【 ビジネス短信@フクリパ 】 

櫛田神社内の新『櫛田会館』が、25年に一度の式年遷宮で6月に完成 【福岡市博多区】

博多の総鎮守で知られる櫛田神社の一角にあり、博多祇園山笠の総会の場としても知られる櫛田会館が、25年に一度の式年遷宮で木造2階建ての新『櫛田会館』に生まれ変わります。新会館のあらましと東長寺との意外なつながりを取り上げます。

既存建物の材料を可能な限り再利用の木造2階建て増築工事

画像提供:福岡市

天平宝字元年(757)に創建した櫛田神社は長年、博多の総鎮守として親しまれている。
2025年には、25年に一度の式年遷宮を迎える櫛田神社では、遷宮事業の一つとして社務所横の『櫛田会館』の解体修復を伴う増築工事を進めており、今年6月に完成する予定だ。
同工事では、可能な限り既存の材料を再利用している。そして、従来平屋だった会館を地上2 階建ての木造の建物とし、その延床面積は486.07 平方メートルだ。

 

新たな櫛田会館では、建物の1階に参拝者向け休憩所を増設し、博多祇園山笠振興会と博多松囃子振興会の事務所が入居する。
2階は大広間となっており、従来と同様に博多祇園山笠の総会などに利用される予定だ。さらに建物内に授乳室も設置するとしている。

 

櫛田神社第四十九回式年遷宮奉賛会では、「『うけつぐ博多のこころ』を合い言葉に、博多の伝統と文化を次世代に受け継ぎ、また広く世界に伝えるために多くの方々にご理解とご賛同を賜りましたことに厚くお礼申し上げます」としている。

 

かつて櫛田会館の場所に建っていた神護寺と東長寺六角堂

画像提供:福岡市

櫛田神社では、国指定重要無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産である『博多祇園山笠』や、博多に秋を告げる風物詩である『博多おくんち(秋季大祭)』などが執り行われている。
さらに毎年5月に開催される『博多どんたく』に参加する博多松囃子の一行は、櫛田神社から出発する。
中殿に大幡主大神、左殿に天照大御神、右殿に須佐之男命を祀る櫛田神社は天正15年(1587)、豊臣秀吉による博多町割の実施時に現社殿が建立・寄進された。

 

かつての神仏習合の時代、櫛田会館が建っているところに東長寺の末寺である神護寺があった
その後、神護寺は、明治期の神仏分離令で篠栗町へ移転して現在の石原山遍照院となっている。
現在、東長寺内にある六角堂は、櫛田神社境内にあった神護寺に建てられていた建物を東長寺内へ移築したものである。

 

物件概要

所 在 地/ 福岡市博多区上川端町12-1(地名地番)
   / 宗教施設(神社)
事業主体/ 宗教法人櫛田神社
   / 地上2
敷地面積/ 8500
延床面積/ 486.07
   / 202108
   / 202306月予定
   / 設計者:株式会社TOKYO堂宮

 

参照サイト

博多祇園山笠公式サイト『櫛田神社第四十九回式年遷宮奉賛会 趣意書』

https://www.hakatayamakasa.com/61866.html

株式会社TOKYO堂宮Webサイト

http://www.dohmiya.com/

福岡市の文化財『東長寺六角堂』(博多区)

https://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/154

ささぐり遍照院:歴史

http://www.sasaguri-henjoin.com/history.html

 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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