「コーヒーの店モカ」の場所は、JR佐賀駅より徒歩8分

今回ご紹介する喫茶店は、佐賀県佐賀市にある「コーヒーの店モカ」です。
まずはアクセス方法から。佐賀市の玄関口である「JR佐賀駅」からスタートします。

佐賀駅の南口を出ると交流広場があり、その傍には佐賀の偉人である「鍋島直正・古賀穀堂・鍋島茂義像」が建っています。像の左手に伸びる中央大通りを直進しましょう。

8分ほど中央大通りを歩いていると、角に佐賀銀行本店のある「唐人町一丁目交差点」があります。その道向かいに目をやると・・・。

中央大通り向かいの路地沿いに「コーヒーの店モカ」がひっそりと佇んでいました。

外観はこのような感じです。エントランスには手入れの行き届いた花壇があり、綺麗な花々が咲き誇っています。

個性的なフォントの看板からは、昭和時代の香りが漂います。

そしてこちらも懐かしい、回転式のスタンド看板。看板に目を凝らすと、コーヒーカップのシルエットから「MOKA」という文字がまるで湯気のように飛び出していました。

カーテンが閉じられているので店内の雰囲気は分かりませんが、入店してみましょう。
昭和の純喫茶そのままの空気感が味わえる、レトロな店内空間

ドアを開けて入店すると、左手にカウンター席、右手にテーブル席がレイアウトされています。深いブラウンを基調とした店内はレトロ感満点。長年の歴史が積み重ねられ、実に味わい深い空間になっています。

カウンター席は、年季の入った一枚板のカウンターと、背もたれから肘掛けまでが一体となった丸みのあるラウンジチェアで構成されています。

テーブル席には背もたれ部分が高いボックスソファが配され、ソファの表面は高級感のあるベロア生地張りになっています。その生地感からも50年以上という年月を感じさせてくれます。

さらに最奥には、お店の一等席でもあるボックス席もありました。


天井からはカウンター席とテーブル席で異なる2種類のペンダントライトが吊り下げられており、より一層レトロな雰囲気を醸し出しています。

カウンター裏のカップボードには、佐賀市出身の著名な漫画家・針すなおさんのイラストも飾られていました。ちなみに針さんは、お店と深い縁があり、常連でもあるんだそうですよ。

壁面の一角を覆い隠しているのは、昔懐かしのコーヒーの回数券。常連さんたちはこの回数券を購入してお店にキープしておき、コーヒーを一杯飲むごとに回数券を一枚ずつもぎって使うというスタイルです。
「コーヒーの店モカ」の歴史
お店の歴史を遡ると、ここは元々「永渕商店」という食料品を取り扱う店だったそうです。
そこに初代店主となる女性が嫁ぎ、ちょうど10年が経った1970年に「コーヒーの店モカ」に業態変更することに。
当時の佐賀市内では2番目となる喫茶店だったそうで、オープン当初からたくさんのお客さんで連日賑わっていたそうです。
昭和から平成にかけての41年間、先代がひとりでお店を切り盛りしてきましたが、体力面を考慮して2011年には先代の息子の妻である現店主が加わり、以降は二人三脚で営むようになりました。
その後、現店主がバトンを受けて2代目となり、現在に至ります。
なお、創業当時は「佐賀市内では2番目となる喫茶店」でしたが、最初に創業した喫茶店はすでに閉店しており、現在は「コーヒーの店モカ」が佐賀市内で現存する最古の喫茶店となっているんだそうですよ。
昔ながらの純喫茶らしい、ノスタルジックなメニュー構成

それではメニューをチェックしてみましょう。
まずはドリンクから。ブレンド・アメリカン・炭火焼・キリマンジャロ・モカの5種類のコーヒーをはじめ、紅茶やジュース、さらにクリームソーダやコーラフロートといった往年のラインナップが並びます。

フードメニューは6種類のトーストと4種類のサンドウィッチがあり、土・日曜限定で「ゆでたまごサンド」「はちみつトースト」「つぶあんトースト」がオーダーできますよ。

今回は名物メニューの「フレンチトースト(税込650円)」と「ブレンドコーヒー(税込550円)」をいただくことにしました。
フレンチトーストはオーダーを受けてから一斤の食パンを厚切りにし、卵液に浸してからじっくりと焼き上げます。そして仕上げにシナモンと砂糖を独自にブレンドしたオリジナルのシナモンシュガーをたっぷりかけて提供されます。

写真ではわかりづらいのですが、厚みは最大で5cmもあるんです。その分厚いフレンチトーストをナイフでカットして頬張ると、表面はカリッと、中はプルンとした独特の食感が楽しめます。もちろんブレンドコーヒーとの相性もばっちり。
このフレンチトーストは地元のファンはもちろん、近年はSNSを見て訪れる若い世代からも人気があるんだそうですよ。
店内では「紙たばこのみ」喫煙OK!

最後に、愛煙家の方々に朗報です。
店内では「全席喫煙OK」となっています。ただし「紙たばこ限定」となっており、加熱式たばこや電子たばこ、葉巻などはNGとなっているのでご注意を。

昔お店で配っていたというマッチ箱も見せていただきました。
昔の喫茶店は喫煙できるのが当たり前で、それぞれのお店がこのようなオリジナルマッチを作ってお客さんに配っていました。
今はもうマッチは作っていないそうですが、お店の長い歴史に少しだけ触れることができました。
ということで、今回は佐賀県佐賀市にある「コーヒーの店モカ」をご紹介させていただきました。
福岡からお店の最寄り駅の佐賀駅までは、JR博多駅から特急で最速35分。高速バスなら天神から佐賀駅バスセンターまで約1時間20分で到着できるので、ちょっとした旅行気分を楽しみながら気軽に行くことができます。
また、佐賀駅付近はノスタルジックな建物やお店も数多く点在しているので、レトロ好きな方はぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。
【コーヒーの店モカ】
■住所:佐賀県佐賀市唐人1-5-28
■アクセス:JR佐賀駅より徒歩8分/佐賀市営バス「駅南本町停」より徒歩2分
■営業時間:11:00〜16:30L.O(水曜は14:30L.O)
■定休日:木・金曜
■TEL:0952-26-4212
■喫煙:可(紙たばこのみ)
■Instagram:@moka_french












