これからの暮らしとお金のはなし

人気インフルエンサーであり、NFTアートのクリエイターでもあるBUSONさんに聞いてみた。いま盛り上がっている「NFTアート」の面白さとは。

ここ半年ほどで世間を賑わせたアート関連のニュースをご存じでしょうか? 例えば、“小学3年生の夏休みの工作に数百万円もの高値が!”とか、“海外セレブが無名の作品を数億ドルで購入”などなど…。芸術の世界では昔から珍しい話ではないのかもしれませんが、昨今のシンデレラストーリーは“NFTアート”と呼ばれる市場で起きているんですって。 そういえば、前回の取材の合間、ファイナンシャルプランナーの坪倉伸一さんもポロリとこんなことを言っていました。「NFTは、インターネット登場以来の衝撃です」と。NFTって、確か仮想通貨的なものでしたよね!?アートとつながることで、芸術分野にも新たな革命が起きているのでしょうか? そこで、今回はNFTに早くから注目し、アート作品の販売から購入まで手がけるアーティストのBUSONさんにお話をお聞きしました。

“NFT”って何?なんでアートに活用できるの?

まずは、「NFT」についての基礎知識をご説明しましょう。これは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略称です。
ネット上では簡単に画像コピーができますよね。でも、NFTのデータには“ブロックチェーン”という技術が用いられているので、複製や改ざんが非常に困難になる。つまり、リアルのアートと同じく、唯一無二の作品として取引できるのです。

ブロックチェーンは端末同士を直接接続して、取引内容を暗号で処理・記録することでデータの同一性を実現している(総務省「ブロックチェーンの概要」より)

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※ブロックチェーン
データの中にそれまでやり取りした履歴を暗号化して記録しておく技術。取引ごとに1ブロックでまとめられ、そのブロックが時系列でつながるチェーン構造になっています。全ての履歴が記録されるので、データを変更すると一目瞭然。金融商品だけではなく、パスポートなどの身分証明書、今までハンコが必要だった契約書など、さまざまな利用が期待されています。
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NFTアートを手に入れるにはどうすればいいの?

真贋が問われるアート作品にとって、唯一性が保証されるNFTはまさに画期的なシステム。では、実際にNFTアートを購入するには、どんな手続きが必要なのでしょうか?

まず最初の一歩として、仮想通貨(暗号資産)をゲットしなければなりません。
よく「ビットコイン」や「イーサリアム」なんて名称を聞いたことがありませんか?その2つは代表的な仮想通貨で、それ以外にも6000種類以上もの銘柄があるんですって。広く流通しているものもあれば、マイナーなものもありますが、まずは、仮想通貨取引所で扱っている銘柄に注目を。お目当てのアート作品がある場合は、NFTプラットフォームで取引されている通貨もチェックしておきましょう。

仮想通貨購入からアートを手に入れるまで、大まかに以下のような流れになります。
①  仮想通貨取引所で仮想通貨購入
②  仮想通貨のwebウォレットを作成、送金
③  NFTプラットフォームを見つけ、webウォレットをつなぐ
④  NFTアートを購入

 

①  仮想通貨取引所で仮想通貨購入

取引所に口座を開設。日本円などを入金し、仮想通貨を購入します。
 

②  仮想通貨のwebウォレットを作成、送金

『MetaMask』などが有名。取引所で購入した仮想通貨をwebウォレットに送金します。別の場所に自分専用のウォレットを設けて、そちらへ移動して保管することも可能です。リスク防止のために複数のウォレットを使い分ける人も。

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※ウォレット
仮想通貨を保管するネット上のお財布です。こちらもさまざまな種類があり、使い方やセキュリティの強度などはそれぞれ異なります。 
参考:コインチェックウェブサイト(https://coincheck.com/ja/article/143)
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③ NFTプラットフォームを見つけ、webウォレットをつなぐ

無事に仮想通貨を購入できたら、NFTプラットフォームを探します。これは、アート作品を扱うマーケットのようなもの。アーティストによって異なるので、扱う場所で選んでもよし、「OpenSea」など大手をのぞいてみるとさまざまな作品に出会うことができますよ。
 

④ NFTアートを購入

購入するとデジタルデータの状態でアートを手に入れることができます。
データは転売も可能なので、投資対象として購入する人も多いそうです。
 
購入する前に一つ頭に入れておきたいのは、購入や売買など取引の際に“ガス代“と呼ばれる手数料がかかること。イーサリアムのブロックチェーンでは、かなり高額になる場合があるので注意が必要です。なんと1,000円分の購入で手数料が5,000円ほどになる場合も!?

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※ガス代
データをブロックチェーンで処理する場合にかかる手数料。NFTの発行時だけではなく、他者へ送ったり受け取ったりする時などにも発生します。
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また、仮想通貨の価値も変動します。1万円で取引した通貨が、翌日には10%下がったり、逆に20%上がったり、そんなことはザラにある状況です。リスクもリターンもしっかりとついてくるので、購入用の資金はしっかり確保して、使いすぎないことが大事です。

クリエイター・BUSONさんに聞く!アーティストからみたNFTアートの面白さってなに?

BUSONさんの作品はNFTプラットフォーム「OpenSea」で販売中。写真はキュートな「CryptoBabyAnimals」
OpenSea『Crypto Baby Animals』

さて、これまでNFTについてざっくりとお伝えしましたが、作品を販売するアーティスト側にはどのような変化がもたらされたのでしょうか?
 
今回取材したBUSONさんは、歴史上の人物をモチーフにしたキャラクター「しきぶちゃん」やYouTubeで展開中の“あるあるネタ”など、多彩な引き出しを持つクリエイター。今では、NFT作品を販売しつつ、他のアーティストの作品の購入もしているそうです。

ー作り手と買い手の両方の気持ちがわかるBUSONさんにとって、NFTアートの魅力って何でしょう?

BUSONさん 

クリエイターとしてのメリットは、今までのリアルな販売よりも幅広い客層に出会えることですね。仮想通貨や新しいものが好きな方、投資対象として購入する方など、購入の目的が多様化しているような気がします。それに、転売される時にも作家に数%の収益がバックされるんですよ。

普通のアートは一度売れたらそこで終わりですもんね。履歴が明らかなブロックチェーンならではの機能だと思います。それに投資目的のお客さんだと取引の金額も大きくなりそうですよね。

BUSONさん 

仮想通貨の市場が伸びているので、金額的な価値観もかなり変わってきます。僕の場合はイーサリアムというブロックチェーンを利用していて、ここで使われている仮想通貨の単価は1イーサなんですね。今、1イーサは30〜40万円なのですが、“1イーサ”と表記するとちょっと安く感じるでしょう。アートが欲しい人にとって一歩踏み出すきっかけにもなるんじゃないかと。

確かに。仮想通貨というワンクッションが入ると、手を出しやすくなるような…。

BUSONさん 

あと、好きな作家さんとダイレクトでつながることができるのも強みだと思います。

ー作家さんと直接やりとりできるんですか?

BUSONさん 

NFTでアート作品を購入した人だけを招待するチャットルームを開設できるんです。そこで次のプロジェクトのお知らせができたり、普通に会話ができたり、ファンの方と一緒に盛り上がれるんです。買って終わりではないんですよね。

SNSのような使い方もできるんですね。それなら投資目的で入った方にも、作家さんのことを知ってもらいやすいと。

BUSONさん 

直接対面して販売しなくても、作り手も買い手もより深くつながることができるのではないでしょうか。

NFTアートへの挑戦で見えたのは、無限に広がる可能性


しきぶちゃんによる共感度100%のあるあるネタは必見

NFTはモノを買う側にとってもメリットは大きいと思うのですが、“無名の作品が高額で売れた”みたいなことも起きやすいのでしょうか?

BUSONさん 

どんな人でも手軽に作品を販売できるようになりましたが、今話題になっている小学生の絵と同じようなことやってももう売れないと思うんです。それよりも、クリエイターとして活動してきた人が市場を広げるためにNFTに参入。そこで脚光を浴びているケースが多いという印象ですねそれまでの作家としての実績やSNSなどでの活動内容があればNFTでも強いなと思います

買い手側もなんでもいいわけではなく、一般の市場と同じく価値をしっかり判断して購入されているんですね。そもそも、BUSONさんはどうしてNFTに参入されたんですか?

BUSONさん 

昨年の7月くらいに企業からNFTの作品を出しませんかと提案があったんです。でも、最初は全然売れなかった。その後にSNSで情報を集めたり、実際に自分でも購入してみたり、試行錯誤していたら売れるようになりましたね。

ーNFTの前から、TwitterやInstagramなどSNSでも多くのフォロワーがいらっしゃいましたよね。知名度が高いBUSONさんでも最初は苦戦されていたとは。やはり、今までの市場とは環境が違うのでしょうか。軌道に乗り始めたのは何かきっかけがあるんですか?

BUSONさん 

その当時NFTアートで影響力のある人に、僕の作品が目に留まるように工夫しました。ちょっとしたマーケティングですよね。

NFTに進出して、ご自身の活動に変化はありましたか?表現方法やキャラクターなどもNFT用に変えたとか?

BUSONさん 

制作面では大きく変わったことはないですね。イベントでの対面販売もやりますし、YouTubeなどの活動も続けています。NFTはあくまでも販売方法の一つなんです。
ただ、今のNFTには面白いプロジェクトがゴロゴロしているんです。例えばアートを買った人には自作の野菜をつけますとか、海外ではお姉さんが瓶に詰めたオナラを販売するなんてのもある。法律や規制がまだはっきり定まっていない“初期のYouTube”みたいでしょう。素人が面白い動画をアップして有名になるみたいな。その未知数な部分に将来性を感じているんですよ。

あの“なんでもあり感”ですね。ということは、NFTはまだ黎明期ということでしょうか。

BUSONさん 

今はまだNFTをやっている人は少数ですが、メジャーに変わるタイミングは近々やってくると思います。今のうちに売る側でも買う側でも体験しておくと面白いですよ。

 

“しきぶちゃん”がいろんな場所に登場!?BUSONさんの次なる作戦とは?

BUSONさんは、これからNFTの市場でどんなことをやろうと考えていらっしゃるんですか?

BUSONさん 

NFTにキャラクターを持ってきたいですね。既に人気のあるキャラクターを商用利用できる形で、手頃な価格でNFTアートとして販売するとか。くまモンみたいに、いろんな商品に使ってもらったら面白そうでしょう

既に人気のあるキャラクターならめちゃくちゃ売れるんじゃないですか!?大量に商品化されてもいいのでしょうか?

BUSONさん 

商用利用を許可したら、購入した方はそれぞれ価値が出る使い道を考えるでしょう。それって、その人がキャラクターのサポーターになってくれているってことなんですよ。NFTを通じて応援団ができると思うと、大きな影響力が出てくるのではと。そこから絵を購入したいとか、新しい展開も生まれてくるでしょうし。

なんでもありのNFTだからこそ、いろんな方向性が考えられますね。

1月22日(土)~1月31日(月)に博多マルイでイベントを開催

BUSONさんは1月22日(土)~1月31日(月)に博多マルイでイベントを開催されるそうですね。
会場では、NFTアートも登場するのでしょうか?

BUSONさん 

はい。NFTに出品しているアートをモニターで触れられるようにしています

ーNFTの入り口を体感できるような展示もあるんですね!みなさんも、まずはイベント会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

■イベント詳細■ ※終了しました。
「BUSONのニヤッと笑える【しきぶちゃんのおみせ】」
開催期間:2022年1月22日(土)~1月31日(月)
開催場所:博多マルイ 5Fイベントスペース
営業時間:10:00~21:00
https://www.0101.co.jp/090/store-info/fair.html?article_id=42319&from=01_pc_st090_top_news-topics

SNS上で活躍中のイラストレーター、BUSONのニヤッと笑える【しきぶちゃんのおみせ】がマルイで開催! 『ポジティブしきぶちゃん』の描き下ろしイラストを使用した「アクリルフィギュアスタンド」や「ランチトートバッグ」など多数アイテムが登場! 2021年11月5日(金)より神戸マルイ、有楽町マルイ、博多マルイ、マルイのネット通販「マルイノアニメ オンライン」にて順次販売となります。

仮想通貨やNFTなんて、きっと難しいだろうと怖気付いていた私。でも、BUSONさんが仮想通貨の変動に一喜一憂されている様子をみると、すごく楽しそうなんですよね。その姿は、YouTubeどころか、ネットが普及し始めた時代を思い出させます。みんなが手探りで面白いことを見つけようとしていた、あの頃の空気感。そのワクワクが味わえるのが、NFTの最大の魅力なのかもしれません。
ちなみに、これから認知度をアップしたいNFT界隈では、「エアドロップ」など、初心者向けのサービスが増えるとも予想されています。
まさに、乗っかるなら今!是非挑戦してみませんか?

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※エアドロップ
仮想通貨取引所のイベント。特定の通貨を購入するなどの条件を満たせば無料で仮想通貨を受け取ることができます。
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■BUSON
多彩な職業を経て、ライブドアブログの漫画ブロガー、イラストレーターとしてデビュー。現在は漫画「超現代風源氏物語」やYouTube動画「あるある」シリーズなど、「ニヤッと笑える」を合言葉にしたイラストワークをメインに展開。
https://www.buson2025.com

NFTアートはこちら
Buy①https://opensea.io/collection/cryptobabyanimals
② http://foundation.app/@buson2025

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ライター
大内 理加
壱岐出身。福岡市内の編集制作会社を経てライターとして独立。現在は、福岡のweb、紙媒体を中心に食、カルチャー、地域活性など、ジャンルを問わずに執筆しています。趣味は、街ぶらと1人旅。妖怪と忍者、サメ・ワニ映画などのワードに飛びつく癖がありますが、話し出すと大体苦笑いに終わります。

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