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「遠賀川」ってどんな川？
今回ご紹介する「遠賀川（おんががわ）」は、福岡県の筑豊地方から北九州市・中間市・遠賀郡を流れる一級河川です。
福岡県嘉麻市の馬見山（標高978m）に源を発し、彦山川、犬鳴川などの支流を合わせながら筑豊地方の平野部を流れて福岡県北部の響灘へと注いでいます。
総延長は61km。流域市町村は7市14町1村。流域内人口約67万人。
ちなみに遠賀川は「九州で唯一、鮭が遡上する川」でもあるんだそうですよ！
出展：https://www.qsr.mlit.go.jp/onga/about/index.html出展：https://www.kama-kanko.com/523/
なぜ遠賀川はバスフィッシングの聖地なのか
ルアーフィッシングのターゲットとして代表的なブラックバス。
画像出典：https://www.photo-ac.com/
プロのアングラー（釣り人）からの評価も高い遠賀川では、釣り専用チャンネルや特番などで幾度となくテレビにも紹介され、年間を通して大小さまざまな釣りのイベントが行われています。
全国的な大会はもちろん、地元、中間市にお店をかまえるバスフィッシング専門店主催のショップイベントでも、全国からたくさんの参加者が集まっています。
画像出典：https://nakamap.jp/special/bathfishing/
プロのアングラーが「バスフィッシング」の名所として遠賀川を推す理由のひとつとして、まずブラックバスのクオリティが高いということがあげられます。
地元のバスフィッシングガイドによれば、遠賀川水系では例年55センチオーバー、3kg越えの個体が釣れる支流もあるそうで、遠賀川全域がブラックバスを釣るのに適しているそうです。
「強い引き」を楽しむことが醍醐味でもあるバスフィッシングにおいて、大きな個体がたくさん生息している事はそれだけで魅力的な場所といえます。
また、遠賀川でおこなわれるバスフィッシング大会は「ギャラリーが観戦しやすい立地の良さ」も魅力です。
特に遠賀川の中間市流域では、遠賀川を東西に分ち、ほぼまっすぐに南北に流れているので、観客達は河川敷からリアルタイムでアングラーと魚とのファイトを見ることができるのです。
このように遠賀川でおこなわれるバスフィッシング大会を臨場感いっぱいに体験できるのも、人気を集めている理由のひとつなのです！
出典：https://nakamap.jp/special/bathfishing/
ハイプレッシャーの遠賀川を攻略する！
まず、Googleマップで遠賀川全体を見てみましょう。
バスフィッシングの聖地としてあまりにも有名な遠賀川は、日々多くのアングラーが訪れています。
ゆえに魚に対するプレッシャーも高く、ポイント選びやコツを掴まないとなかなか釣れないことでも知られています。
それではいくつかの有名ポイントをご紹介していきましょう！
中間市役所前〜鉄橋エリア
遠賀川バスフィッシングの鉄板なのが、中間市役所前。広い駐車場を備えており、河畔公園として釣りだけではなく、散策もできるようになっています。
足場もコンクリート舗装されており、とても釣りやすくなっています。
護岸はこのような階段式になっています。足元にもバスが潜んでいたりします。
そばに架かる遠賀橋の橋脚まわりもA級ポイント。
水面に突き出た水位計などのストラクチャー（障害物）まわりにもバスが付いていたりします。
このエリアは川幅も広いので、バスフィッシング用のバスボートも頻繁に行き交っています。
やや河口方面に北上すると、筑豊鉄道の橋脚が出現します。ここは超A級ポイント。
コンクリート製とレンガ造りの2本の橋脚があり、付近には水草や小石が絡み、バスにとってちょうどいい居場所となっているのです。
なんと、取材中に隣のアングラー（釣り人）がビッグバスをゲットされたので、撮影にご協力いただきました。
メジャーで測ってみると、惜しくも50UPとはなりませんでしたが、48cmの美しい個体でした。
ルアーのリグ（仕掛け）は「フリーリグ」というもので、気温が高い日中ということもあり、ストラクチャー絡みのボトム（障害物が絡んだ底）を攻めた末の釣果となりました。
このようなサイズが遠賀川のアベレージなのです！（驚）
新橋〜勘六橋エリア
先ほどの下流域から一気に上流域の直方市まで北上してみました。
遠賀川は非常に長い上、たくさんのポイントが点在しています。
こちらは遠賀川と支流の彦山川が合流する、少し上の新橋〜勘六橋エリア。
駐車場もあり、徒歩で歩きながらポイントを攻めていきます。
両岸が草木に覆われており、足場も土が多いので、長いパンツを履いていた方が良さそう。
流れ込みや浅瀬、ストラクチャーなど地形に変化があるので、いろんなポイントを探っていきましょう。
日の出橋界隈
遠賀川と支流の彦山川が合流する日の出橋エリア。
こちらも橋脚まわりを中心に、良ポイントとして知られています。
支流からのインレット（流れ込み）。支流から本流に水が流れ込む場所は、栄養価の高い小魚が集まりやすいので、小魚を捕食するブラックバスも必然的に集まりやすい上、活性も高いので一級ポイントとなります！
犬鳴川エリア
遠賀川の東側を並走する犬鳴川も要チェック。狭い水路もバスの住処となっています。
少し上流には水門があります。水門の下も絶えず水の流れがあり、小魚が集まりやすいので、良ポイントとなっています。
釣りの合間にこだわりのコーヒーでほっと一息
遠賀川での釣りは、広域なポイントを移動しながら探ってゆくスタイル。
ですので、必然的に釣りの時間が長くなります。
流域には飲食店も数多くあるので、食事には困りません。
また釣りの合間にカフェやコーヒーショップでブレイクタイムを取ることもお忘れ無く。
こちらの「リベルタコーヒー」さんは、一級ポイントの中間市役所から車で2分の場所にある自家焙煎コーヒー豆専門店＆コーヒーのテイクアウト専門店。
コーヒー豆の仕入れから焙煎、販売に至るまで全て店主自らが行い、納得のいくものだけを販売されています。
画像出典：https://www.libertacoffeeshop.com/
画像出典：https://www.libertacoffeeshop.com/
今年2月には創業11周年を迎えたそう。
美味しいコーヒーで頭をリフレッシュさせて、次の戦略を考えてみてはいかがでしょうか。
リベルタコーヒー
住所：福岡県中間市中尾1−17−13
営業時間：9:00〜18:00
TEL：093-616-8426
定休日：毎週木曜日
Instagram：https://www.instagram.com/libertacoffee/
遠賀川での釣りの注意点
遠賀川のポイントは広域に点在しており、移動は主に車となります。駐車場が完備されているポイントは良いのですが、それ以外のポイントについては駐車マナーをくれぐれも守りましょう。
有名フィールドなので休日にはアングラーの数も多くなります。
お互いマナーを守って楽しく釣りを楽しみましょう。
環境保全のため、くれぐれもゴミは持ち帰るように。
また、ボートフィッシングの場合、マイボートの持ち込みについては、各関係機関のルールを遵守するようにお願いします。
九州のアングラーなら誰もが憧れるバスフィッシングの聖地「遠賀川」。
プレッシャーが高いので最初はなかなか釣果に結びつかないかもしれませんが、何度も足繁く通ってパターンを掴んで、ぜひビッグバスをゲットしてくださいね！
遠賀川
住所：福岡県中間市・直方市・飯塚市・遠賀郡・北九州市など7市14町1村
アクセス：福岡市内より九州自動車道経由で約1時間ほど（エリアによる）
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