そもそも、なぜ筑豊では菓子文化が発展したのか?
福岡を代表する銘菓「ひよ子」や「千鳥饅頭」、直方市に本社を置く「もち吉」、飯塚市で創業した「さかえ屋」、直方名物の「成金饅頭」など、筑豊エリアには全国的にも知られる菓子や菓子メーカーが数多くあります。
筑豊で菓子文化が発展した背景には、おもに3つの理由があるといわれています。
1.長崎街道の宿場町だったこと
江戸時代、筑豊エリアには、海外からもたらされた砂糖や菓子文化が行き交う長崎街道、通称「シュガーロード」の宿場町がありました。輸入砂糖や長崎由来の製菓技術が早くからもたらされ、明治以前から地域にお菓子作りの基盤が根付いていったそうです。
2.炭鉱で働く人々や炭鉱主からの需要
明治に入り筑豊炭田が開発されると、お菓子文化はさらに発展しました。重労働に従事する炭鉱労働者にとって、糖分の多いお菓子は手軽にエネルギーを補給できる食べ物。一方、石炭で巨万の富を得た炭鉱主たちは、商談や宴席の贈答品として豪勢なお菓子をこぞって買い求めたそうです。
3.鉄道網が発達したこと
掘り出した石炭を港へ届けるため、網の目のように敷設された鉄道網。これがお菓子の原料の大量入荷と完成品の広域出荷を可能にする物流ラインとなり、ローカルな和菓子店が広く知られるきっかけになったといわれています。
このような理由から筑豊発祥のお菓子メーカーが生まれ、発展してきたんですね。勉強になりました!
さあ、それでは筑豊のスイーツ直売所&アウトレットへ出発です!
もちだんご村 もち吉工場直売所(福岡県直方市)

最初に向かったのは、福岡県直方市に2026年3月にオープンした「もちだんご村 もち吉工場直売所」。
従来の「直方本店」などを集約し、移転・リニューアルする形でオープンしたもち吉の新施設。そのスケールはなんと旧店舗の約10倍なんだそうです!

工場直送のおせんべいや生菓子の販売だけでなく、新しい体験型・飲食エリアを備えた複合施設となっており、焼きたて餅が人気の「MOCHIKICHI CAFE」、もちもち麺を楽しめる「水車うどん」、職人による手作り豆腐が自慢の「とうふ工房」が設けられています。

入店してみると、その広さにびっくり。右手が販売エリアになっています。


定番の和菓子をはじめ、毎日工場で作られるできたてのあられやおせんべい、そしてここでしか買えない限定商品が購入できます。
さらに奥には「精米処」も併設されており、厳選されたこだわりの米をその場で精米して購入できるんですよ。

直売所でのおすすめ商品は、こちらの「お楽しみ袋」。
もち吉で人気のおせんべい数種類が詰め合わせになっています。
お楽しみ袋は通常版(税込1,500円)と、総重量1kgを超えるというBIGサイズ(税込3,000円)の2種類があります。
どちらもこの直売所でしか購入できない限定商品なのです。

施設内にある、和スイーツやドリンクが楽しめる「MOCHIKICHI CAFE」。
熟練の職人が手焼きする熱々のお餅をはじめ、パフェやかき氷などがオーダーできます。

奥には広々としたフードコートも併設されています。テーブル席や座敷席、そしてテラス席などいろんな席がありますよ。

無事に買い物も終わったので、「MOCHIKICHI CAFE」でどうしても食べてみたかった「つきたて餅」をオーダーすることに。
あんこときな粉の2種類がセットになっており、お値段は税込440円です。

箸で挟んでみると伸びる伸びる!つきたてのアツアツだから、とっても柔らかいんです!
味ももちろん美味しくて、わざわざここまで来た甲斐がありました!

そして、同じく施設内にある「水車うどん」の「いなりあげもちうどん(税込590円)」と「かしわおにぎり(税込280円)」もいただくことに。

うどんの麺は福岡県産の小麦を使用した自家製。もちもちの食感が特徴です。そしていなり揚げの中にもしっかりお餅が入っていました。
おせんべいをお得にゲットできた上、お餅メニューもたっぷり堪能でき、大満足でした!
【もちだんご村 もち吉工場直売所】
■住所:福岡県直方市下境916-3
■アクセス:JR筑豊本線「直方駅」から車で約5分、筑豊電鉄「筑豊直方駅」から車で約8分、九州自動車道「八幡IC」から飯塚・直方方面へ車で約10分
■営業時間:
米菓販売エリア・とうふ工房 9:00~18:30
MOCHIKICHI CAFE 月〜金10:00~15:30、土日祝9:00~15:30
水車うどん 11:00~15:00
■定休日:不定休
■TEL:0949-22-2421
■公式サイト:https://www.mochikichi.co.jp/chokubaijo/
■Instagram:@mochidangomura
さかえ屋 平恒おやつ(アウトレット)ショップ(福岡県飯塚市)

続いて訪れたのは、お菓子メーカー「さかえ屋」のアウトレットショップ。
先ほどの「もちだんご村 もち吉工場直売所」から車で40分ほどで到着できました。
飯塚市のさかえ屋本社に隣接する形でアウトレットショップが建っています。

こちらのアウトレットショップも大人気のようで、自動ドアには購入制限のお願いが掲示されていました。

店内はさほど広くないので、混雑時には入店制限もされるそうです。

「さかえ屋アウトレット=なんばん往来が安く買えるお店」というイメージでしたが、ケーキやプリン、ロールケーキといった生菓子や、県外のスナック菓子なども購入できましたよ。
なお、入荷する商品や数量は日によって異なるそうなので、どんな商品がどれだけ購入できるかは行ってみてからのお楽しみなのです!

今回購入した中で一番気に入ったのが、「べにはるかスイートポテトパイ」。なんばん往来の外側に、スイートポテトを詰め込んだ一品。ほどよい甘さでめちゃくちゃ美味しかったです!
【さかえ屋 平恒おやつ(アウトレット)ショップ】
■住所:福岡県飯塚市平恒432-6
■アクセス:JR筑豊本線「天道駅」より車で6分、同「飯塚駅」より車で9分
■営業時間:10:00〜15:00(状況により早く閉店する場合あり)
■定休日:年中無休(お盆・年末年始を除く)
■TEL:0948-22-1802
■公式サイト(オンラインショップ):https://nanban-ourai.com/
■Instagram:@nanbanourai
いかがでしたか?
筑豊エリアは福岡市内から車で1時間ほど。夏休みの気軽なドライブ先にもぴったりです!
なお、筑豊にはこのほかにもお菓子の直売所やアウトレットがあります。気になる方は、ぜひネットやSNSでも探してみてくださいね♪
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