パンオタクが選ぶ福岡パン

ストーリーに想いを馳せたいパン屋さん。「in the time」【福岡県早良区】

福岡で10年以上パンブログを続け、2020年には城南区別府にパン喫茶をオープンさせた「pantiki」さん。毎日をリープアップしてくれる福岡のパンを、「ひとぱん入魂」の気持ちで1つずつご紹介いただくこちらの連載。87回目の今回は、福岡県早良区にあるin the time(インザタイム)の「バゲット」と「ロブロ」です。

おnewなお店にも、行かなきゃね。

とは、思いつつ。

 

オープンされたばかりのオシャレなお店たちは、きっと若者やパン好きな人々で溢れかえっているに違いない、、、という、勝手な(いや、意外と合ってる気もする)思い込みにより、敬遠しがち。

歳をとったなぁ、、と思う瞬間でもあります。

 

特に、天神・博多界隈は、

旅行客の方も多い

今や、パン屋さんが「旅の目的地」になってるんですね!

 

そんな筆者でも、ふと、伺いたくなる新店、がございます。

その理由や動機は、とても曖昧で。

ビビビッときた、としか言いようがないのです(聖子ちゃん世代のword

 

 

 

早良区にオープンした新店へ

in the time さん。

今回の理由のひとつには、早良区小田部、という立地もあるかと思います。福岡の中心部や繁華街の新店は、ほんっと〜に長い列が出来ていて、早い時間に売り切れていたりする。ですがこの辺りは、そんなにごった返すイメージが筆者にはなく、折しも、近隣の方々に愛されていたパン屋さんが閉店してしまって「パン屋さんロス」になられている方々も多いと聞く。

 

そういう場所に作って下さった新店、パン好き仲間たちと「行ってみたいね」という話しも盛り上がり、、、オープンされて2週間くらいの時に伺いました。

 

 

到着すると、

ああ、この場所!と

少し馴染みのある場所が変わっていることに、まずは驚く。

この辺りの方にはお馴染みの、たまごの殻に入ったプリンが人気のケーキ屋さんのお隣

 

グレーの控えめな看板がシンプルで素敵。やはり、次々とお客様も入って行かれますが、お昼はとうに過ぎた時間帯ということもあり、行列までは出来ておらずホッとしました。

 

そういう時間帯と言うことは、パンがほとんど売れてしまっている、ということでもあるのだけれど。お目当てのパンは残ってくれていましたし、逆に沢山残っていたら、どれにしようか選べない〜となるので、不幸中の幸い、という言葉を使ってよいと思われます。

 

 

 

シンプルな店内に、シンプルなパンが映えます。パンが美味しく見える、しかも見やすい配置になさっているようにも感じます。

 

 

 

そのグレーの壁が絵画の額であるかのように、清々しく立っていたバゲット

 

これ、食べたいな!速攻でトレーに置きました。数々の有名店で研鑽を積まれた店主さんとお聞きしており、そういう方ならばぜひ、まずはバゲットをー!とも思っていた次第也。

 

 

そして、もうひとつ購入したのは「ロブロ」。先日、ロジウラベーカリーさんのコラムでもご紹介した、パン界のニューウェーブと呼んでも良いであろう、注目株のパンです!

 

>>福岡で愛され続けて6周年。ロジウラベーカリー黒門店【福岡県中央区】

 

ですがまだまだ、認知度は低く、お!ロブロがある!と手に取るのは、一部のマニアさんか、ロブロ発祥の地であるデンマーク周辺のご出身の方か、、、でしょうか。そんなロブロが、オープンしたての新店にあるとはー!!!嬉しくなって、ついつい購入。

 

 

ミチミチミチ、、、ッとした生地の密度と重量感が、カットする時にもナイフから伝わってきます。口に含むと、モロッと崩れるように解けて行き、ムギりムギり、、、と噛み締める。

 

酵母の酸味とライ麦の旨みが滲み出てくるので、ロブロは薄切りにして、上に少し油脂感のあるもの(アボカドとかサーモンとか)を、のせて食べるのが個人的には気に入っております(^^)

 

 

 

パン屋さんとストーリー

そして、in the time さんのショップカードには、店名の下に、bread&story と書かれています。これもビビビッ、ときた理由のひとつ。パンとそれに纏わるストーリー。

 

私のパンに向き合う時の心構えと申しますか、自分なりの「パン道(どう)」というのがあるとすれば、まず、この言葉を用いているのです。

 

バターでも、ジャムでもなく、1番のパンのお供は、ストーリーだった

 

これは、個人ブログのTOPに、数年書き続けている言葉です。

 

どんな人が、どんな想いで作ってくれたのか。また、その材料である粉たちは、どこで誰が育ててくださっているのか。たったひとつのパンでも、それを手にした時に、その背景にあるストーリーを少しでも知ることが出来たらその美味しさは、確実に変わっていきますし、愛おしさや大切に頂こうという気持ちも生まれてくる。また、それを食べたことによって生まれてくるストーリーもあるでしょう。

 

こんなパンを焼きたい!とパン屋さんを志すようになったり、野菜のサンドイッチが美味しくて、嫌いなお野菜が食べられるようになったお子さんがいたり、と。ストーリーを知ることで価値観が変わる。これはパンに限ったことではなく、身の回りの全てのもの、こと、に当てはまるのかもしれませんね。

 

 

と、筆者の『bread&story 論』をつらつらと書いてしまったのですが、、、

店主さまがどのようなお気持ちで、この言葉を使われたのかは、これからのin the timeさんに通い続けるようになったらわかる。それも、storyなのかもしれません。

 

 

 

店舗情報

in the time (インザタイム)

住所:〒814-0032 福岡県福岡市早良区小田部7丁目20-7 [map]

営業時間:10:00~17:00(売切次第閉店)

定休日:日曜、月曜(不定休あり)※詳しくはInstagramをご確認ください

駐車場:あり

Instagram : @inthetime.bread

 

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パンブロガー
pantiki
福岡在住。色々なパンを食べ歩き、「ひとパン入魂」を心に紹介するパンブログを10年以上運営。2020年には福岡市城南区別府に、ブログを三次元化させたパン喫茶「kissaten ぱんフレット。」をオープン。オリジナルのメニューの提供のほか、ロスになる前のパンにアレンジを加え、ストーリーと一緒に味わってもらう「パンのバトン活動」を続けている。

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