「予約が取れない」病児保育について
病児保育とは、急な発熱や体調不良で、学校や保育園にいけない子どもをご家庭の代わりにお預かりを行う制度のこと。
病院・クリニックや保育所等に付設された専用スペースで一時的に子どもを預かってくれ、急に仕事を休んで看病をできない親に替わって子どもの世話をしてくれる、子育て世代にとって頼もしい仕組みなのです。
福岡市は、以前から官民一体となってこの制度に積極的に取り組んできました。
▼福岡市の「病児・病後児保育」に関するフクリパ記事はこちら
病気の子どもを預かってくれる病児・病後児保育利用者数で政令市トップは?〜医療充実の福岡市の取り組みをご紹介〜
https://fukuoka-leapup.jp/city/202012.158
そして、今年4月から福岡市では、「病児保育」の無償化がスタートしました。
これまでひとり1日あたり2,000円だった利用料が無料となり喜びの声が上がる一方、負担が減った事で利用希望者数が3倍まで急増。このことにより、現在「予約ができない」との声が多数上がっているんです。
そんな中、“いつでも利用可能な病児保育”でいま起こっているこの問題を解消したいと考えられたサービスが、2023年10月1日よりスタートしました。
「キッズリーフ病児保育」は、利用者のご自宅に伺う訪問型病児保育事業。
福岡市では、民間による共済型の訪問型病児保育は初めての取り組みになります。
「キッズリーフ病児保育」に込めた想い
病児保育を利用するときはご家庭の緊急時。
児童発達支援事業所や保育園などを運営する「がじゅまるの木」の想う、”いざ”というときに必ず利用ができる病児保育を提供することで、いま起こっているこの問題を解消したい、ご家庭の育児と仕事の両立をサポートしたい。
そういったビジョンを実現すべくスタートしたのが「訪問型病児保育キッズリーフ」。
アプリ上での予約や、メッセージでの1日3回の保護者への経過報告など、さまざまな機能が利用できる病児保育は、福岡市ではまだ「訪問型病児保育キッズリーフ」だけ。
1対1の訪問型病児保育だからこそ行える1日の包括したケアから、かかりつけ医への受診代行も。そして、子どもが1番慣れた環境である自宅でケアを行うことで、リラックスして過ごすことができ、また他の園児と接触する事がないため、施設内スペースでの感染症への二次感染などのリスクを回避できます。
訪問可能エリアは当初、福岡市博多区・中央区のみの予定でしたが、多くのご要望を受け、福岡市全域に拡大することになったそうです。
また、アプリから予約してサービスを行うというシステムの安定化を図りながら、今後は障がいをもった子どもへも裾野を広げていくビジョンも持っているそうです。
キッズリーフの利用方法
「万が⼀のための保険」のように月会費制を導入しているキッズリーフ。
利用者の方々の月会費により、交通費・手数料が無料、1回目の利用料金が安価になるプランを実現しています。
また、ひとり親家庭へはもっと利用しやすい料金設定として、仕事と育児の両立を支援しています。
さらに、10月末までの特別入会キャンペーンを実施しており、入会金15,000円、入会月の月会費が無料、加えてギフト券のプレゼントもあります。
事前登録がWEB上で完結し、予約も専用アプリ内で可能なため、日々の利用が手軽にできます。
<オンライン上で出来る操作>
①アプリ上での、病児保育の事前登録
②病児保育の利用予約
③病児保育利用料のお支払い
④オンライン診療の予約(月に1回分、オンライン診療手数料も月会費に含まれています)
・対象年齢:生後4ヵ月~小学校入学まで ※消費税非課税
詳しい情報やアプリのダウンロードなどは、下記の公式サイトにてご確認ください。
キッズリーフ病児保育公式サイト:https://www.kidsleaf.net/
会社概要
社名:合同会社がじゅまるの木
本社所在地:福岡県福岡市東区箱崎4丁目5‐19げんきビル3階
代表社員:中野 史也
事業内容:保育事業
設立:2022年3月
HP:https://www.gajyumarutree.com/
当社では、”障がいの有無に関係なく、ともに遊び・成長する”をモットーに重度心身障がい児・医療的ケア児さんの受けいれをおこなう児童発達支援事業所・放課後等デイサービス「がじゅまるの家」と、併設して「がじゅまる保育園」の運営を⾏っております。
障がいの有無に関係なく、お子様とそのご家族がその人らしい生き方が実現できるようサポートすることをミッションとして掲げております。
また、障がいの有無に関係なく、お預かりができ、お子様が精一杯楽しむことができる居場所を、さまざまな形で推進していくことで、保護者様の負担や不安を軽減し、安心して頼ることができるインクルーシブな子育ての社会実現を、福岡市を中心に地域と共創することをめざしております。
病児保育の充実で、福岡市がより子育てしやすい街になることを期待したいと思います。
参考サイト
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000127604.html
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