春が近くなってくると、たくさんの食材が登場しますね。
なかでも「たけのこ」は、その年によって収穫量にも差があり、また自分で処理するのはなかなか難しいもの。
今回は、「茅乃舎だし」など和風調味料を販売する株式会社久原本家から、2023年2月6日(月)より「炊き込み御飯の素 八女のたけのこごはん」がリニューアル発売されたということで、そのこだわりについて、商品開発を担当する野口さんにお話を伺いました。
「炊き込み御飯の素 八女のたけのこごはん」の魅力
毎年、 春の季節に大好評の「炊き込み御飯の素 八女のたけのこごはん」が、さらに美味しくなってリニューアル。福岡県八女産のたけのこをふんだんに使用したうまみ豊かな炊き込みごはんで、ご家庭では真似できない奥深い味わいが楽しめます。
野口さん
【リニューアルの内容 】
では、今回のたけのこごはんのリニューアル内容についてご紹介します。
●福岡県八女産たけのこをさらに増量
みずみずしく食感のよい福岡県八女産のたけのこが穂先から根元までふんだんに使用されています。生産者さんがこの商品のために収穫から下処理までしっかり担当しているというこだわりっぷり。たけのこのえぐみを出しにくくするため、採れたてを皮付きのまま下茹でしたりと、まさにこの商品のためにていねいに処理されたたけのこが、さらに増量されたそうです。
●食感の秘訣は、人の手による仕上げのひと手間
たけのこ特有の筋っぽさをなくすため、仕上げに人の手で繊維を断ち切るカットをほどこしています。穂先と根元では繊維の細かさも入り具合も異なるため、カットの仕方も部位ごとに変えているレベルというから驚きです。どこを食べてもやわらく、高齢の方でも食べやすい食感になっています。
●家庭で作れる本格炊き込みごはん
鰹と昆布のだし感をさらにアップし、白醤油で上品に仕上げられたのも今回のリニューアルのポイント。だしが命の茅乃舎だけに、たけのこに味をしみこませる工程にはかなりの工夫がなされているそうです。増量されたたけのこの豊かな香りに、だしを含んだ油揚げのコク深い味わいが楽しめます。
たけのこに限らず、茅乃舎が食材に注ぐ愛の深さ
実はこの「炊き込み御飯の素 八女のたけのこごはん」は、「茅乃舎の季節限定御飯の素シリーズ」のひとつなのです。
たけのこごはんのあとに、「梅じゃこごはん」「焼きとうもろこしごはん」「牛ごぼうごはん」「金華さばごはん」「ほたてごはん」と、そのときそのときの旬の食材を用いたシリーズが登場します。
野口さん
茅乃舎のどの商品にも、この食材の活かし方や「ごはんなじみ」を大切にしているコンセプトが感じられますが、野口さんもおっしゃる通り、一般的なレトルト商品とは明らかに違うクオリティでありながら、手の届く価格帯というのは、逆にとても難しく苦労の多いことだと思います。
野口さん
ですので、弊社では高温での過熱を避け、冷蔵品としておつくりすることで素材の食感や香りを守っています。
また、、実は「とれたてが欲しい」というお客様のために、下処理が済んだたけのこを専用調味料と一緒にご提供する商品も存在するんです。
まさかの、とれたての食材をすぐに処理して流通してしまうたけのこ愛…これはやはり、茅乃舎のお客様との距離の近さにあるのでしょうか。
野口さん
良いものもそうでないものも、ご自分流にこんなアレンジをしているよといったお声やご要望なども、本当に日々各店舗からあがってきます。また、もう少し詳しいことをお伺いしたい場合は、私からお客様にお電話を差し上げることもあるんです。
そうしたコミュニケーションの積み重ねがあるので、私たちは、食べてくださるお客様の顔が、本当に目の前に見える仕事をさせていただいているなと、いつも開発冥利につきるとともに、責任も感じています。
やれコンプライアンスだ、やれ現場からの声を抽出するためのコミュニケーションシステムだと、「モノ」先行のビジネスや法規制も増えている中、茅乃舎に流れるのは今も昔も、変わらないお客様との距離感。そして、人と人の交流から生まれる商品開発なんですね。
地域を想い、人を想い、長く続く茅乃舎の確かな信念。その力こそが、福岡が誇る全国的なブランドとして認知されてきた礎なのだと、編集部も勝手に誇りに思いながら、襟を正す気持ちになりました。
今年の「炊き込み御飯の素 八女のたけのこごはん」もあと少しで販売終了です。愛情たっぷりなたけのこご飯で、ぜひ新しいことの始まるこの春をスタートしてみてはいかがでしょうか。
【久原本家グループ 】
久原本家グループWEBサイト
【商品概要 】
価格:810円(税込)
容量:2合用(2~3人前)
販売チャネル:店舗、通販・Web
Webサイト:https://www.kubara.jp/kayanoya/gohan/gohan/244400/
発売日:2月6日(月)春季限定