出資総額185億円の特定目的会社への出資で物件取得

大成建設株式会社(東京都新宿区、相川善郎社長)は2026年4月1日、サンアローズ・インベストメント株式会社(東京都中央区、土田賢吾社長)が設立した天神一丁目開発プロジェクト特定目的会社への出資を通じて、『ベスト電器福岡本店・みすず庵共同ビル』を取得したことを発表した。
天神一丁目開発プロジェクト特定目的会社は、ベスト電器福岡本店・みすず庵共同ビルを資産流動化法に基づき、不動産証券化する目的で設立した特定目的会社だ。
同目的会社の出資総額は185億円であり、法人所在地は東京都千代田区のシルスフィア会計事務所内となっている。
今回取得した同ビルの活用について、大成建設株式会社は発表資料において、「今後、天神エリアの好調なマーケットや特性を活かし、ホテルなどへの建替えを計画するとともに、天神エリアの魅力向上に貢献することで地域経済の活性化に寄与してまいります」と記す。
同規模敷地の再開発事例から見る、建替え後の可能性
天神一丁目開発プロジェクト特定目的会社が取得したベスト電器福岡本店・みすず庵共同ビルは、1994年10月に完成した建物だ。
1,517.76平方メートルの敷地面積(公簿)に地下3階・地上12階の建物が建っており、延べ床面積(公簿)は1万3,876.32平方メートルとなっている。
今後、同敷地で建替えが進む場合、どれほどの規模の建物になるのだろうか。

最近、天神エリアにおいて同規模クラスの敷地面積で建設・完成した建物の事例としては、『ヒューリックスクエア福岡天神』が挙げられる。
明治通り沿い、パルコ西側に建つ同ビルの敷地面積は、約1,450平方メートル。地上19階・地下3階建てで、延べ床面積は、約2万860平方メートルとなっている。
同ビルは、福岡市の都心部機能更新誘導方策である『天神ビッグバン』の一環として、旧ヒューリック福岡ビル(旧福岡富士ビル)の跡地に建設された商業・オフィス・ホテルの複合ビルである。
2025年1月に商業施設部分がオープンし、ホテル施設部分は同年4月に開業した。
>>>【あわせて読みたい】地上19階建て複合施設『ヒューリックスクエア福岡天神』が1月31日、オープン【福岡市中央区】
福岡市・天神の一角で、長年にわたり福岡市民からランドマークとして親しまれてきた旧ベスト電器福岡本店ビル。
今後どのような建物に生まれ変わるのか、福岡市民をはじめ都市開発関係者らから大きな注目をに集めている。

物件概要
■名称:ベスト電器福岡本店・みすず庵共同ビル
■所在地:福岡市中央区天神1-9-1
■用途:店舗
■事業主:天神一丁目開発プロジェクト特定目的会社
■階数:地上12階・地下3階
■敷地面積(公簿):1,517.76平方メートル(一部借地)
■延床面積(公簿):1万3,876.32平方メートル
■構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造
■完成:1994年10月
■備考:資産流動化法に基づいて、天神一丁目開発プロジェクト特定目的会社がベスト電器福岡本店・みすず庵共同ビルを不動産証券化
参照サイト
大成建設株式会社『ベスト電器福岡本店・みすず庵共同ビルの取得について』
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2026/260401_10981.html
サンアローズ・インベストメント株式会社Webサイト
https://www.sunarrows.co.jp/
大成建設『特定子会社の異動に関するお知らせ』
https://japanir.jp/wp-content/uploads/2026/02/1801-20260226-01.pdf
国税庁法人番号公表サイト『天神一丁目開発プロジェクト特定目的会社の情報』
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=4010005041027
福岡市『天神ビッグバンボーナス認定ビル』
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/kaihatsu/shisei/tbb_p2.html#mark03









