パンオタクが選ぶ福岡パン

たっぷりバターがジュワリ。ヒッポー製パン所の「塩パン」<後編>【福岡市西区】

福岡で10年以上パンブログを続け、2020年には城南区別府にパン喫茶をオープンさせた「pantiki」さん。毎日をリープアップしてくれる福岡のパンを、「ひとぱん入魂」の気持ちで1つずつご紹介いただくこちらの連載。69回目の今回は、前回に続いて福岡市西区にある、ヒッポー製パン所(ひっぽーせいぱんじょ)さんです。

塩パンのリベイクに再挑戦

このコラムでは初の、二話にわたってお届けしております、ヒッポー製パン所さんの塩パン

ひとえに私が、パンオタの風上にもおけぬ失態&失敗をしてしまったからなのですが
(第一話をご参照くださいm(_ _)m

 

噛むほど広がる「発酵」の風味。ヒッポー製パン所の「塩パン」<前編>【福岡市西区】

 


保険をかけて二つ買っていたのが功を奏して(違うだろ!)(これも第一話をご参照、、、)

 

無事に?塩パンを美味しく焼き戻し、食すことが叶いました。
いや、正確には「焼き戻し」ではなくて、レンジを使って少し「温める」程度が、このパンには最適かもしれない、という発見込みで。

 

 

その時私は、緊張していた。

もう失敗は許されない。

ヒッポーさんの塩パン大好きっ子な友人からも「とにかくバターたっぷりなのよー!」と聞いていたのに、黒焦げに焼き戻してしまうという。

作り手さんにもパンにも申し開きのできない結末には、もう、決して、してはならない。

しかしながら。

個人的に塩パン含め、バターを多用するパンは「ある程度温かい方がうまい」と思っており、焼き戻しは必須と考えております。

 

それはやはり、
バターの風味が昇り立つことで、味覚のみならず嗅覚でも「美味しさを感じやすく」なるのと、
バターがとろけたり、クロワッサン等は、温められた後少し時間をおくことによって、生地がカリッパリッ!とすることで「焼きたての時の再現」が出来る、というのが理由です。


加えて、こちらの塩パンは、前回の学びとして、世に散見する「何度か織り込まれた層がある塩パン」とは違う、ということも分かっております。


あの空洞と断面から察するに、
むっちり、みっちり、の密度がある生地に
ドドーンと多量のバターを丸めて入れました!

 

そう、筆者的には「あんぱん」のイメージ。そのくらいの斬新さ、ダイナミックさ。

 

なので、トースト回避。
かるーく、数秒、生地を温める程度にレンジでチン!することにしました。

 

するとすると、、、
まず、生地の発酵感!これも際立つ!
ほわっと、蒸された感じの生地。
発酵機から立ち上る湯気のように酵母の香りが鼻腔へと、、、

うーん堪らん!そして、かじり付きたい気持ちを抑えてカットしますよ、断面ショー!!

 


さすれば、ほーらやっぱり、前回は出会えなかったですね、ほんとうにごめんなさいね、こんなにジュンワリたっぷり、あなたは巻き込まれていたのですね、バター様。

ご覧くださいこのジュワリと沸るバターと、それが染み込む魅惑の生地。

口に含むと、生地の粉甘さと、発酵の「酒粕」のようなかおり、バターのこっくりとした油脂感と甘味。
そして、それをまとめる塩気。
これぞ塩パンの醍醐味也!!!!

 

はぁ、、、
二部作に渡りまして、引き延ばしてきたこの塩パンの感想。
ようやく申し上げることができます。

 

この塩パンは、うまーーーい!!!

 

普通の塩パン好きさんにはもちろん、
生地を味わいたい方、噛み締めたい方、バターをもっと欲している方に胸を張ってオススメできます。must buyだと。

 

 

 

お店の懐の深さを感じる「クリームパン」と「栗ワッサン」

そして、この生地感はクリームパンにもちゃんと活かされており。

 

 

手作り感のある、ちゃんと「たまごと牛乳からできてるなぁ」とほっこりするカスタードを包み込むのは、やはりみっちりと、噛み締め甲斐のある生地なのです。
生地もカスタードも、両方しっかり満喫出来ます。

 

そしてそして、
季節限定と思われる「栗ワッサン」も食べたのですが、そこで思うのは、こちらのお店は、みっちりと噛み締める生地のみならず、こういうサクサク折り込み系もお得意なのか、凄っ、、、
ということでした。

 


なんとも、色んな意味で懐が深いパン屋さんであることよ。

 

次回訪問する際は、バゲット。
これはもう決めております。
素朴系生地、折り込み系生地、が美味しいお店のバゲット。
食べずにはいられませぬ。

 

そしてその時に、おそるおそる(!?

ヒッポーカットをお願いしてみようと目論んでおります。

 

 

 

店舗情報

ヒッポー製パン所(ひっぽーせいぱんじょ)

住所:〒819-0168 福岡県福岡市西区今宿駅前1丁目11−8 [map]

営業時間:7:00〜16:00(売り切れ次第終了)

定休日:月・火曜日

駐車場:有り

Instagram:@hippo__bakery

https://www.instagram.com/hippo__bakery/

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パンブロガー
pantiki
福岡在住。色々なパンを食べ歩き、「ひとパン入魂」を心に紹介するパンブログを10年以上運営。2020年には福岡市城南区別府に、ブログを三次元化させたパン喫茶「kissaten ぱんフレット。」をオープン。オリジナルのメニューの提供のほか、ロスになる前のパンにアレンジを加え、ストーリーと一緒に味わってもらう「パンのバトン活動」を続けている。

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