九大学研都市駅そばにある、サイフォンコーヒーと音楽の店「ゆうきの木」の看板メニューは「梅ヶ枝餅サンド」!?【福岡市西区西都】
筑肥線・九大学研都市駅に隣接するイオン伊都店。
その南側の道向かいのマンション1階にひっそりと佇んでいるのが、コーヒーと音楽の店「ゆうきの木」です。
心地よい香りが漂う店内。その一角には焙煎室があり、富士珈機の1キロ焙煎機を使ってほぼ毎日焼き上げているんだそうです。
安定した味のコーヒーを提供するために、1分ごとに焙煎温度を記録しているほどのこだわりよう。
一番の特長は、光サイフォンで抽出するという点。サイフォンとは19世紀のヨーロッパで発明された水の蒸気圧を利用してコーヒーを淹れる抽出方法。
昭和時代の喫茶店でよく採用されていましたが、現代ではあまり見かけなくなりました。
店主の福嶋優樹さんは、福岡の老舗喫茶店「珈琲舎のだ」のご出身ということもあり、自らのお店でもサイフォン抽出にこだわりつづけています。
「珈琲舎のだ」時代にはUCCコーヒーマスターズ九州地区サイフォン部門で優勝したという経歴の持ち主でもあります。
コーヒー以外にも、グラタンやタコライスなどのフードや、パフェやコーヒーゼリーといったデザートまで幅広いメニューが揃います。
中でも店主・福嶋さんがイチオシするメニューが「あんサンド」。またの名を「梅ヶ枝餅サンド」。求肥とあんこをホットサンドにしたら偶然にも梅ヶ枝餅のような味になってしまったという一品なのです。
表面がパリッとした程よい焼き加減のパンの食感と、求肥とあんこが織りなすもちもちの食感が同時に楽しめます。
さらにカットしたパンの耳と濃厚なバニラアイスが添えられているので、サンドにアイスを乗せて味変したり、パンの耳にアイスを絡めたりといろんなバリエーションが味わえるのもうれしいところ。
しかもこれでなんと450円。コーヒーセットにしても650円というリーズナブルプライスです。
ゆうきの木 店舗情報
住所:福岡市西区徳永北8-1 プランドール1F
営業時間:11:00〜19:00
定休日:火曜日・最終月曜日
Facebook:https://www.facebook.com/cafe.yuuki.no.ki
創業44年。全席喫煙OKな店内で3,000冊以上のコミックとレトロなメニューを満喫!「喫茶サントス」【福岡県糸島市】
「喫茶サントス」があるのは、福岡方面から唐津方面に向かう国道202号線沿い。
糸島市の「糸島農協前交差点」のすぐそばです。最寄駅のJR筑肥線「糸島高校前駅」からだと、徒歩8分ほど。
2階建ての建物の1階部分がサントスです。駐車場は合計6台分用意されています。
入店すると真っ先に目に入るカウンター席。年季の入った長いカウンターにはレトロなデザインのグリーンのスツールが並びます。
ソファー席も同じようにグリーンで統一されています。座り心地の良い上に、背もたれ部分が高くなっているので、くつろぎ度が高いのもポイントです。
店内の至る所に本棚があり、どの棚もコミック本がぎっしり。
うかがったところ、蔵書数はなんと3,000冊以上とのこと!お客さんの男女比が8:2ということもあり、そのほとんどが男性向けのラインナップになっています。
お食事メニューが充実しているサントス。看板メニューの箱型の器で提供される「お弁当」は、牛肉のバター焼き・焼肉・とんかつ・からあげ・ハンバーグの5種類があり、各1,050円。
こちらは一番人気の「牛肉のバター焼き弁当」。大きいサイズの器の中には牛肉のバター焼きをメインに、冷奴、サラダ、味噌汁まで付いています。
さらに、デザートメニューも充実しています。
中でも安定した人気を誇っているのが看板デザートの「パフェ」。
フルーツパフェ、チョコパフェ、ヨーグルトパフェ、コーヒーパフェ、抹茶パフェの全5種類があり、お値段は各800円。
こちらは、一番オーダーされているという「フルーツパフェ」です。
まずビックリするのがその大きさ!なんと20センチ以上もあるんです!
大きなパフェグラスにはりんご・バナナ・キウイ・パイン・黄桃・オレンジ・いちご・チェリーの8種類のカットフルーツがぎっしり。
これぞまさに「ザ・昭和パフェ」とも言えるべきビジュアル。
昭和レトロメニューの代表格「クリームソーダ」は600円。
透き通った美しいグリーンのソーダの上にアイスクリームとチェリーが乗った、スタンダードなクリームソーダ。このレトロな雰囲気で味わうからこそ、美味しさも倍増なのです。
喫茶サントス 店舗情報
住所:福岡県糸島市浦志2丁目1-30
営業時間:9:00 ~ 20:00(O.S)
※たまに変更あり
電話番号:092-323-4640
定休日:不定休
▶くわしくはこちらをチェック
https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202306.6978
有名料理人が20年越しの夢を実現させた令和の純喫茶「純喫茶フラミンゴ」【福岡市西区】
今回ご紹介する「純喫茶フラミンゴ」の場所は、福岡市西区今宿。
JR今宿駅を出てすぐ左手にあります。駐車場はありませんが、今宿駅横のコインパーキング(60分100円)の利用が便利です。
レンガ調の壁とクラシカルなテーブルと椅子でコーディネートされた店内は、まさに昔懐かしい純喫茶の系統を感じさせてくれます。
店内で所々見受けられる美しいステンドグラスは1910年代のイギリス製。店主がニューヨークのアンティークショップで購入したものなんだそうです。
提供するのは、「ナポリタン(1,000円)」や「ホットサンド(750円)」といったかつての純喫茶の定番とも言える昔ながらのシンプルなメニュー。
その中のひとつ「欧風ビーフカレー(1,200円)」は、アメ色になるまでじっくり炒めた玉ねぎと、秘伝のスパイスで程よい辛さと旨味が凝縮された一品。
別添えの魔法のランプのような形をした容器(正式にはグレイビーボートと言うらしいです)からトッピングされた揚げ野菜の上にルーをかけていただきます。
純喫茶だけに昭和レトロを感じさせてくれるメニューもラインナップ。
代表的な「クリームソーダ(650円)」はレトロなデザインのグラスに、ほのかなグリーンのソーダが注がれ、上にはアイスクリームとチェリーがトッピングされています。
純喫茶フラミンゴ 店舗情報
住所:福岡市西区今宿1丁目1-31 西原ビル101
営業時間:平日 11:00〜20:00/土日祝 7:00〜20:00
電話番号:092-407-8077
定休日:不定休
Instagram:https://www.instagram.com/flamingo_imajyuku/
日本屈指のスペシャルティコーヒー豆専門店が事業承継した創業50年の老舗喫茶店「カフェミエル」【福岡市博多区】
今回ご紹介する「カフェミエル」があるのは、JR博多駅の向いにある「福岡センタービル」の地下街「サンプラザ商店街」の地下2階。
人気ラーメン店「一蘭」の手前にあります。
50年という年月を経て飴色に染まったレトロアンティークな店内。
天井から床まで木材がふんだんに使われているのですが、木材は火事になった時に非常に燃えやすいため、ビルテナントでこのような内装は、現代の消防法の観点ではもう作ることができないとのこと。それだけ文化的価値の高いお店でもあるのです。
カウンターの裏側には様々な種類のカップが並んでいます。
ちなみにメインのコーヒーカップは香蘭社のものを採用。模様の中にハニー珈琲のロゴがこっそり隠れているそうなので、来店した際にはチェックしてみよう。
そう、このカフェミエルを運営しているのは、福岡はもとより全国的にも名高いコーヒー豆専門店「ハニー珈琲」。
2001年に初めて博多でスペシャルティコーヒーを紹介したコーヒー豆専門店で、代表を務める”ハニーおやじ”こと井崎 克英氏は、日本のスペシャルティコーヒー界の第一人者としても有名です。
看板メニューの「ホットサンド(税込み990円、ハーフサイズは税込880円)」は、「ハムチーズ」をはじめ数種類の中から好きな具材を選ぶスタイル。
※写真はハーフサイズです。
こちらの写真は、「ハムチーズ」。シンプルでスタンダードなお味。
添えられたサラダもなかなかのボリュームで、少食な方ならハーフサイズでもお腹いっぱいになれます。
そして自慢の「スペシャルティコーヒー」は税込700円より。
まず最初に好きなコーヒー豆を選び、次に「茶こし」「サイフォン」「ペーパードリップ(別途プラス200円)」の3種類の中から好きな抽出方法を選ぶスタイル。
このようにカスタマイズができるので、自分にとって”最高の一杯”を飲むことができるんです。しかも、コーヒーはピッチャーで提供されるので、約2杯分の量が飲めてお得です!
そしてこちらが“ハニーおやじ”こと井崎社長のイチ押しスイーツ「ティラミス(税込750円)」。
ティラミスの本場・イタリアの基本中の基本のレシピで作られているそうで、世の中にはいろいろな種類のティラミスがありますが、多くのイタリア人は結局このレシピの味が一番好きなんだそう。
そのくらいスタンダードなティラミスなのです。
カップの底にはカフェオレベースをたっぷり染み込ませたスポンジが敷き詰められており、マスカルポーネクリームと一緒に掬って食べると、絶妙な美味しさでした!
カフェミエル 店舗情報
住所:博多区博多駅前2-2-1 福岡センタービル地下2階
営業時間:9:00〜19:00(O.S 18:30)
電話番号:092-441-2757
定休日:火曜日
Instagram:https://www.instagram.com/cafemiel.honey/
長垂山の山あいに位置する「和Biカフェ母家」。「こころ」と「からだ」にやさしい絶品スイーツ【福岡市西区今宿】
姪浜エリアと今宿エリアを分断するかのように南北にそびえる長垂山。
その南側の麓の住宅地の中に佇んでいる「おやつモダン花野季」と「和Biカフェ母家」。
店名の「母家」の由来は、「お母さんが作ってくれるような、ぬくもりのある商品・空間を提供したい」という思いから名づけたんだそうです。
最寄駅は「JR今宿駅」ですが、駅から距離が離れている(徒歩30分)ので、ぜひ車でのアクセスをおすすめします。
引き戸を開けた先にあるのがお菓子工房「おやつモダン花野季」。
そしてその奥が「母家」のスペース。古民家の風合いを生かしつつ和風にリノベーションされており、居心地度の高い癒しの空間に仕上がっています。
大きな窓のカウンター席からは長垂山の斜面を利用した天然の庭と、真上に広がる空を眺めることができます。四季折々に変化する美しい花木や草花が心を癒してくれます。
提供されているのは、地元産の素材をメインに使用した「こころ」と「からだ」にやさしいメニューです。
糸島産の卵・無調整のフレッシュミルク・てんさい糖をメインに作る自慢のプリンは、定番の「花野季プリン」(200円)となめらかさが特長の「半熟プリン」(240円)の2種類あり。
そのほか、こちらは創業以来の人気商品「たまごシフォン」(箱入り850円/箱なし750円)。など手土産にぴったりな商品もあります。
そして、こちらが不動の人気NO.1スイーツ「プリン*あらもーど母家風」(ドリンクセット/1,250円)。
先ほどご紹介した「花野季プリン」と「たまごシフォン」、さらに自家製アイスクリームと季節のフルーツがワンプレートになった一品。さらにソースまで自家製と、店主の手仕事が存分に堪能できるのです。
とにかくスイーツのバリエーションが豊富。こちらは「ポテトクリームカスタード」(ドリンクセット/1,150円)。
なお、母家のメニューはスイーツだけではありません。「海老天むすびとおそうざい」「糸島地鶏のうまみたっぷり五目おこわのせいろ蒸し」「野菜たっぷりカレー黄身のっけ」などなど、店主・荒木さんのアイディアが詰まった個性的なランチメニューも魅力なのです!(ちなみにプリンはランチにオプションできます)
創業から20年を過ぎ、今宿エリア屈指の人気店となった「おやつモダン花野季」と「和Biカフェ母家」。風光明媚な山あいの景色とくつろぎ度の高い空間とともに、絶品メニューの数々をぜひお楽しみください。
和Biカフェ母家
住所:福岡市西区今宿青木1059-29
営業時間:11:00〜16:00
電話番号:092-805-1788
定休日:日曜日
ホームページ:https://www.kanoki.com/
完熟バナナのエスプレッソバナナシェイクが人気!香椎川沿いにある小さなコーヒーショップ「珈琲小林」【福岡市東区香椎駅前】
JR香椎駅から徒歩10分ほど。
ビルの一角がコーヒーショップになっています。黒一色のクールな外観。お店の前にはベンチがあり、気持ちが良い季節には、道向かいの香椎川の歩道に咲く木々を眺めながらコーヒータイムが楽しめます。
メニューはドリップコーヒー、エスプレッソ、シェイク、ハニーレモンソーダなど7種類のみ。
何をオーダーしようかと迷っていると、「うちはコーヒー屋なんですが、一番人気は実はエスプレッソバナナシェイクなんです!」と小林さん。
何でもその美味しさがSNSで話題となり、お客さんの7割がこのエスプレッソバナナシェイクを選ぶんだとか。そこまで言われたらオーダーしてみる以外ありません!!
エスプレッソバナナシェイクで使用するバナナは、仕入れてから完熟するまで店内で保管。完熟して甘みが最高潮に達したら、仕込みを行ったのちに冷凍庫に入れ、ガチガチに凍らせます。店内の一角には完熟を待つバナナがズラリ!
こちらが噂の「エスプレッソバナナシェイク」750円。その特徴は普通のシェイクとは違って氷を一切使用していない点。バナナシェイクに抽出されたエスプレッソをミックスして作るので、完熟バナナ本来の甘さとエスプレッソの味が存分に堪能できるのです。
氷を使っていないだけあって粘度が高いので、よーくかき混ぜてからいただきます。
濃厚なバナナの甘さと、エスプレッソのほろ苦さが絶妙にマッチ。しっかりコーヒー感も味わえます。SNSでバズるのも納得の味でした!
珈琲小林
住所:福岡市東区香椎駅前2-2-6
営業時間:12:00〜21:00
電話番号:なし
定休日:火曜日・不定休