こんにちは。ライターの大塚たくまです。
全国的な人気の焼鳥チェーンである「鳥貴族」。テレビやネットで話題になっているのを見たことはありましたが、福岡には店舗がなくて行ったことがありませんでした。
「はいはい、オーサカやトーキョーのお話でしょ」
そんな風に思ってたんですが、なんと2022年10月3日「鳥貴族博多筑紫口店」がオープンしたというのです。
▲まさかの九州初出店
ついに福岡の地にも「鳥貴族」がやってきました。
「いやいや、ここは焼鳥王国の福岡……。そう簡単にうまくいくとは…。」
そう考えたぼくはオープンしてすぐには飛びつかず、状況を静観していました。しかし、SNSで見かける「鳥貴族」に喜ぶ感想の数々……。やっぱり気になる!!
……ということで、ついにぼくは生まれてはじめて「鳥貴族」に行ってきました。焼鳥王国の福岡で戦えるのかどうか、この目で確認したいと思います。
勝負だ!鳥貴族!!
日本全国に店舗拡大を始めた「鳥貴族」
鳥貴族は、全国的に有名な焼鳥屋チェーンです。
1985年より、焼鳥屋「鳥貴族」として大阪・関西エリアを中心とした店舗展開を行っており、長らく関西・関東・東海の3大商圏にて拡大を続けていました。
319円(税抜)均一という低価格でありながら、品質が良くて美味しいということをウリに熱烈な支持を得ています。
そんな鳥貴族が2022年10月に福岡へ進出。そして、それを皮切りに全国進出に向けて本格的に動き出すというのです。事実、「博多筑紫口店」の出店以降、これまでには出店がなかった岡山県、沖縄県にも新店オープン。
福岡では早くも2店舗目の「ウエストコート姪浜店」が2023年2月にオープンし、2023年4月には「天神親不孝通り店」がオープンする予定です。
家族で鳥貴族博多筑紫口店に行ってみた
福岡初出店鳥貴族がある、博多駅筑紫口にやってきました。博多駅筑紫口の近くにあるビルの地下1階に、店舗を構えています。
▲ギャラリーハカタの地下1階
地下1階に降りてみると、既に開店時間から予約しているグループの行列ができていました。
それもそのはず。鳥貴族博多筑紫口店はオープン以来大盛況で、予約がなかなか取りづらい状況にあるのです。ぼくもなかなか予約が取れず、1か月ほど待ってようやく取れたという状況でした。
福岡でも店舗が増えれば、今後はもう少し予約が取りやすくなるのかなと思います。
席は大人4人が座れるテーブル席が中心で、カウンター席もありました。テーブルや椅子だけでなく、ボックス席の仕切りにも木材が使われていて、落ち着きます。
注文はタッチパネル式なので、店員さんをいちいち呼び止める必要はありません。では、さっそくどんどん注文していっちゃいましょうか。
鳥貴族のおすすめメニュー①超!白ねぎ塩こんぶ
超!白ねぎ塩こんぶ 319円(税込350円)
ぼくはけっこう真剣に下調べをしました。いきなり、なかなか渋めのメニューをご紹介します。
この「超!白ねぎ塩こんぶ」はもちろんそのまま食べても美味しいんですが、焼鳥とあわせて食べるのが美味しいらしいんです。
そのまま食べると、いかにもお肉料理と合いそうな白ねぎのサラダです。塩昆布が効いていて、このままでもお酒が進みそう。美味しい。
試しにハート(ハツ)の上に乗せて食べてみたら、ハートの旨味とネギの香りがマッチングして美味しい!いつもより焼鳥をサッパリ食べられる感じがして、食べる量が増えそう。あと、酒に合う。
既にいつもの焼鳥屋さんとは少し違う楽しみ方を提案してもらっている感じ。非日常だ。
鳥貴族のおすすめメニュー②貴族焼
もも貴族焼(たれ)319円(税込350円)
こちらが鳥貴族の看板メニューである、貴族焼です。たれ、塩、スパイスがあり、それぞれで味の違いが楽しめます。個人的にはまず手づくりのたれの味を味わってほしいです。
たれの味は、福岡っぽい焼鳥店と比べて甘さは控えめでさっぱりした味わい。鶏ももは柔らかい中に適度な弾力があります。福岡にある周囲の焼鳥店とは明らかに違う味です。旅行に来たみたい。
むね貴族焼(塩)319円(税込350円)
むねの貴族焼は塩でいただいてみました。塩にしたことで、鶏肉が持っている旨味をダイレクトに感じることが出来ました。むね肉はやわらかくて、しっとりしています。
貴族焼は他の串よりもサイズが大きく、満足度が高いと思います。コスパの良いメニューです。
鳥貴族のおすすめメニュー③豚バラ
豚バラ 319円(税込350円)
福岡の名物である、焼鳥の「豚バラ」は、鳥貴族にもあります。
「福岡で豚バラを取り扱うとはいい度胸だ……どんなもんじゃい!!」と食べてみましたが、なかなか美味しい。
脂は乗っていますがしつこくなく、豚の旨味をしっかり感じます。これなら、福岡の方々にも喜んで受け入れてもらえる味なのではないでしょうか。
鳥貴族のおすすめメニュー④とり釜飯
とり釜飯 319円(税込350円)
ずっと楽しみにしていたのが「とり釜飯」です。なんと釜飯が350円で食べられるんですよ。お得感ありますよね……。炊きあがるまで30分ほどかかるので、早めに注文しておきましょう。
とり釜飯は卓上で炊き上げます。テーブルの上で、固形燃料に点火。焼鳥を楽しみつつ、たまに釜の様子を確認します。
時間が経つにつれて、釜からモクモクと湯気が……。たのしみ。30分ほど経過し、蓋を開けてみると……。
ふっくらと炊きあがっていました。美味しそう……!!
釜飯の魅力である「おこげ」もちゃんとできていました。ご飯に鶏ガラスープがしっかりとしみ込んでいて、やさしくて上品な味わい。これが319円(税込350円)か……。ボリュームもしっかりあって、お得感があります。
鳥貴族に行ったら、絶対に頼んでほしいメニューです。
鳥貴族のおすすめメニュー⑤正直どれもおいしいです
みたれ(もも肉) 319円(税込350円)
まあ「おすすめメニュー」ということで、いくつか紹介しましたが……。
正直に言うと、どのメニューも一定のクオリティ以上で美味しかったです。もうね、メニューを見て気になったら、自由に注文してもらえればいいのかなと。
こんなことを言っちゃうと、記事の意味がないのかもしれませんけども。究極、それでいいと思います。
中でも、やっぱり串焼きはどのお肉も新鮮で美味しいと思いました。
きも(レバー) 319円(税込350円)
タレの味は食べ慣れた福岡の味と少し違いますが、食べ慣れるとクセになってきます。一品料理もどれも美味しかったです。
ふんわり山芋の鉄板焼 319円(税込350円)
「ふんわり山芋の鉄板焼」は見た目こそシンプルですが、山芋がフワフワでだしの美味しさもしっかり感じられます。これもファンが多いメニューだそうで、納得です。
カマンベールコロッケ 319円(税込350円)
カマンベールコロッケは、中にカマンベール、クリーム、チェダーチーズがたっぷり入っていて、想像以上に食べごたえがありました。
ケチャップと一緒にバターソースもついてきていて、合わせて食べるのが絶品でした……。
ホルモンねぎ盛ポン酢 319円(税込350円)
福岡ではおなじみの「酢モツ」が、「ホルモンねぎ盛ポン酢」という名で置かれていました。ホルモンには砂肝のこりこり食感の銀かわや、ハツなどが使われています。
いつも食べている福岡の酢モツとは一味違って、これもまた面白いのではないでしょうか。ぜひ食べてみてください。
鳥貴族はソフトドリンクへの一工夫が嬉しい
ミックスジュース 319円(税込350円)
ぼく、実はお酒が弱くて。飲むのは好きなんですけれど、あまりたくさんお酒を飲めません。
そうなると、2杯目以降はソフトドリンクを頼むこともあるんですが、ソフトドリンクって、大抵つまんないんですよね。「ウーロン茶」「カルピス」みたいな。
でも、鳥貴族にはソフトドリンクにも名物メニューがあって。それがミックスジュースです。
甘い口当たりで中にはつぶつぶした果肉がたっぷり入っていて、マドラーでぐるぐるかき混ぜながらいただきます。これは美味しい。
大人のはちみつレモン 319円(税込350円)
中に後からはちみつを加える「大人のはちみつレモン」も美味しかったです。レモンがけっこう強くて、口をすぼめたくなるほど酸っぱいです。
酸味の刺激をはちみつでちょっぴりフォロー。爽快感でよりいっそう、食欲が湧いてきます。ソフトドリンクでも楽しめる工夫があるのは、お酒が弱いぼくにとっては、とっても嬉しかったです。
ちなみに、子連れのぼくがプラスαで嬉しかったのはキッズドリンクの飲み放題制度。小学生以下のお子様はソフトドリンクを何度もおかわり注文できます。
ファミリーでも楽しめる企画ですよね。ありがたかったです。
なぜ今福岡に? 鳥貴族本部にインタビューしてみた
あー、お腹いっぱい。家族みんなでモシャモシャと焼鳥を夢中で食べ続けてしまいました。美味しかったし、楽しかった。鳥貴族、いいじゃん!
それにしても、全国進出なんてしなくても上手くいっていた鳥貴族が、なぜ今福岡に進出してきたのでしょうか。そこで、鳥貴族の本部の方に詳しいお話をうかがいました。
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
福岡で成功した焼鳥屋は、全国でも成功する
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
福岡が鳥貴族の「豚バラ」を変えたという衝撃事実
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
福岡の焼鳥は既に安くて美味しいけど、本当に戦える?
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族本部
大塚
鳥貴族は一度体験してみるべき
鳥貴族 Facebookページより
正直、ぼくは「鳥貴族」をナメていました……。
しかし、実際に食べてみると美味しいのはもちろん、これまでの居酒屋にはない楽しい仕掛けや面白い工夫がたくさん。他に類を見ないようなお店だったんです。
「焼鳥の文化が濃い福岡で戦えるのか?」と思っていましたが、「鳥貴族」も一つの文化です。そして、既にたくさんの福岡の方々がその文化を体験するために足を運び、行列をつくっています。
そして、現地の味を研究し、必要と思えば全店舗の豚バラだって変更してしまうという、追求姿勢にも驚きました。さすがです。
これからも福岡で店舗が増え、盛り上がっていくといいですね。まだ言ったことがない方は、ぜひ「鳥貴族」デビューを!!
★あわせて読みたい「焼鳥」に関する記事
■豚バラも〝やきとり〟なのはなぜ!?大都市のやきとり店率で1位の福岡
>>https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202207.692
■焼鳥屋ではなぜか豚バラとキャベツ?福岡の独自ルールあるある3選
>>https://fukuoka-leapup.jp/common/202002.7