コテンラジオが生まれた背景やコテンメンバーの人となり、コテンが提唱するポスト資本主義やコテンラジオの裏側など、これまで様々なコテンの活動を追いかけてきたフクリパ編集部。
これまでの「コテンリレー」では、もちろん「コテン」が目指す世界をひとりでも多くの方に知ってもらうための活動でもありましたが、同時に現コテンラジオリスナーのエンゲージメントが高まることに寄与したいという想いもありました。
少なからず「コテンリレー」を読んでくださった方々が、コテンの目指す未来に共感し、「COTEN CREW」に参画してくださったのではと思います。
また、こうしたコテンの理念に共感しているからこそ、フクリパでは、早い段階からこの「コテンリレー」をスタートさせましたし、「フクリパ」を運営する「株式会社えんメディアネット」が法人COTEN CREWとして即座に名乗りをあげたのも、同じ理由からだと言えます。
さて、そんなコテンが「ポスト資本主義」と両軸でこれから推し進めていく「プロセスエコノミー」、実際どんな取り組みになっていくのか、今回も徹底的に伴走したいと思います。
ということで、個人COTEN CREW(コテンの活動を月額で支援する個人)限定で配信を開始した「CREWエピソード」について、その実態や思いなどを徹底解剖していきたいと思います。
コテンが次に進むのは、「プロセスエコノミー」?
5月12日、コテンは個人COTEN CREW向けに「VisionとMissionについての社内会議動画」を公開しました。代表の深井さんが、コテンの新しい「Vision」と「Mission」について解説し、メンバーからの質問に答える会議を公開するという試みに編集部も大変驚きました。
現在、コテンのVisionとMissionは以下の通りです。
この新たな試みにはどのような意図・背景があったのか?
取締役の羽田隆也さん、COTEN CREWを含むUXの統括担当であるサーシャさんにお話を聞きました。
羽田隆也さん:某大手証券会社勤務からベンチャーの立ち上げを経て、2021年にコテンへ参画。現在コテンの取締役を務める。
サーシャさん:某外資系コンサルにて海外担当を歴任。2021にコテンに参画し、現在はCOTEN CREWを含むUXの統括担当を務める。
羽田
サーシャ
偶発的なプロセスの開示ではなく、会社としてきちんと取り組めないか?と考えた末に、今回の社内会議動画の公開にたどり着きました。
Vision・Mission達成に向けたCOTENの挑戦には、共感してくださる同志や仲間の存在が非常に重要です。プロセスエコノミーという手法は、共感の輪を広げ、より多くの方に仲間に加わっていただくために最適な手段だと考えました。
羽田
ただそのためには、会議参加者の予定を配信日に合わせたり、ある程度告知の期間を持つ必要があります。
そうなると会議をタイムリーに進められない。事業の推進スピードが遅くなってしまっては本末転倒ですし、事業を応援してくださっているCREWのみなさんに対しても不誠実だと感じました。
事業推進という本質がブレないようにしながらも、見やすさや伝わりやすさをどう考えるかが難しいところだと思います。
試行錯誤しながらファーストステップとして始めたのが今回の社内会議の動画公開です。