博多どんたくとは?
写真提供:福岡市
博多どんたくとは、毎年5月3日と5月4日に福岡市で行われるお祭りです。
正式名称は「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」で、「博多祇園山笠」、「筥崎宮放生会」と並ぶ博多三大祭りのひとつとされています。
主催は「福岡市民の祭り振興会」。福岡市・福岡商工会議所・(公財)福岡観光コンベンションビューローが共催しており、市民総参加のお祭りといえるでしょう。
企業や学校など団体でパレードやイベントに参加する人も少なくありません。
市民だけでなく、国内外から200万人以上の観光客が集まるため、日本有数のお祭りといわれることもあります。
開催当日は、呉服町から天神にかけて明治通りに設けられた「どんたく広場」や各所の特設会場を中心ににぎわいを見せます。
今年で64回目を迎える「博多どんたく」。サブタイトルは「生まれ変わるまち 笑顔の花咲く」となっています。
博多どんたくの内容
博多どんたくでは、博多の市街地の各所に設置された特設会場でさまざまなパフォーマンスが楽しめます。
メインイベントは、呉服町から天神までを「どんたく広場」と称して行われる大々的なパレード。
パレードには、企業や学校、地元団体などさまざまな有志で構成された「どんたく隊」と呼ばれるグループが参加します。
また、4つの流れで形成される「博多松囃子」や、県警音楽隊、花自動車などの華やかなパレードも大きな見どころ。
博多松囃子とは、福神・恵比須・大黒の三福神が馬に乗って、博多の総鎮守「櫛田神社」から市街へと練り歩く伝統行事です。
周囲には多くの屋台なども出ており、飲食や買い物も楽しむことができます。
出典:https://magazine.sbiaruhi.co.jp/0000-6013/
博多どんたくを盛り上げる、名物の「にしてつ花自動車」
にしてつ花自動車は、5月2日(金)の前夜祭を含めた5月4日(日・祝)までの3日間運行されます。
今年の花自動車のテーマは、1号車が 「福岡アンパンマンこどもミュージアム in モール」、2号車が「ババ・バスオ&ガタンコとゴトンコ」、3号車が 「福岡ソフトバンクホークス&アビスパ福岡」になりました。
期間中はどんたくパレードでの運行や、福岡市中心部を周回するほか、昨年5年ぶりに運行され好評だった、福岡市西部(姪浜エリア)や福岡市南部(大橋エリア)に今年も足を伸ばします。
また、同社路線バスでも導入実績があるユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を花自動車3台の燃料に採用するなど、環境に配慮して運行されます。
▲1号車 福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール『それいけ!アンパンマン』
※画像はイメージです。 画像出典:https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/
▲2号車 ババ・バスオ&ガタンコとゴトンコ『出発進行!ババ・バスオ&ガタンコとゴトンコ!』
※画像はイメージです。 画像出典:https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/
▲3号車 福岡ソフトバンクホークス&アビスパ福岡『頂点を目指してはばたけ!』
※画像はイメージです。 画像出典:https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/
車両運行予定時刻および運行ルート
5月2日(金)
画像出典:https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/course/
5月3日(土・祝)
画像出典:https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/course/
画像出典:https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/course/
5月4日(日・祝)
画像出典:https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/course/
画像出典:https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/course/
期間中はウェブサイト「にしてつ花自動車ナビ」が開設されます!
にしてつ花自動車の現在の運行位置が、簡易なコースマップ上にアイコンで表示されます。
また、花自動車のアイコンをクリックすると運行状況も表示され、スマートフォンやパソコンで利用することができます。
■にしてつ花自動車ナビ:http://inf.nishitetsu.jp/hanaji/
花電車・花自動車の歴史
▲九州電気軌道開通記念の花電車(明治44年)
画像出典:https://twitfukuoka.com/?p=351192
花自動車の原型は、路面電車にさまざまな装飾をほどこした「花電車」。
その歴史は明治時代までさかのぼります。
西鉄の前身会社である福博電気軌道(株)や九州電気軌道(株)などが、路線の開通式やその他の祝事に際して運行したという記録が残っています。
花電車を「博多どんたく港まつり」で運行するようになったのは昭和22年から。
その後、福岡市内線廃止を目前にした昭和50年11月には、「さよなら花電車」の特別運行を最後に長い歴史にいったん幕を下ろしました。
しかし、その後も花電車を懐かしむ声は止まず、昭和53年からは「花自動車」として復活し、現在に至ります。
このような歴史的な背景を知ることで、「にしてつ花電車」をより深く楽しんでいただけるかと思います。
2007年の花自動車のパレードの様子
写真提供:福岡市
毎年恒例の「博多どんたく港まつり」を煌びやかに彩る「にしてつ花自動車」。
事前に運行ルートをチェックして、ぜひその姿をご覧になってみてはいかがでしょうか。
参考サイト
https://www.nishitetsu.jp/livingservice/hanaji/
https://twitfukuoka.com/?p=351192
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