世界ランキング第152位の福岡市は東京、大阪・京都に次ぐ国内第3位
グローバル経済予測や定量分析などを提供する調査研究機関であるオックスフォード・エコノミクスは2024年5月21日、都市指数に基づく新たな世界都市ランキングとして、第1回『グローバル・シティーズ・インデックス』を発表した。
6大陸の1000都市を対象にした同ランキングにおいてトップとなったのが、アメリカ・ニューヨークであり、福岡市は第152位にランクインした。
首位のニューヨークに次いでの第2位はイギリス・ロンドンであり、アメリカ・サンノゼが第3位として続き、第4位は東京だった。
同ランキングでは、経済分野(GDP規模、成長率、経済の多様性など)、人的資本分野(教育達成度、企業本社、人口増加など)、生活の質分野(平均寿命、1人当たり所得、レクリエーション・文化施設など)、環境分野(大気の質、自然災害、気温異常など)、ガバナンス分野(制度、政治的安定、市民の自由など)の5分野・27指標で評価している。
なお、評価に際しては、経済学30%、人的資本25%、生活の質25%、環境10%、ガバナンス10%という分野別のウェイト付けを行っている。
出所:OXFORD ECONOMICS GLOBAL CITIES INDEX 2024
世界都市ランキングに日本国内から25都市がランクイン
今回、オックスフォード・エコノミクスの第1回『グローバル・シティーズ・インデックス』において、日本国内からは、25都市がランクインしている。
世界第4位だった東京が、日本の国内都市でのトップだった。オックスフォード・エコノミクスでは、大阪と京都を一つの都市とみなして、世界第91位としており、国内では第2位となっている。
その後に続く第3位が、福岡市だった。
以後、名古屋市、札幌市、広島市、熊本市などが続く。
福岡市に対する分野別評価としては、経済分野で世界1,000都市において第173位、人的資本分野で同第218位、生活の質分野で同第235位、環境分野で同第322位、ガバナンス分野で同第26位だった。
新たな世界都市ランキングとして、『グローバル・シティーズ・インデックス』を発表したオックスフォード・エコノミクスは、1981年の創業でイギリス・オックスフォードに本社を置く。
オックスフォード・エコノミクスでは、グローバル経済予測や定量分析などを手掛けており、グローバル企業や国際機関、政府機関、大学など世界2000以上のクライアントに対して、マクロ経済分析レポート・予測データやリスクシナリオ分析を提供している。
エコノミスト・アナリスト300人を擁し、クライアント数は全世界に2000社を数え、グローバルオフィスとして世界各地に20拠点を構える。
出所:OXFORD ECONOMICS GLOBAL CITIES INDEX 2024
参照サイト
【参照サイト】OXFORD ECONOMICS GLOBAL CITIES INDEX 2024
https://www.oxfordeconomics.com/wp-content/uploads/2024/05/Oxford_Economics_Global_Cities_Index_2024.pdf
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