1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

連載99回目だから「白浜」【福岡市東区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載99回目は、福岡市東区にある「白浜(しらはま)」バス停をご紹介します。

今回の主役は「白浜」バス停

 

連載99回目なので、月並みに白浜です、と撮影に行く前に妻に話しましたが、分かってもらえませんでした。

 

 

郊外に向けて、路線が多数分岐しています。

 

 

時刻表も充実しています。

 

 

都心方面のバス停には、

 

 

天神と大濠公園ゆきがたくさんです。 

 

 

下道経由と都市高速経由が選べます。

 

 

 

JR香椎線、鹿児島本線、バスの共演

 

バス停のすぐ脇に、JR香椎線の高架橋が鎮座しており、

 

 

バス通りに沿って、鹿児島本線の線路が並走しています。

 

 

高架を駆ける香椎線の「DENCHA」※

 

※DENCHA(DUAL ENERGY CHARGE TRAIN):大容量の蓄電池を搭載した国内初の交流電化方式の架線式蓄電池電車で、2016年10月より筑豊本線(若松線:若松~折尾間)を中心に営業運転を開始。架線のある区間では従来の電車と同様に走行し、架線のない区間では蓄電池に充電した電力にて走行するため、従来の気動車と比べてエネルギー使用量(原油換算)及びCO2排出量が大幅に削減されるほか、エンジンを搭載しないため車両からの排ガスの排出がない。エコでスマートな「人と地球の未来にやさしい」次世代の車両。
出典:JR九州 環境報告2018|https://www.jrkyushu.co.jp/company/esg/environment/report/effort3.html

 

 

鹿児島本線の電車

 

 

都心方面のバス停に停車するバス

 

 

高架橋をくぐる姿もよいですね

 

 

郊外に向かうバスの後ろ姿も捨てがたい

 

ということで、全部が一緒に写りこむタイミングって、何日くらい佇んだらチャンスを得られるものでしょうか。誰か試していただけませんか(コラ

 

 

 

話は大きく変わって、まだ小学校にも入っていないころ、京都と大阪の府境にある山崎という地域の風景が載っている絵本を見て、衝撃を受けました。ここは北西と南東から山が迫っていて、間で桂川と宇治川と木津川が合流して淀川になる場所で、京都と大阪を往来する場合に、必ず通過せねばならない要衝です。そのため、名神高速道路と、新幹線と、阪急電車とJR(当時は国鉄)と国道が狭い地域に密集しています、その風景画が絵本に載っていたのです。

 

ここ白浜も、バスと列車が全部そろえば、同じような光景が見られるのではないかと思いつつ、百から一を抜くと白なので、99回目の記事は白浜でした。

 

 

幼いころから嗜好が変わらないまま、この連載も次回で100回目を迎えます。

皆様のご愛顧に感謝です。

 

 

 

基本情報

バス停名:白浜(しらはま)

・住所:〒811-0202 福岡県福岡市東区和白2丁目1 [map]

・天神からの行き方例:

「天神中央郵便局前(18:東向き)(18Aのりば)」から、21A 都市高 雁の巣レクレーションセンターゆきに乗車。約23分、550円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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