1. 福岡県民に「3、2、1」と言うと「ピシャッ」と返ってくる
「このうまさは食べんと分からん、分からん」
福岡では誰もが知る「福さ屋」のCMのフレーズです。
福さ屋は辛子めんたいこを製造販売する企業で、福岡のお土産物屋やスーパーなどで商品が売られているのをよく目にします。
夜9時直前になると福さ屋のCMが開始し、終わりぎわに「3、2、1」とカウントダウン、そして、「ピシャッ」という掛け声で9時ちょうどを知らせてくれる時報が有名です。
おばあさんと外国人男性の掛け合いで展開されるCMですが、外国人男性の方は代がわりしていて、初代はトーマス・ハッチさんという英語教師、2代目はマイケル・ロドリゲスさんという佐世保米軍基地で働いていた方が担当されているそうです。
おばあさん役の若尾延子さんは演劇学校の講師をされていた方で、福さ屋のCMで広く知られるようになり、NHKの朝ドラにも出演されたのだそうです。
2. 福岡のテレビ局は新天町~岩田屋前でロケしがち
福岡市中央区天神にあるアーケード商店街の新天町。
ここを歩いていると福岡のテレビ局が番組の収録やインタビューをしているところをよく見かけます。
特に、ドォーモ、めんたいワイド、今日感テレビ、ももち浜ストアなどの情報番組の撮影クルーは、福岡に住んでいる人なら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
福岡のローカル番組で人気のタレントさんを見かけることもしばしばです。
テレビ局の知人になぜあの場所でよくロケをしているのか聞いてみたところ、
✔ 人通りが多いこと
✔ インタビューに答えてもらいやすいマダムが多いこと
✔ 歩道の幅が広く通行のさまたげになりにくいこと
✔ 新天町のアーケードのまわりは車があまり通らないこと
が理由とのことでした。(※一人に聞いただけですのでもっと他にも理由があるかもしれません)
3. 下積み時代の長渕剛がCMソングを歌うコマーシャルが流れる
糟屋郡新宮町にある公園墓地「新宮霊園」のCMは「しんぐぅ~れい~えん~♪」というフレーズが有名ですが、実はこの曲は下積み時代の長渕剛が担当しています。
CMのテロップには長渕剛ではなく、「永」渕剛と表記されていますが、これはこの曲を制作した当時の芸名なのだそうです。
長渕剛がこのCMソングを担当したのは大学一年生のときで、レコーディングは一回で済ませ、ギャラは一万円だったとのことです。
当時、長渕剛に曲を依頼した新宮霊園の方も、長渕剛がここまで大物になるとは思っていなかったでしょうね。
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福岡にはまだまだたくさんのローカルテレビ、CMに関するトリビアがありますので、機会があればまた掘り下げて見たいと思います。
<参照サイト>
福岡の名物CM、あの外国人男性は… 実は2代目「いい仕事してます」 | 西日本新聞
【福岡の常識】ピシャッと21時に時刻を知らせるおばあちゃんのCMがある!| ファンファン福岡
福岡県民おなじみのCM「永渕剛」はホンモノ、ニセモノ? | ファンファン福岡
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