喫茶ふじた

TVの全国放送にも取り上げられたカレーが人気!創業43年「珈琲ふじた」は渡辺通の路地に佇むレトロ喫茶店【福岡市中央区】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、にわかに脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。そこで福岡に今なお現存する「昭和レトロ喫茶店」をピックアップしてご紹介していきたいと思います!

渡辺通の路地沿いに佇む「珈琲ふじた」

今回ご紹介する「珈琲ふじた」の場所は、福岡市中央区渡辺通。

最寄駅の福岡市営地下鉄「薬院駅」を下車し、徒歩5分ほど歩いた路地沿いにあります。ちょうど九州電力本社ビルの裏手あたり。UCCの赤い看板が目印です。

 

こちらが外観。ビルの2階部分が店舗になっており、エントランスや階段まわりにはプランターが並び、様々な花が咲き誇ります。

 

薔薇の蔦が絡まる年季の入ったテントのオーニング。アンティークなライトも味がありますね。

 

 

さあ、階段を登って店内へと進みましょう。

 

43年間変わらないノスタルジックな店内空間

木のぬくもりを感じられる店内。5台のテーブル席とカウンター席で構成され、壁には大小様々な絵画が飾られています。

内装は43年の創業当時から変わっていないそうで、長い年月を経た歴史が感じられます。

 

飴色のカウンター席。ランチタイムになると、このカウンター席もテーブル席も満席になるんです。

 

カウンターテーブルの奥の部分はS字の形に変形しています。このような凝った作りのカウンターは昭和の喫茶店ならでは。

 

ちなみに店内はエリア分煙されており、カウンターが曲がるこの部分から先が喫煙可能エリアになっています。

 

店内を明るく照らすガラス製のアンティーク調のライトがレトロ感をさらに演出してくれています。

 

カップボードの上を見上げると、そこにはバナナマンのサインが。

 

お聞きしたところ、TBSの「バナナマンのせっかくグルメ」という番組で取材に来られ、自家製カツカレーが取り上げられたところ、翌日から自家製カツカレーを求めて来店するお客さんが激増。

 

今年の1月2日に放送されたそうですが、放送から2ヶ月が経った今なお全国からお客さんが来店されているそうです。

 

やはり全国放送のパワーってすごいんですね!

 

「珈琲ふじた」の歴史

オープン40周年を記念してUCCさんからいただいた盾を手にするマスターの藤田康夫さん。昔ながらのシャツに蝶ネクタイというスタイルが凛々しいです。

 

店主を務めるのはマスターの藤田康夫さん。御年70歳。

 

大学卒業後、2年ほどサラリーマン生活を経たころ、実姉より「喫茶店を開業するから一緒にやらないか?」というお誘いがあり、喫茶店営業の技術を習得すべく、佐世保・熊本・福岡の喫茶店に3年間ほど勤務されました。

 

そして1981年(昭和56年)、喫茶学校に通い喫茶店経営を学んだ実姉と二人で「珈琲ふじた」を開業。その後、藤田さんの奥様と姪御さんも合流し、以来4人を中心にお店を切り盛りされています。

 

開店当初から九州電力や以前近くにあったRKBなどオフィス勤めのサラリーマンが来店するようになり、今でも長年通う常連さんから、レトロ喫茶ブームを受けてSNSを見て来店するZ世代の若者まで、多くのお客さんで賑わっています。

 

当初はネルドリップ一杯点てコーヒーとホットサンドの店としていましたが、お客さんからの「ご飯もののメニューを出して欲しい」というリクエストを受けてカレーを始めたんだそう。

 

そんなカレーが看板メニューとなり、今や全国放送でも取り上げられるほどの評判になるなど当時は思ってもいなかった、と笑っておられました。

 

コーヒーは43年間一貫してネルドリップ方式を採用。ネルドリップで抽出するとコーヒーに含まれるオイル分がより多く抽出され、柔らかく甘い口当たりが感じられるんだそうです。

 

お湯を注ぐとネルの中でコーヒーの粉が踊り、ドーム状に膨れ上がります。珈琲ふじたの美味しいコーヒーはこうして作られているんです。

 


大人気メニューのカレーは6種類

全国放送でも取り上げられるほど大人気のカレーをいただいてみることに。

 

毎日11:00〜15:00はランチタイムになっていて、目玉の「自家製カツカレー」や「自家製ハンバーグカレー」など全6種類がラインナップされています。

 

ランチタイムはサラダまたはヨーグルトにドリンクが付いて900円より。単品でもオーダーすることができます。

 

せっかくなので「自家製カツカレー」をいただきたかったのですが、自家製カツカレーと自家製ハンバーグカレーは人気のメニューなので、毎日早々に売り切れてしまうんだそうです。

 

そこで、今回は「和牛ビーフカレーランチ」をチョイスしてみました。

 

カレーのルーは褐色のサラサラタイプ。程よいスパイシーさを感じつつ、サラリと食べれるので、何度食べても飽きない美味しさに仕上がっています。

 

実は隠し味としてネルドリップ抽出のコーヒーとカスピ海ヨーグルトを入れているんだそう。そのため、コーヒー由来のコクを感じつつ、後味がスッキリしているのが特徴なのです。

 

この味のトリコになり、創業以来足繁く通う常連さんが多いのも納得です!

 

そしてこちらはウインナーコーヒー(税込650円)。ネルドリップ抽出したコーヒーの上にホイップクリームを乗せた人気のアレンジコーヒーです。

 

カップやスプーンもレトロクラシカルでお店の雰囲気にマッチしています。

 

浮かんだホイップクリームをスプーンで掬って口に含み、そのあとコーヒーをすすって飲むのがウインナーコーヒーの味わい方。口の中で甘いクリームとコーヒーが程よく混じり合い、まろやかな味わいを楽しめます。

 

コーヒーは苦くて苦手という方は、ぜひお試しいただきたい一杯です。

 

モーニングメニューも充実!さらに朝カレーも!

また、珈琲ふじたは毎朝7:00〜11:00までモーニング営業を行っておられます。

 

メニューは「ゆでたまご」「サラダまたはヨーグルト」「ホットドッグ」「ハムエッグ」「スクランブルエッグ」「サンドウィッチ」の全6種類があり、税込650円より。

 

最近はモーニングがレトロ喫茶の代名詞となっているせいか、わざわざこのモーニングを求めて来店する方も多いんだそうですよ。

 

しかもなんと、朝8:00からは「朝カレー」もオーダーできるんです!

これは「時間の都合上、ランチタイムにカレーを食べれない」という常連さんからのリクエストを受けて始めたサービスなんだそう。

 

朝カレーは全4種類で税込700円より。プラス200円でセットコーヒーもオプションすることができます。

 

「今日は朝からカレーを食べたい!」という方、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。

 

珈琲ふじたは、長年通う常連さん達に支えられています。

みなさん個性的な方が多いそうで、取材時にたまたま隣にいた男性を紹介され、話をしてみるとなんと「野球知識検定1級」の資格をお持ちの方でした。(調べてみると野球知識検定1級の人はこれまで延べ1万人以上が受験して、たった8人しか合格していないという超難関なんだそう!)

 

そんな常連さんたちに愛される珈琲ふじた。

全国放送にも取り上げられた話題のカレーと、創業当初から変わらないネルドリップコーヒーを味わいに、あなたも出かけてみませんか?

 

 

珈琲ふじた

住所:福岡市中央区渡辺通2丁目8−29 都地ビル

電話番号:092-731-4728

営業時間:7:00〜18:00(土曜日は17:00閉店)

定休日:日曜日・祝日(不定休あり)

喫煙:可(エリア分煙)

 

 

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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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