福岡市が自治体として初めてアスターネットワークに加入した
福岡市が自治体として初めてアスターネットワーク(Astar Network)の国内コンソーシアム「アスタージャパンラボ(Astar Japan Lab)」へ加入した。
10月に行われたカンファレンス「明星和楽2022」のセッションにおいて、福岡市の高島宗一郎市長が明らかにした。
現在、同コンソーシアムには福岡市に続いて仙台市も参加している。
福岡市はこれまでにもスタートアップ支援やエンジニアの育成に取り組んできており、国内でも有数のスタートアップ都市で、官民共同の創業支援施設「福岡グロースネクスト」 を置き、スタートアップを生み出す取り組みを加速させている。
都心部の再開発を軸に、未来志向の国際金融機能の集積を進めており、特に「資産運用」、「Fintech」、「BCP(事業継続計画)対応」分野を重点的に誘致したいと考えている。
アスタージャパンラボに加わることで、Web3.0分野からも福岡からのグローバルチャレンジの支援を進めていくとのこと。
また、福岡県においても、一般社団法人Fintech(フィンテック)協会と連携協定を結び、フィンテック産業の振興や集積を図り、仮想通貨やクラウドファンディングなどフィンテックを活用した新たな金融サービスの実現を目指している。
アスタージャパンラボ(Astar Japan Lab)とは?
アスタージャパンラボは、日本発のパブリックブロックチェーンであるアスターネットワーク(Astar Network)に関連する組織。
アスターネットワークは日本発のパブリックブロックチェーンであり、異なるブロックチェーン同士を接続することに焦点をおいているポルカドットのパラチェーンの一つ。
渡辺創太氏が代表を務めるStakeTechnologies社が中心となって、開発されており、仮想通貨においては日本人が携わる数少ないプロジェクトである。
アスターネットワークを使い、Web3.0分野における開発やビジネス創出に関わる事業者が日本国内において必要な情報の調査・研究、知見の集約、意見交換を積極的に行い、さらなる発展を目指すためにアスタージャパンラボは設立された。
アスタージャパンラボには、電通、博報堂、日本マイクロソフト、AWS、三菱UFJ信託銀行、SMBC日興証券、ソフトバンク、アクセンチュアなど、アスターと提携している数十社の企業が加わっており、その中に福岡市も加わることとなった。
『フクリパ』もアスタージャパンラボに参加!
福岡で起こっている現象を知り、未来を想像し、思いをめぐらせる「フクリパ」。
「FUKUOKA leap up」を略した媒体名の通り、福岡からのグローバルチャレンジを応援しており、福岡市と同様にアスタージャパンラボにも参加している。
今後は、福岡のWeb3.0に関する記事も本メディアにおいて発信していく予定である。
フクリパ運営会社の株式会社えんメディアネットの坪倉代表は以下のようにコメントしている
アスターネットワークという世界で注目されるプロジェクトでの、福岡市の取り組みに期待していきたい。
関連サイト
アスタージャパンラボ(Astar Japan Lab) https://astar.network/japan/
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