今回紹介するのは、福岡市中央区大手門にある和菓子屋「大原松露饅頭福岡店」。本店は佐賀・唐津にあり、170年続く老舗です。
福岡店の歴史も長く、ここに店舗ができたのは約50年前。ちょっとした手土産に、おやつの時間に、地元の方々に愛されているお店です。
趣ある外観は敷居が高い!と感じてしまうかもしれませんが、えいっ!と勇気を出して店内に入ると優しい店員さんたちが出迎えてくれます。
キノコがモチーフ!?名物「松露饅頭」
お店の名物は店名にも入っている「松露(しょうろ)饅頭」。
実は松露とはキノコの一種のことなんです。というのも、大原松露饅頭の本店がある唐津は古くから海外からの文化の入り口として栄えていました。豊臣秀吉が朝鮮出兵をした際、朝鮮から焼饅頭が伝わりました。
そのお饅頭に工夫を加え、当時の藩主である小笠原候に献上したのが大原松露饅頭初代当主、阿わび屋惣兵衛でした。その饅頭が、日本三代松原の一つである「虹の松原」の松の根元の砂から自生する、球状の松露(キノコの一種)に似ていることから「松露饅頭」と名づけられました。
手提げケース(10個入り)1,102円(税込)
松露饅頭はカステラ生地の中にこしあんが入っています。一口サイズなのでいくつでも食べられそう…!お茶はもちろん、牛乳やコーヒーとも相性抜群です。
お店ではさまざまなサイズの箱がズラリ。ギフト用の箱にはユネスコ無形文化遺産にも登録されている、唐津のお祭り「唐津くんち」のイラストが描かれています。鮮やかでワクワクするパッケージです。
ピラミッドケース 562円(税込)
三角形のパッケージはそのままお仏壇に飾れるから、 と年配の方に大人気なんだとか。
夏に嬉しい冷たいスイーツ
松露饅頭以外にもおすすめなのは、こちらの水まんじゅうやプリン。店舗に併設した工場で作られています。
まんじゅうは小ぶりなサイズ。つるんと喉越しがよく、これからの暑い時期に体を冷やしてくれそうです。一方プリンは、松露饅頭の皮生地に使われている“味宝卵”や阿蘇の“ジャージー牛乳”を使った濃厚でミルキーな味わい。手土産に松露饅頭を買いに行った際に自分用のお菓子も…とついつい手が伸びてしまいそうです。
歴史を感じる松露饅頭、目上の方へのおもたせから、カジュアルなギフトまで、幅広く使えます。おもたせに是非いかがでしょうか。
店舗情報
大原松露饅頭 福岡店
住所: 〒810-0074 福岡県福岡市中央区大手門2丁目2−1 大原松露饅頭[map]
営業時間:8:30〜18:00(年末年始は時短営業)
定休日:なし(元旦はお休み)
駐車場:2台完備