意外なほど近い!バスで繋がる「緑の玄関口」

都心近接エリアの小笹は、アクセスが良いからこそ、緑のリフレッシュ効果が格段に上がります。時間やお金を気にせず、思い立ったらすぐに行けるのが最大の魅力です。
小笹エリアのバス停(小笹南口など)までは、天神・博多の中心部から西鉄バスでたったの25分ほど。しかも運賃は片道260円(目安)。日常的に利用できる手軽さで「ちょっと森林浴」が可能になります。都会の喧騒から緑豊かな小笹へ向かうバスの時間は、「気持ちをオフにするためのウォーミングアップタイム」になりそうです。
また、地下鉄七隈線「桜坂駅」からも徒歩10分程度で南公園・植物園方面へアクセスできるなど、交通手段の選択肢が広いのも魅力です。

見晴らし最高「空と緑がつながる」スポット
小笹エリアの緑地は、豊かな自然に囲まれながら、福岡市街を一望できるパノラマビューが自慢です。特に南公園展望台(植物園内)や鴻巣山展望台からの眺めは最高です。
都心で森林浴ができる「南公園」
桜の名所としても有名な「南公園」は、森林浴にもおすすめのスポット。西鉄バス「小笹団地正面前」下車後、上智福岡中学高等学校の前の交差点(動物園西門前)を右折すると「南公園」と書かれた看板があります。その看板がある入口から一歩足を踏み入れると都会の喧騒を遮る、豊かな緑が広がります。


木々に囲まれた遊歩道を歩くと、車の音は遠のき、鳥のさえずりや木々のざわめきが聞こえてきます。都会にいながら、手軽に豊かな自然を大満喫できる空間です。遊歩道は道幅が広くゆったりと整備されているため、森林浴を楽しみながらのんびりと散策できます。愛犬との散歩コースとしても人気の場所です。

【南公園】
住所:福岡市中央区南公園1-1[map]
アクセス:福岡市地下鉄七隈線「桜坂駅」から徒歩約15分、西鉄バス「小笹団地正門前」から徒歩約5分
夜景は一見の価値あり「南公園西展望台」
「南公園西展望台」は、「南公園」から桜坂山手線を挟んだ反対側にあります。上智福岡中学高等学校の前の道を桜坂方面に進むと、HILLTOP RESORT FUKUOKAの看板が見えます。その向かい側の白い階段を上がった先にあるレンガ調の建物が展望台です。

天神や博多の街並みを一望できる360度のパノラマビューは、まさに圧巻!特に、夜の街のきらめきは、地元の方に愛される最高の夜景スポットです。

北には海の中道と志賀島、西は能古島や糸島、南に油山や背振山、東は宝満山と、福岡の街並みが360度広がります。福岡市街とみずほPayPayドーム、福岡タワーまでが一望できるとあって、夜景の美しさはピカイチです。

【南公園西展望台】
住所:福岡市中央区輝国1丁目1-77 [map]
アクセス:福岡市地下鉄七隈線 桜坂駅から徒歩約10分、西鉄バス「上智福岡中高前」から徒歩約2分
気分はプチ登山「鴻巣山展望台」と「平和南緑地展望台」
鴻巣山は標高約100メートルの自然豊かな山。遊歩道もあり、森林浴を楽しみながら、気持ちよく体を動かすことができます。「静かな眺望」と「アクティブな森林浴」の両方楽しめるのが魅力のスポットです。
近くには平和南緑地展望台もあり、こちらは周囲の木々が高くなく、より開放的で見晴らしの良い眺望を楽しめます。

<鴻巣山・鴻巣山展望台>
中央区小笹と南区長丘の間にある鴻巣山。「こうのす山通り」の長丘中学校前に入り口があります。木々に囲まれた遊歩道で展望台へ向かうルートは高低差が大きく、トレッキングをしているような気分を味わえます。

登るにつれて空気がひんやりと澄んでくるのが感じられ、身も心も次第にリフレッシュ。山頂の展望台までは歩いて10分ほど、ちょっとした登山気分が味わえます。

展望台からはみずほPayPayドームや福岡タワー、能古島を中心に福岡の街を眺望することができます。この展望台は木々の成長に合わせて、3Fまで増築されているため常に高い視点が確保されていて、緑の上から抜けたような景色を楽しむことができます。

【鴻巣山展望台】
住所:福岡市中央区小笹1丁目23 [map]
アクセス:西鉄バス「小笹2丁目」停下車徒歩約13分
<平和南緑地・平和南緑地展望台>
鴻巣山から南区方面へ進んで平和南緑地へ。こちらは高低差が比較的緩やかなため、気軽にウォーキングを楽しみたい方におすすめです。

道沿いには木々だけでなく、シダ系の植物なども多く見られ、豊かな植生を楽しみながら歩くことができます。

階段を降りて「こうのす山通り」に出たら、左側に緑地を眺めながら桧原方面へ向かいます。赤い屋根が並ぶ住宅地の先を高宮方面へ右折して住宅街を10分ほど歩くと「平和南緑地展望台」に辿り着きます。

展望台の階段を登りきると一気に視界が開け、福岡市内の建物の先にある広々とした海までが眺望できます。

階段を登った反対側は南区の街並みから油山までが一望できます。夜になるとオレンジ色に包まれる高宮浄水場を眺望することができ、幻想的な世界が広がります。

【平和南緑地展望台】
住所:福岡県福岡市南区平和1丁目17-19 [map]
アクセス:西鉄バス「長丘2丁目」バス停下車徒歩約10分
緑に囲まれた「特等席」でチャージする時間
緑地を訪れたら、欠かせないのが心地よい空間での食事や休憩です。小笹エリアには、都会の喧騒から離れて心落ち着く、とっておきのグルメスポットが点在しています。非日常的な眺望や、緑豊かな落ち着きを楽しめる、とっておきのスポットを紹介します。
海と街の見晴らしと共にいただく本格イタリアン「ラ クチーナ イタリアーナ・ヒルトップダイニング」

桜坂エリアにあるホテル『ヒルトップリゾート 福岡』内のダイニング。ここでは、海と空、そして福岡の街並みが交わる最高の眺望を楽しみながら、本格的なイタリアンを堪能できます。特におすすめが夕食時。夕暮れから夜景に変わる「幻想的なマジックアワー」では、まさに唯一無二の景色と食事を体験できます。
料理のコンセプトは「イタリアン フュージョン」。地元産を中心に厳選した上質な食材を使用し、シンプルに仕上げた料理の数々は、色彩の豊かさや香りが際立ちます。
ランチでは、魚のポワレや牛頬肉の赤ワイン煮などのメインを選び、サラダや前菜、デザートはビュッフェ形式で楽しめます。ディナーは本格イタリアンのコースを提供。ワインはイタリア産を中心に、フランス、アメリカ、ニュージーランド、アルゼンチン産など、常時50種類以上が取り揃えてあり、特別な日のお食事にもぴったりです。
また12月23日〜25日はディナー限定でクリスマスメニューが登場。大切な人とのスペシャルな1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【ラ クチーナ イタリアーナ・ヒルトップダイニング】
住所:〒810-0032 福岡市中央区輝国1-1-33 [map]
TEL:092-771-2131
営業時間:朝 7:00~10:00 / 昼 11:30~15:00(L.O.14:30)/ 夜 17:30~22:00(L.O.21:30)
公式サイト:https://hilltopresort-fukuoka.com/dining/hilltop-dining/
定休日:休館日・貸切日 ※詳しくは要問い合わせ
石窯で焼き上げたピザがイチオシ!眺めバツグンの「展望台カフェ」

福岡市植物園内の展望台1階にあるカフェ。スパゲティやオムライスなどのランチメニューがあり、天気の良い日はテイクアウトのコーヒーと共に、展望台からの素晴らしい眺めが楽しめます。
イチオシは、特注の石窯で焼き上げるあつあつのピザ。石窯ピザは全5種類で、サクッと軽い食感が魅力。特にフレッシュトマトとたっぷりチーズを乗せた「マルゲリータ」が人気です。ハンドドリップで丁寧に淹れた珈琲や、ボタニカルなフラワーティー(ハーブティー)などのドリンク類も充実。1階には子どもの遊び場「展望台キッズテラス」もあるので、ゆっくりお茶を楽しみながら子どもとのんびり過ごせます。
【展望台カフェ】
住所:福岡市中央区小笹5-1-1福岡市動植物園 [map]
営業時間:9:00〜17:00(L.O.16:30)※施設の開園時間に準ずる
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)※施設の開園日に準ずる
公式サイト:https://www.instagram.com/oyasumi_tenbodai/
福岡市動植物園の無料区域内にあるカフェ「Café Rassembler(カフェ ラソンブレ)」

福岡市動植物園の無料区域内にある、開放感あふれるカフェ。入園券がなくても利用OKというのがうれしいポイントで、日常の散歩や街歩きの延長で気軽に休憩を取ることができます。店内は、自然がモチーフとして取り入れられ、水の恵み、大地の恵み、森の恵みの3つのエリアで構成されています。
福太郎の明太ピザや福岡のブランド鶏である華味鳥を使用した唐揚げ、シュニッツェルカレー、伊都物語みるくソフトクリームなどの地産地消メニューも充実しています。テラス席での休憩は、まさに緑の中のリフレッシュに最適。アジアゾウ(オス)の放飼場も見えるので、ゾウを観察しながら飲食を楽しめます。
【カフェ ラソンブレ】
住所:福岡市中央区南公園1-1 福岡市動植物園 [map]
営業時間:9:00~17:00(L.O.16:30)
※施設の開園時間に準ずる
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)
※施設の開園日に準ずる
公式サイト:https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/sp/establishments/
日常に溶け込む「グリーン・リビング」
小笹エリアには、大規模な動植物園だけでなく、生活動線の中に「小さな緑の癒やし」が組み込まれています。
小笹エリアの公園でピクニック
<小笹中央公園>

地域の散策路や憩いの場として親しまれている大型公園。子どもたちが思いっきり走り回れる広々とした広場や、愛犬との散歩にもぴったりの遊歩道が整備されています。青々とした木々も多く日常的な森林浴にも最適。また、地面が芝で覆われているエリアもあるので、お弁当を持参したり、テイクアウトしたものを囲んだりと、天気の良い日にはピクニックを楽しむのもおすすめです。

<小笹北公園>

芝生やベンチが整備され、テイクアウトグルメでピクニックを楽しむのに最高のスポット。ここは桜の名所としても知られ、特にソメイヨシノより2週間ほど早く咲く「オオカンザクラ」があり、一足早い春の訪れを感じさせてくれます。

また、公園の敷地は広く、遊具も備わっているため、子どもや愛犬を連れてのお出かけにもオススメです。
<小笹南公園>

丘の地形を利用して造られた自然溢れる公園。立体的な構造になっていて、遊具スペースのある入り口付近から階段を登り、森の中のトレッキングコースを抜けると、丘の上にはグラウンドが広がっています。遊具で遊べるだけではなく、森林浴をしながら非日常が感じられるエリアなので、年齢を問わず楽しめるのが魅力。小笹二丁目のバス停が隣接していて、交通アクセスが良い点も魅力です。
街歩きで見つける緑の余白「小笹特別緑地保存地区」

小笹エリアを歩いていると、住宅地に溶け込むように手つかずの小さな森が見えてきます。

実はこの森は「特別緑地保存地区」として法律で守られ、建物を建てることができないよう定められているエリア。「未来永劫、街の静けさと自然を守る盾」として機能しています。この法的な「盾」があることで、小笹は、都市の成長と緑の保全という、通常は対立する価値観を両立させているエリアとなっているのです。

直接中に入ることはできませんが、紅葉の季節には、この保存地区の樹木を外から眺めつつ、街歩きを楽しむのもいいですね。

また、この緑地エリア近辺には、飲食店などが並ぶ通りもあります。緑の散歩を楽しんだ後に、ちょっとした食べ歩きで小腹を満たしてはいかがでしょうか。
都会で疲れたら「小笹へGO」が合言葉
小笹エリアは、都心へのアクセスという「利便性」を犠牲にすることなく、緑地がもたらす「心身の豊かさ」を最大限に享受できるエリアです。森林浴で五感を解放し、展望台で心をリセット、そして眺望レストランで自分を労わる。「都会で疲れたら、小笹へGO!」この合言葉を胸に、ぜひ福岡のグリーン・リビングを体験してみてください。







