも130円。
・本きなこ
・匠みたらし
・十勝こしあん
・黒胡麻きなこ
他にも、鳴門金時を使用した大学芋(550円)、八女抹茶のシフォンケーキ(450円)、わらび餅ぜんざい(450円)などがありました。
これだけ種類があると迷ってしまいますが、和菓子好きにはたまらないおもたせになりそうですよね。
わらび餅は「賞味期限4時間」のおもたせですから、お近くの方へ差し入れするのが良さそうです。
スタッフさん曰く、現在遠方の方や発送などにも対応できるように模索されている最中だそう。まずはご近所さんと「4時間限定の美味しさ」を楽しみながら、今後の吉報を待ちましょう!
店舗情報
本わらび 風の矢
住所:〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街7−26[map]
電話番号:092-452-3177
営業時間:11:00〜21:00
定休日:無
駐車場:無
公式Instagram:@kazenoya_hkt
https://www.instagram.com/kazenoya_hkt/