喫茶喫酒おまめ

清川のリノベーションビルで18年。リバーサイドカフェ「喫茶喫酒おまめ」【福岡市中央区】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡や福岡近郊にある「レトロを感じられる喫茶店」や個性的な喫茶店・カフェをご紹介しています。

「喫茶喫酒おまめ」の場所は清川のリノベーションビル「Lassic」の中

マンション若鶴

 

今回ご紹介する「喫茶喫酒おまめ」の場所は福岡市中央区清川。

最寄駅の福岡市地下鉄七隈線「渡辺通駅」から「渡辺通1丁目交差点」まで歩き、住吉通りを博多駅方面へ。博多の台所「柳橋連合市場」そばの「柳橋交差点」を南下して直進していくと、左手に「マンション若鶴」という建物が出現します。

 

Lassic

 

この奥にあるのが「Lassic」。かつて「若鶴旅館」として利用されていた木造の建物をリノベーションし、様々なショップが入居する複合ビルとして2004年に誕生しました。

建物右手がエントランスになっているので、この路地を進みましょう。

 

路地

 

しばらく進むと「Lassic」のサインが見えてきます。

 

コンクリートの通路

 

足跡が記されたコンクリートの通路を進み、建物の中へ。

 

建物内通路

 

そのまま一番奥まで進みましょう。

 

お店入口

 

一番奥の左手に「おまめ」のプレートが掲げられたドアがあり、ここがお店の入り口となります。

 

お店入口

 

ちなみに、建物に隣接するコインパーキング側からも入店できますよ。

 

那珂川沿いの眺望と、古い建物の風合いを活かした店内空間

店内空間

 

長い年月を経てきたコンクリート壁と、木製の個性的な家具や床で構成された店内空間。天井から垂れ下がるペンダントライトは、夜になるとムーディーな雰囲気を演出してくれます。

 

アスリートたちのサイン

 

白い壁面には、かつて陸上の実業団でマネージャーをしていたという店主を慕って来店した、多くのアスリートたちのサインが。中には有名アスリートのサインもありました。

 

カウンター

 

バータイムには会話が弾みそうな長いカウンター。配されている椅子は「シェルチェア」という種類で、糸島にある「工房はーべすと」による作品です。

 

バックバー

 

カウンターの裏には酒瓶を置くラック「バックバー」があり、ウイスキーを中心に多くのお酒がディスプレイされています。醸し出している重厚な雰囲気は、まるでアイリッシュパブさながら。

 

店内からの展望

 

お店の横には福岡を代表する川でもある「那珂川」が流れており、大きな窓からは那珂川が一望できるんです。

 

特等席

 

こちらがおまめの特等席。流れゆく那珂川を横目に見ながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

 

畳敷きのスペース

 

さらに、古い家屋の縁側を思わせるようなちゃぶ台と座布団が設置された畳敷きのスペースもあります。靴を脱いでくつろげるので、小さなお子様づれにも好評なんだそうですよ。

 

喫茶喫酒おまめの歴史

坂田伊都子さん

くじゅう連山のミヤマキリシマの中でポーズをとる店主の坂田さん。坂田さんは大の山登り好きで、しばしばお店を休んで遠方の山まで遠征にいくこともあるんだそうですよ。

 

この「喫茶喫酒おまめ」を営む坂田伊都子さんは高知県のご出身。

中学時代はバスケット部に在籍しながらも、駅伝大会などに借り出されて活躍しているのが高校の先生の目に留まり、中学卒業後は愛媛県の高校に陸上の特待生として入学。高校卒業後は関東の大学に進学し、そのまま陸上競技を続けていましたが、途中でマネージャーに転身。やがて実業団に所属し、マネージャーとして多くのアスリートたちを長年バックアップしてこられました。

 

その後、友人が学生時代を過ごした福岡でカフェを開業することになり、坂田さんも合流することに。福岡に移住し、コーヒーショップに勤務しながら開業準備をしている中、不動産会社にこの物件を紹介されて一目惚れ。そして2007年8月、友人とともに前身となる「和カフェおまめ」を開業されました。

 

しばらくは2人体制で営業をしていましたが、友人が結婚・出産でお店を離れることになり、以降は坂田さん一人でお店を切り盛りすることに。

 

2012年8月からはよりお酒を強化したスタイルに業態変更し、店名も「喫茶喫酒おまめ」に変更。それ以来、お昼はカフェ、19:00以降はバーという形で営業を続けてこられ、今年8月にはオープン18周年を迎えられました。

 

 

素朴な家庭料理が中心のメニュー構成

ランチメニュー

 

それではメニューをみてみましょう。

メニューは家庭料理が中心となっており、薄すぎず濃すぎずといった丁度良い味付けで身体に優しい料理を常に心がけているんだそうです。

12:00〜15:00はランチタイムとなっており、週替わり定食をはじめ「おまめカレーごはんorうどん定食」や「しばづけチャーハン定食」など6種類がラインナップされています。

 

デザートメニュー

 

そのほか、名店「ハニー珈琲」の豆を使用したスペシャルティーコーヒーなどのドリンク系から、プリンやパフェ、ぜんざいといったデザートメニューも充実しています。

 

メニュー

 

また、定食メニューはバータイムも含めた22:00までオーダーできるのも特徴。お酒の前の夕食も一緒に楽しめるんです。(ちなみに19:00以降のバータイムはチャージ料500円が必要なのでご注意を)

 

おまめの週替わり定食

 

今回は「おまめの週替わり定食」をオーダーしてみましたよ。

木のお盆の上にはメインとお味噌汁、それに小鉢2品にミニデザートが付いて税込1,100円です。

 

箸置き

 

ふと箸置きを見てみると、お店のイメージキャラクター「まめ男」の顔が!この「キモカワイイ」キャラクターはお店の至る所に出現しているので、来店した時はぜひチェックしてみてくださいね。

 

ピーマンのシンプルチャーハン

 

この日のメインは「ピーマンのシンプルチャーハン」。素朴な味わいはまさに「家庭の味」。一人暮らしをしていて「おうちごはん」に飢えている方は、おまめの定食を食べるときっと心まで満たしてくれること間違いなしです♪

 

ということで、今回は福岡市中央区清川にある「喫茶喫酒おまめ」をご紹介させていただきました。

お店のある中央区清川は付近の渡辺通・春吉・西中洲と並ぶ「天神南エリア」と称され、ここ数年個性的なお店が続々と誕生している注目の穴場エリア。

季節は秋になり、暑さも随分和らいできたので、ぜひお散歩がてら歩いて行かれてみてはいかがでしょうか。

 

 

【喫茶喫酒おまめ】
■住所:福岡県福岡市中央区清川2-1-21 Lassic 1-D

■アクセス:福岡市地下鉄七隈線「渡辺通駅」から徒歩11分

■営業時間:カフェタイムは平日12:00〜15:00/17:30〜22:00(土日祝は12:00〜22:00)、バータイムは19:00〜頃合いまで

■定休日:火曜・不定休

■TEL:092-523-6323

■公式サイト:https://www.omame-cafe.com/

※決済方法は現金のみとなっています。

 

 



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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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