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パンオタクが選ぶ福岡パン

これは「生ピッツァ」と呼べるかも?ピッツァ アル ターイオの「ラリアーノ」【福岡市西区】

福岡で10年以上パンブログを続け、2020年には城南区別府にパン喫茶をオープンさせた「pantiki」さん。毎日をリープアップしてくれる福岡のパンを、「ひとぱん入魂」の気持ちで1つずつご紹介いただくこちらの連載。81回目の今回は、福岡市西区にあるピッツァ アルターイオ本店です。

イタリアのパンも販売するピッツァ専門店へ

こんにちは。

暑い日が続いておりますが、皆様、お元気でいらっしゃいますか?そして、パンは召し上がっていらっしゃいますか?

 

猛暑が続くと、パンが売れなくなる、、、というのが、パン屋さんの悩みの種だそうです。筆者は春夏秋冬、エブリデイパン食!なので、そんなに「パン欲」を暑さ寒さに左右されることはないのですが。確かに、こう暑い日が続くと、お蕎麦やお素麺をチュルチュルっといきたくなる気持ちもすごーくわかります!が、熱いオーブンの前で作業をしながら頑張るパン屋さんのためにも、皆様、パンもぜひぜひ、召し上がってくださいませー

 

涼しいお部屋の中で、サンドイッチランチも、良いものですよ(^^)

 

 

さてさて。

前回のcodomodoさんの記事の中で、「お惣菜系のパンをあまり買いません」と書いていました。

※何度も、しかも長々と(すみません)自身の嗜好を述べさせて頂くのもなんなので、気になる方はそちらをご一読頂けますと幸いです、、、

 

>>前回はこちら:「甘すぎない」のが嬉しいベーグル専門店 codomodo【福岡市中央区】

 

そんな、わがまま極まりない嗜好の筆者ですが、そんな私にうってつけのお店に、あの記事を書いた直後に出会えた奇跡。

 

 

ピッツァ アル ターイオさん。

codomodoさんと同じく、ワンビルに出店なさっているのですが、伺ったのは西区福重にある製造&直売所

 

以前、六本松にお店を持たれていた時に(そちらを閉められてワンビルに出店されたようです)何度かいただいたことがあり、気軽に本格的なピッツァがいただけるのは、有難いなぁと思っておりました。

 

こだわりのピザ生地は、イタリアの各地方に行かれた経験のあるシェフが、各所で学んだ秘伝の製法に改良を重ね、創業260年の「田中製粉」福岡県八女産石臼挽き小麦を使用、18時間かけて作り上げた加水率90%の生地を実現。「ぱりっ。ふわっ。もちっ」とした絶妙な食感です。

↑↑HPよりお借りしました)

 

そんなこだわりのピザ生地を焼かれるお店が、ななななーんと!製造直売所にて、イタリアのパンも販売しているという、、、それは行かねばならぬ、行かぬ理由がございません!!

 

馳せ参じた西区福重の店舗は、室見川沿い。以前、違うパン屋さんがあったところだなぁ、、、と筆者的には懐かしくも感じる場所。

 

店内には、ピッツァやパスタソース、ドリンクも販売されていますね。それになんとデリの詰め放題があるーー♪しかも、このデリを購入するとパンが割引になるという夢のようなシステム、、、

 

いやもうこれは、セットで買うしかないでしょう。

 

 

でもね、あまり馴染みのない名前の、イタリアパンたち。どういうパンなんですかー?なんてスタッフさんとお話ししてたら、奥からオーナーさんまで出てきてくださって、、、(お忙しいのにすみません汗)

 

イタリアのパンは、ビガ種を作って一晩おいて、翌日小麦を使った本捏ね生地を混ぜていくんですよー、、、と、楽しそうに、嬉しそうに話してくださるお姿は、日本の方なんですけども、なんだか陽気なイタリアのシェフとお話してるみたいで、こちらも楽しくなってくる!ピッツァが、イタリアのパンが、そしてイタリアが、お好きなんだなぁとしみじみ伝わってくる方でした。

 

 

そんな方のお店のパン、そしてデリ。もう食べる前から「美味しいに決まってる」と確信してしまっている。やっぱり作り手さんとの会話って大事だなぁと感じます、しみじみ。

 

 

 

ヴォーノ!と叫びたくなる「ラリアーノ」

で、実食。

まずは、ラリアーノ。イタリアの地方の名前がついたパン。バゲットのように見えたそれは、クラスト(外皮)はバゲットのようには硬くなく、薄めの皮がパリッと張った感じ。

 

 

クラム(内生地)はしっとりと水分を湛えモッチモチ!このモチモチ具合、高加水でも、ちゃんと密度のある「ムッチリ」と力強いもので、噛み締め甲斐があります。この食感を味わうべく、特に購入当日は、スライス後に焼き戻さず「生食」でいただきたい。

 

やや強めの塩梅なので、オリーブオイルに浸すだけで、ヴォーノ!と叫びたくなる美味しさ。これに、セット購入したキノコのバルサミコマリネをのせて食べると、、、

 

いやもう、ピザ屋さんなのに失礼ながら、ピッツァより好きかもしれない何か、が出来上がってしまいましたよ。

 

 

バルサミコなので、酸味が尖っておらず、優しいマリネ。ですので、お好みでパルメザンチーズをかけたり、辛味オイルなどを垂らしたりすると、、、これまたヴォーノ!!と叫びたくなる美味しさです。(イタリア語はヴォーノしか知らない疑惑)

 

『生ドーナツ』というwordがあるのなら、こちらは『生ピッツァ』と呼んでもいいかもしれませんよ。しっとりムッチリの、焼き戻していない生地で作った、アズユーライクな生ピッツァ。具材の旨みやソース類も、パンの気泡から染み込んで、、、新しいピッツァの世界が広がったようにさえ感じました。

 

 

そうなのですよ、冒頭で申した、筆者の嗜好。めちゃめちゃ端折って申し上げますと、自分の好みの「タイミング・温度塩梅具の量」で、パンにはおかずを合わせたい。だから最初からお惣菜が乗ってるパンはあまり買わない、という、、、

 

わがまま極まりない嗜好にどハマりする、そんなお惣菜パンを、こちらのお店に行きさえすれば、作れちゃうというわけです!拍手!!

 

 

 

美味しさが三者三様の小さなパンたち

小型のパンたちも、柔らかめのパンからだんだんハード目、の順に(右から順に)並んでいました。

 

 

1番柔らかく、オリーブオイルがたっぷりのフォカッチャは、内側に気泡も沢山あり、とても食べやすく、ムチムチしっとり。

 

 

真ん中のロゼッタは、薔薇という意味のお名前通り、専用のロゼッタ型で薔薇の形を模したパン。焼き戻すと、パリッカリッとなる軽やかな表面と、しっとりした内生地。ラリアーノを小さくして外皮をカリカリにした、ようなイメージでいただけます(^^)

 

 

1番左のチャバッタは、この3つの中では1番噛み締め甲斐のあるものです。前出2つは、サンドにも使えるけれど、こちらはスープなどに添えるのが最適解のようにも感じます。かと言って硬いカンパーニュほどではないので、食べやすさも勿論あり。三者三様の良さと美味しさを堪能させていただきました(^^)

 

 

自分好みのパンとお惣菜を買って、サンドを作るもよし。プロが作ったピザを買いに行くもよし。

木の葉モール行くついでに寄れるのも、ご家族連れには嬉しいですね

 

 

 

店舗情報

ピッツァ アル ターイオ本店

住所:〒819-0022 福岡県福岡市西区福重1丁目18-10 [map]

営業時間:10:0016:00

定休日:土日

駐車場:あり(6台)

HP:https://pizza-ar-taio.com/news%e3%83%bbcampaign.html

Instagram:@pizza_artaio

 

 

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パンブロガー
pantiki
福岡在住。色々なパンを食べ歩き、「ひとパン入魂」を心に紹介するパンブログを10年以上運営。2020年には福岡市城南区別府に、ブログを三次元化させたパン喫茶「kissaten ぱんフレット。」をオープン。オリジナルのメニューの提供のほか、ロスになる前のパンにアレンジを加え、ストーリーと一緒に味わってもらう「パンのバトン活動」を続けている。

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