国際会議の世界的な業界団体ICCAが2023年統計を発表
【ICCA(国際会議協会)国内都市別開催ランキング】
第1位:東京91件、第2位:京都41件、第3位:大阪20件、同:横浜20件、第5位:福岡17件、同:札幌17件……。
日本政府観光局(独立行政法人国際観光振興機構、JNTO)は2024年5月17日、国際会議協会(ICCA)の2023年国際会議開催統計に基づく、日本語版の国際会議開催件数ランキング表を作成・公開した。
ICCAは、以下の選定基準を満たした国際会議の開催件数を集計して毎年、公表している。
(1)参加者総数:50人以上
(2)開催期間:定期的に開催(1回のみ開催した会議は除外)
(3)開催国について:日本を含む3カ国以上で会議のローテーションがある(2カ国間会議、政府系会議、国連主催の会議は除外)
ICCAの統計によると、2023年における世界の会議件数は、1万187件だった。
このうち17件の国際会議を開催した福岡は、世界順位で第133位であり、アジア太平洋地域の順位で第30位となっている。
今回の国際会議統計をまとめたICCA(International Congress and Convention Association)は、1963年に旅行代理店の団体によって設立された、国際会議やコンベンションに関する情報交換を目的とした非営利の業界団体だ。
オランダ・アムステルダムに本部を置き、会員は90カ国の約1,000団体とされる。
出典:ICCA(国際会議協会)統計より 資料提供:日本政府観光局
日本は世界ランキングで第7位、アジア大洋州ランキングの上位70都市に福岡を含む国内15都市がランクイン
ICCAの統計によると、コロナ禍前の2019年における全世界での国際会議開催件数は1万3,799件だった。
2023年における件数は、対前年比13.0%増の1万187件であり、2019年比で73.8%となっている。
日本における2023年の開催件数は、同59.2%増の363件であり、世界第7位となり、前年よりも4つランクアップした。
一方、日本は2019年に第8位・527件であり、2019年比は68.9%だった。
今回の国際会議開催件数ランキングの発表を担当した日本政府観光局MICEプロモーション部では公表に際して、次のようにコメントしている。
日本政府観光局MICEプロモーション部
アジア大洋州地域の都市別開催件数では、公開されている上位70都市に、東京(3位・91件)、京都(10位・41件)を含む日本国内都市15都市がランクインしています。
出典:ICCA(国際会議協会)統計より 資料提供:日本政府観光局
参照サイト
日本政府観光局『ICCAより2023年の国際会議統計が発表 日本は世界7位、AP地域では1位を堅持』
https://mice.jnto.go.jp/news/other/2377.htm
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