JR西日本不動産開発とJR九州による初の共同開発

写真提供:JR西日本不動産開発
2026年9月18日、博多駅筑紫口近くの新幹線高架下に、複合商業施設『VIERRA(ビエラ)博多テラス』がオープンする。
JR西日本不動産開発株式会社(大阪市北区、小田雄生社長)と九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長、以下JR九州)が初めて共同開発した施設だ。
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、倉坂昇治社長、以下JR西日本)が所有する山陽新幹線の高架下と、JR九州が所有する九州新幹線の高架下を一体的に活用し、両社が共同運営していた時間貸し駐車場を商業施設へ転換した。
博多駅筑紫口から高架沿いに南へ約300メートルの地点にあるVIERRA博多テラスの開発面積は、約1,618平方メートル。
居酒屋やつけ麺店、カフェ、美容室など、計6店舗が出店する。
同施設の西側・道向かいには、福岡市がパークPFIで再整備を進める音羽公園がある。
VIERRA博多テラスについて、同施設を運営するJR西日本不動産開発株式会社は、次のように説明している。
「近隣で働く・学ぶ・暮らす方々に向けて、“日常の質を高める場”や“オンとオフを切り替える拠点”となることを目指します。九州初出店や福岡の人気店を含む全6店舗が出店し、飲食や美容サービスを通じた快適で上質な日常体験を提供いたします。」
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新幹線高架下の複合商業施設に出店するのは、飲食や美容などの6店舗

写真提供:JR西日本不動産開発
◎『博多ちゃってん』
(業種:海鮮居酒屋・九州料理、出店会社:アトモスダイニング株式会社)
福岡市・大橋で長年営業している海鮮居酒屋『ちゃってん』の2号店。
同店では、生簀から揚げたばかりの活イカや、職人が目の前で焼き上げる炉端焼きを楽しめる。
◎『麺や兼虎 博多駅前店』
(業種:つけ麺専門店、出店会社:ベリーグッドスマイル株式会社)
2013年に福岡市・赤坂で創業した『麺や兼虎』は2026年7月現在、福岡市に4店舗、佐賀県鳥栖市に1店舗を展開する。
「世界一の濃度を誇るつけ麺」を目指しているという。
◎『yellow 博多』 ※九州初出店
(業種:オムライス・洋食店、出店会社:株式会社イエロー)
名物のダブルチーズハンバーグオムライスは、自家製デミグラスソースにカマンベールチーズソースを合わせた一品。
ハンバーグやエビフライなどを一皿に盛り合わせた『大人様プレート』も人気。
◎『APOC COFFEE』
(業種:カフェ、出店会社:株式会社WOF)
博多駅前で営業する『APOC COFFEE』の2号店として筑紫口にオープンする。
気軽に利用できるカフェとして、こだわりのパスタやチーズケーキを楽しめる。
◎『ちんぷんかんぷん 博多店』
(業種:焼き鳥居酒屋、出店会社:株式会社WOF)
看板のない隠れ家焼き鳥店として親しまれており、既存の博多店が移転する形でリニューアルオープンする。
炭火で焼き上げる焼き鳥を味わうことができる。
◎『GiseL hair care cosme shop』
(業種:ヘアケアコスメショップ/美容室、出店会社:株式会社アクアビテ)
同店は、美容室がプロデュースするヘアケアコスメショップ。
毎日のホームケアを支え、髪の悩みを美容のプロに気軽に相談できる店舗を目指す。
2027年春ごろに新たな複合商業施設『VIERRA博多』も開業

『VIERRA博多』に改装工事中の『博多活憩通り』跡地。手前の道路は『博多駅中央街5号線』
JR西日本不動産開発は、博多駅筑紫口付近の新幹線高架下で運営する商業施設『博多活憩通り』をリブランディングし、新たな複合商業施設『VIERRA博多』として2027年春ごろに開業する予定だ。
『VIERRA(ビエラ)』は、JR西日本不動産開発が展開する商業施設ブランド。同社によると、スペイン語の『vida(暮らし)』と『tierra(大地)』を組み合わせた造語で、「日々の生活利便性に資する施設として、地域に根ざし、愛される存在でありたい」という思いが込められているという。
JR西日本不動産開発、JR九州、JR西日本の3社は、VIERRA博多テラスとVIERRA博多の開発を通じて、博多駅筑紫口エリア全体における連続したにぎわいや回遊性の創出を図るとしており、「今後も3社は、駅から始まるまちづくりを推進し、沿線価値のさらなる向上と地域の持続的な発展に貢献してまいります」としている。
新幹線の主要駅付近の高架下は従来、一等地でありながら、騒音や振動などの制約から、駐車場や駐輪場、鉄道関連事務所などとして活用されるケースが多かった。
近年は地価高騰が続く中、建築技術の向上や店舗設計の工夫によって、高架下空間を複合商業施設として活用する動きが広がっており、今後の展開が注目されそうだ。
筑紫口付近の『VIERRA博多』前の道路で民間施設との一体的整備を構想

写真提供:博多まちづくり推進協議会 ※イラストはイメージです
博多駅周辺の企業、団体、自治協議会、学識経験者、福岡市などで構成するエリアマネジメント団体『博多まちづくり推進協議会』は2026年7月21日、新たに策定した『博多まちづくりガイドライン2026』を公表した。
2040年を見据えた博多のまちの将来像や取り組みの方向性を示す同ガイドラインでは、通りごとの立地や沿道用途に応じて、「にぎわい・滞在創出路線」「景観優先路線」「公園アクセス路線」の3種類に分類し、それぞれの形成方針を示している。
博多駅筑紫口と音羽公園を結ぶ一方通行の『博多駅中央街5号線』は、今後開業するVIERRA博多の前を通る路線である。ガイドラインでは、この通りの将来像について「道路と民間施設の一体的な整備のイメージ」を打ち出している。
同路線について、博多まちづくりガイドライン2026では、「筑紫口の新幹線高架下の飲食店街や大型商業施設などが立地する繁華街にあり、昼夜問わず、歩行者の通行が多くなっています」としている。
VIERRA博多テラスの概要
■所在地:福岡市博多区博多駅前4-38-10(山陽新幹線および九州新幹線の高架下)
■用途:商業施設
■事業主体:建物設置者/JR西日本不動産開発株式会社、九州旅客鉄道株式会社、運営者/JR西日本不動産開発株式会社
■構造規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造1階建
■開発面積:約1,618平方メートル
■店舗数:6店舗(飲食・美容室など)
■開業:2026年9月18日(予定)
■備考:JR西日本不動産開発とJR九州による初の共同開発
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参照サイト
【JR西日本不動産開発株式会社 九州旅客鉄道株式会社 西日本旅客鉄道株式会社】2026年7月27日 JR西日本不動産開発とJR九州による初の共同開発~博多駅筑紫口エリアのにぎわい創出に向けた新たな拠点~「VIERRA(ビエラ)博多テラス」2026年9月18日開業
https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2026/07/27/202607027_VIERRA_Hakata_Terrace_to_Open_September_18_2026_1.pdf
JR西日本不動産開発株式会社『高架下:事業概要』
https://www.jrwd.co.jp/business/underpass.html
博多まちづくり推進協議会『博多まちづくりガイドライン2026~未来ビジョン2040~』
https://hakata-machi.jp/pdf/guideline2026.pdf









