築50年以上の建物をリノベーションした古民家カフェ「ラトリエノスタルジー」【福岡市東区】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡や福岡近郊にある「レトロを感じられる喫茶店」や個性的な喫茶店・カフェをご紹介しています。

JR香椎駅からわずか徒歩3分の住宅街にある「ラトリエ ノスタルジー」

 

今回ご紹介する「ラトリエ ノスタルジー」の場所は福岡市東区香椎駅東。

まずは最寄駅であるJR香椎駅からのアクセス方法をご紹介します。

 

 

香椎駅の改札口を背にして、まずは左手に向かいましょう。

 

 

すると駅直結の商業施設「えきマチ1丁目」があり、そのまま通路を直進していくと、先に階段が見えてきます。

 

 

階段を登ると、香椎駅の裏手に繋がる歩道橋になっています。そのまま直進しましょう。

 

 

駅の裏手が見えてきました。そのまま階段を降りていきます。

 

 

階段を降りきると駅の裏手の住宅地に出ます。

道路の右側を見ると、パラソルが置かれた石垣の民家が見えます。ここが今回ご紹介する「ラトリエ ノスタルジー」です。

 

車で行かれる方は近くにコインパーキングがありますが、この界隈の道幅はとても狭いので、運転に自信がある方以外は電車でのアクセスをおすすめします。

 

 

築50年以上のおばあさまの自宅をリノベーションした空間

 

こちらがお店の全景です。古き良き時代の瓦葺きの日本家屋そのままの佇まいです。

 

 

建物を囲う石垣の奥には、古めかしい大きな石灯籠が据えられています。

 

 

こちらは風情のある石畳の階段。先ほどの石灯籠や瓦屋根と相まって、昔ながらの日本家屋らしい懐かしさを感じさせてくれます。

 

 

また、エントランスにはウッドデッキのテラス席も完備されています。

 

 

取っ手に装飾が施されたレトロなガラスの引き戸が入り口となります。さて、中へと入ってみましょう。

 

 

店内は横長の構造になっており、入り口正面には5脚のスツールが並ぶカウンター席があります。

 

 

カウンターの上部はサインボードになっており、様々なメニュー名が描かれています。その奥で業務にいそしんでいるのが、店主の郡嶋(ぐんじま)ご夫妻です。

 

 

さらに奥へと進むと、アンティークなインテリアが並ぶカフェスペースが現れます。壁面はカラフルなウッドモザイクタイルで彩られており、センスの良い空間に仕上がっています。

 

 

テーブル席に座り窓に目を向けると、ガラス越しにテラス席と香椎の街の何気ない日常風景を眺めることができます。夜になるとさらにムーディーな雰囲気が楽しめそうです。

 

 

築50年以上の古民家のテイストに合うように、インテリアや雑貨などもアンティーク調でコーディネートされています。こちらの年代物の壁掛け時計もノスタルジックです。

 

 

アンティーク調の家具が多い中、こちらのテーブルは新品で購入したものを、店主自らがオイルステインを塗ってビンテージ風にリメイクしたんだそう。

このように店内の随所に店主のこだわりが感じられます。

 

 

また、店内の所々には地元・福岡出身のイラストレーター「ざしきわらし」さんの作品が展示されています。

元々、ざしきわらしさんのファンだった店主が友人を通じてざしきわらしさんを紹介され、それを機にイラストをお店に飾るようになったんだとか。

ちなみに展示されているイラストは購入することもできるそうですよ。

 

 

ラトリエ ノスタルジーのオープンに至るまで

ラトリエ ノスタルジー店主の郡嶋極さんと美貴子さんご夫妻。

 

「ラトリエ ノスタルジー」を営むのは郡嶋極(ぐんじま きわむ)さん・美貴子さんご夫妻。

 

夫の極さんは地元である福岡市東区のご出身。製菓学校を卒業後は、博多区の複合施設「博多リバレイン」内にある高級ホテル「ホテルオークラ」に就職され、パティシエとして8年間勤務されました。

その後、中央区の人気カフェ「コーデュロイカフェ」に転職。ちょうどその頃に奥様の美貴子さんと出会い、ご結婚されました。

そして極さんが33歳になった時に独立開業を決意。

お店の物件を探している際、極さんの祖母が暮らしていた民家が空き家になっていることを知り、この場所で開業することになったそうです。

築50年以上の民家の風合いを活かしつつリノベーションを行い、2016年5月に「ラトリエ ノスタルジー」をオープンされました。

 

店名の「ラトリエ」とはフランス語で「アトリエ・工房」を意味する言葉。手作りにこだわったメニューを作り出す場所という思いを込めて名付けたそうです。

そんな「ラトリエ ノスタルジー」も、今年で10年目に突入。近場の香椎近郊の方から、SNSを見て遠方からやってくる方まで、多くの人々に愛される存在になりました。

 

 

なお、店内の一角には郡嶋さんのホテルオークラ勤務時代の写真も飾られていました。

写真中央の男性が店主の郡嶋さんです。

 

 

元パティシエ店主による絶品スイーツとバラエティに富んだメニュー構成

 

それではメニューをみてみましょう。

ラトリエ ノスタルジーの看板メニューと言えば、なんといってもスイーツ。

人気の皿盛りデザートや自家製のクラフトアイスクリームなど、元パティシエの郡嶋さんによるこだわりのスイーツの数々が楽しめます。

 

 

スイーツのみならず、7種類のパスタやサンドイッチ、クロックムッシュ、キッシュといったフードメニューも充実しています。

オプションでドリンクやデザートなどのセットメニューが楽しめるのもうれしいところ。

 

 

ドリンクメニューはコーヒーや紅茶、自家製ジンジャーエールといったものから、ワインやカクテルといったアルコールメニューも豊富に揃っています。

 

 

今回は店主おすすめの「クラフトアイス3種盛り&季節のフルーツ(1,540円)」「ノスタルジーブレンド(600円)」をオーダーしてみました。

大きな器の中には、たっぷりのアイスクリームと美味しそうなフルーツがぎっしり!

 

 

クラフトアイスは滑らかな舌触りと濃厚な味わいが特徴。なお、3種類のアイスは常時5〜6種類の中からチョイスできます。今回いただいたのはバニラとピスタチオとフランボワーズ。それぞれ味に個性があるので、ちょっとずつ食べ比べながら味わってみることをおすすめします。

ちなみに季節のフルーツはパイナップルとぶどうと無花果でした。

 

 

ノスタルジーブレンドコーヒーはハンドドリップで抽出するスタイル。コーヒー豆は天神北にある人気コーヒーショップ「コネクトコーヒー」の焙煎によるオリジナルブレンド。すっきりとした味わいで、スイーツとの相性も良い一杯です。

 

 

ということで、今回はJR香椎駅そばにある古民家カフェ「ラトリエ ノスタルジー」をご紹介させていただきました。

ここ数年、香椎駅界隈は大規模な再開発が進み、昔ながらの建物は随分少なくなってしまいましたが、この「ラトリエ ノスタルジー」に一歩足を踏み入れると、古き良き時代の面影をきっと感じられると思います。

美味しいメニューとともに、ノスタルジックなひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

【ラトリエ ノスタルジー】
■住所:福岡市東区香椎駅東1-4-1
■アクセス:JR鹿児島本線「香椎駅」から徒歩約3分
■営業時間:12:00〜23:00(金・土曜は25:00まで、日曜は22:00まで営業)
■定休日:月曜(祝日の場合は12:00〜18:00営業、翌火曜休)・不定休
■TEL:092-662-2344
■Instagram:@lateliernostalgie/

 

 


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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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