結び茶屋since2019

祐徳稲荷神社・奥の院にある絶景和カフェ「結び茶屋since2019」【佐賀県鹿島市】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ人も増える中、脚光を浴びているのが「個性的な喫茶店」や、ロケーションや物語性を持つカフェ。この記事では、福岡や福岡近郊にある、思わず足を運びたくなる個性的な喫茶店・カフェをご紹介しています。

「結び茶屋since2019」は祐徳稲荷神社の奥の院まで登らないと辿り着けない

祐徳稲荷神社

 

今回ご紹介する「結び茶屋since2019」があるのは、佐賀県鹿島市。筆者の故郷でもあります。

この鹿島市のシンボルとして有名なのが「祐徳稲荷神社」。総漆塗りの極彩色で彩られた御本殿は、その美しさから「鎮西の日光(九州の日光東照宮)」と呼ばれています。

祐徳稲荷神社は年間約300万人の参拝客を誇り、これは九州全体で見ても、福岡の太宰府天満宮に次ぐ第2位の規模。福岡都市圏から高速道路を利用すれば2時間弱で行けるので、一度は行ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。

そんな祐徳稲荷神社に個性的なカフェができたという噂を聞きつけて、やってまいりました!

 

上り参道

 

それでは行ってまいりましょう!極彩色の楼門を抜けた先にある御神楽殿の右手に上り参道があるので、この階段を登っていきます。

 

御本殿

 

階段を登ったところに御本殿があります。地上18メートルの高さにある御本殿は、山の斜面や崖などの険しい場所に、長い柱を立てて床を支える「懸造り」という建築様式。京都の清水寺と同じ構造で、巨大な朱塗りの柱が力強く組み上げられています。

天井には色鮮やかな鳳凰などの絵が描かれており、見上げるだけでパワーがもらえるような空間です。

 

奥の院に向かう石段

 

御本殿のすぐ横から奥の院に向かう石段が続いています。ここをひたすら登っていきます!

 

奥の院に向かう石段

 

奥の院まで登るのは、実に40年ぶりくらい。普段の運動不足のせいで、膝がガクガクしてきました(泣)

息を切らしながら登ること30分、ようやく赤い鳥居が見えてきました!

 

奥の院

 

ようやく奥の院に到着!朱塗りの鳥居が真っ青な空とのコントラストで非常に美しいです。

 

奥の院

 

そんな奥の院のそばにそびえる立派な建物。ここが今回の目的地です。

 

授与所・休憩所

 

この建物は祐徳稲荷神社奥の院の授与所・休憩所となっており、この中に今回ご紹介するお店があるのです。

では中へと入ってみましょう!!

 

 

奥の院から見下ろす景色はまさに絶景!!

窓からの眺望

 

建物の中はガラス張りになっており、標高100メートル以上の高さから鹿島市街や有明海が一望できるようになっています。

 

授与所

 

一角は授与所となっており、奥の院限定のお守りや、「奥の院」と記された御朱印をいただくことができます。

 

結び茶屋since2019

 

その授与所のすぐ隣にあるのが、今回ご紹介する「結び茶屋since2019」です。

 

ディスプレイされた茶器

 

まずは好きな席をキープして、テーブルに置かれたメニューを選んでカウンターでオーダーします。カウンターの前にはいろんな茶器がディスプレイされています。

 

窓からの眺望

 

オーダーしたら席に座ってメニューを待ちます。それにしても素晴らしすぎる眺望。この日は快晴だったので、有明海の対岸にある福岡県大牟田市や柳川市方面までも見渡すことができました。

 

テラス

 

なお、建物からテラスに出ることもできますよ。この素晴らしいロケーションを堪能できるのも、奥の院まで登った人だけなのです。

 

 

「結び茶屋since2019」ができるまで

結び茶屋since2019 店主の田口陽介さん

店主の田口陽介さん。実に多彩な経歴の持ち主なのです。

 

店主をつとめるのは、鹿島市のお隣、佐賀県太良町ご出身の田口陽介さん。

田口さんは小学5年生からドラムをはじめ、学生時代はバンド活動に明け暮れていたそう。19歳で上京し、15年にわたりプロドラマーとして活躍されたという異色の経歴の持ち主です。

33歳で帰郷後、サラリーマンを経て「繁盛海苔」ブランドの立ち上げや、羽釜炊きおむすびの販売など多角的に事業を展開されていました。

そんな折、祐徳稲荷神社の宮司さんとのご縁が生まれ、2024年に新築された奥の院休憩所への出店が決まりました。

当初はコーヒースタンドとしての出店でしたが、鹿島市の餅屋さんや嬉野市の茶舗さんとの出会いに触発され、地元産の素材を使った和カフェへの業態変更を決意。

そして2025年12月、お店を「結び茶屋since2019」としてリスタートされました。

 

ちなみに屋号の由来を尋ねたところ、「参拝客とお店、そして人と人とのご縁を結ぶ場所でありたい」という思いから「結び茶屋」と名付けたそう。また、「since2019」とは、田口さんが起業した年なんだそうで、「起業した時の初心を忘れないように」という思いを込めて、屋号に付け加えているとのことでした。

 

 

絶景とともに堪能する100年の餡子と嬉野抹茶

メニュー

 

「結び茶屋since2019」の看板メニューは餡子と抹茶を使った品々。

餡子は鹿島市にある「安富餅屋」が100年続く製法で作り上げた「プレミアム餡子」を使用。また、抹茶は鹿島市の隣、嬉野市にある茶舗「深香園」から取り寄せた嬉野抹茶を使用しています。

 

メニュー

 

スイーツメニューは100年餡子を使ったぜんざい2種類とさくら餡を使ったぜんざい2種類、餅とアイスが同時に楽しめる「大福アイス」が用意されています。

 

メニュー

 

また、自慢の嬉野抹茶や抹茶ラテ、抹茶レモネードソーダといったドリンクもラインナップされています。

 

「100年アイスぜんざい」と「練乳抹茶ラテ」

 

今回は人気メニューの「100年アイスぜんざい(税込1,320円)」「練乳抹茶ラテ(アイス/税込880円)」をいただくことにしました。

100年アイスぜんざいは赤い布が敷かれたお盆で提供され、嬉野抹茶とのセットになっています。その傍には折り鶴が置かれており、和のおもてなしの心が感じられます。

 

100年アイスぜんざい

 

ぜんざいは隠し味の塩がアクセントとなっており、甘すぎず、餡子の滑らかな美味しさを存分に楽しめます。ちなみにアイスクリームの上にトッピングされているのは、なんと金箔!

このゴージャスなメニューを楽しめるのも、奥の院まで登った人だけのご褒美なのです。

 

練乳抹茶ラテ

 

「練乳抹茶ラテ」は嬉野抹茶の風味と練乳の甘さのバランスがとれた一杯。

テラスの椅子に座って、絶景を眺めながらラテを味わうひとときは至福すぎました。頑張って奥の院まで登って良かった!

 

KROSS COFFEE

 

ちなみに「結び茶屋since2019」の隣には「KROSS COFFEE」というお店もありますよ。

こちらではハンドドリップコーヒーや昔なつかしい「アイスクリン」などのメニューが楽しめるとのこと。せっかくなので2店舗のメニューをはしごしてみても良いかもですね♪

 

 

ということで、今回は佐賀県鹿島市・祐徳稲荷神社の奥の院にある「結び茶屋since2019」をご紹介させていただきました。

鹿島市は筆者の故郷でちょくちょく帰省しているのですが、祐徳稲荷神社の奥の院がこんなに綺麗になっていたなんて全然知りませんでした。

昔はかなり登るのに苦労した記憶がありましたが、現在は石段も整備され、かなり登りやすくなっています。(実際に奥の院にはご高齢の方も多く参拝されていましたよ。)

この素晴らしい眺望と絶品メニューを堪能しに、ぜひチャレンジされてみてはいかがでしょうか?

 

 

【結び茶屋since2019】
■住所:佐賀県鹿島市古枝乙1855 祐徳稲荷神社 奥の院休憩所内
■アクセス:JR長崎本線「肥前鹿島駅」よりバスで約22分、奥の院まで徒歩で約30分
■営業時間:10:00〜16:00
■定休日:年中無休
■TEL:なし
■Instagram:@cafesince2019

 



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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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