JR南福岡駅から徒歩5分のレトロなカフェ「富士茶房SUI」
今回ご紹介する「富士茶房SUI」の場所は、福岡市博多区寿町。博多区寿町は縦に長い博多区の最南部にあるエリアで春日市と隣接しています。
起点となるのはJR南福岡駅。
JR博多駅の3駅先にある駅で、博多駅から乗車すると約10分で到着します。
駅を出たら左手にローソンがある歩道を直進していきましょう。
次に最初に現れる交差点を左折します。
角を曲がった先に見える「萃豊閣ホテル」を目指しましょう。
「萃豊閣ホテル」の奥にあるのが「富士茶房 SUI」となります。南福岡駅から5分ほどで到着できました。
ちなみに車で行かれる場合は、お店の前に専用駐車場もあります。
こちらがお店の外観。暖簾がたなびく和風の凛とした佇まいが素敵です。
引き戸を開けて、いざ店内へ。
築70年以上の建物をリノベーションした和テイストあふれる店内空間
店内は座敷席になっているので、まずは入り口で靴を脱ぎます。番号が書かれたクリップを靴に留めて靴箱に置いて入店します。
店内は太い梁と板張りのフロアで構成されています。天井も高く、2階席までありますよ。
1階の席は畳張りの掘りごたつ式になっています。木製の座椅子には座布団が敷かれており、和の雰囲気満点です!
壁面には随所に美しい日本画が掲示されています。
ガラス戸越しには小さな和風の庭園が。実に風情があります。
奥にはカウンター席もありました。オープンキッチンながら、間には暖簾があり、スタッフと目線が合わないよう配慮されています。
それでは次に階段を上がって2階へと進んでみましょう。
重厚な太い梁が張り巡らされた2階席はまるで隠れ家のような雰囲気です。
吹き抜けのカウンター席からは1階が見下ろせる構造になっています。
このように様々なスタイルの席が設けられているので、どの席に座るか選ぶのも楽しみのひとつなのです。
ドアを開けると異空間!?トイレも必見です!
ぜひ紹介したいのがトイレ。店内奥にあるトイレのドアを開けると・・・
いきなりホテルのフロントのような場所が出現するんです!
ここは隣接している萃豊閣ホテルの宿泊者専用の温泉施設。
カフェのトイレはこの温泉施設と兼用になっているんです。
ドア一枚を隔てただけで全く異なる雰囲気になっているので、ぜひ行かれてみてくださいね。
富士茶房SUIがオープンするまで
富士茶房SUIを運営しているのは、隣接する萃豊閣ホテルをはじめ、近くにある南福岡グリーンホテルなどを経営する「有限会社萃豊閣」。
その起源となったのは、70年前に開業した割烹旅館「萃豊閣」。温泉施設やお食事処「富士」を併設したこの旅館は、当時の近辺では稀に見る設備を誇っていました。
また、100名収容可能な大広間では結婚式や披露宴も開かれ、多くのお客様で賑わいを見せていたそうです。
現在の建物は割烹旅館を経て、晩年は倉庫として使われていましたが、当時の風合いを活かしつつリノベーションを経て、2022年4月に「富士茶房SUI」としてオープンするに至りました。
さらに2024年8月には昼は「富士茶房SUI」、夜は暖簾を掛け替え「古民家バル ベルデ・ルッソ」という二部制の営業スタイルとなり、現在に至ります。
富士茶房SUIの建物の側面には、割烹旅館時代の看板が今なお残っています。
看板メニューはこだわりのパスタとピザ、そしてスイーツ
それではメニューをチェック。まず最初に現れるのは看板メニューのパスタ。カルボナーラにペペロンチーノ、アラビアータやボロネーゼなど常時9種類がラインナップされており、期間限定のパスタも登場します。
ピザは常時5種類を完備。生地はふわふわでもちもちの「ハンドトス」と薄くてサクサクした「クリスピー」の2種類から選べるのもうれしいところ。
他にもボリューミーな3種類のサラダボウルもあるので、ヘルシー思考の方におすすめです。
また、セットメニューとして、「銀天町セット(ミニサラダ・スイーツ・ドリンク)」・「竹丘町セット(ミニサラダ・ドリンク)」・「寿町セット(スイーツ・ドリンク)」という3種類があるので、メインと一緒にオーダーするのをおすすめします。
今回は人気No.1の「金太郎カルボナーラ 63.5℃の半熟玉子添え(税込1,610円)」と、オプションで「銀天町セット(税込950円)」をオーダーしてみました。
このカルボナーラには、チーズをたっぷりかけられるトッピングサービスがあり、「ロータリーチーズグレーター」というチーズおろし器を使ってスタッフさんが席でチーズをおろしてくれるんです!
しかもスタッフさんは“ストップ!”の声がかかるまでおろしてくれるので、自分の好みの量のチーズをいただくことができます。
エンタメ感もある素敵なサービスですよね!
那珂川市にあるフジノ香花園の最高品質有精卵「金太郎卵」を、最も美味しいと言われる63.5℃で茹でた半熟玉子と、鹿児島県出水郡長島町にある石元淳平醸造の「cocoromiso(ココロミソ)」が織りなすコクは絶品!
先ほどすりおろしてくれた粉チーズをふんだんに絡めていただきましょう。
「銀天町セット」のスイーツはプリンをチョイス。生クリームとチェリーがトッピングされ、銀色の足つきカップで提供されるプリンは昭和レトロ感満点で、お店の雰囲気ともぴったりマッチしています。
7月20日には雑餉隈駅前に姉妹店「SUI Coffee」がオープン!
そしてつい先日の7月20日には、西鉄雑餉隈駅前にある「HOTEL萃 the 3rd 雑餉隈駅前」の1Fに、姉妹店となる「SUI Coffee」が新たにオープンしました。
「食べるアート」をコンセプトに掲げ、モーニング・ランチ・カフェタイムに至るまで目から楽しめる色鮮やかなフードやスイーツが楽しめます。
さらにこだわりのコーヒーは焙煎直後の新鮮な豆を使用しているそう。
雑餉隈駅界隈の新たなスポットとして話題になりそうですね!
詳しい情報はInstagramをチェックしてみてくださいね!
SUI Coffee
※2025年7月20日オープン
住所:福岡市博多区麦野4-37-3
TEL:090-9573-7016
定休日:なし
営業時間:11:00〜17:00
Instagram:@_sui_coffee/
ということで、今回は福岡市博多区寿町にある「富士茶房SUI」をご紹介させていただきました。
築70年の建物を活かした居心地の良い和の空間は、ついつい長居してしまうこと間違いなし。リピーターが多いというのも頷けます。
南福岡駅は博多駅からほんの3駅なので、都会の喧騒から離れてゆったり過ごしたいという方にはおすすめのお店ですよ。
富士茶房SUI
住所:福岡市博多区寿町3-4-8
TEL:092-587-7770
定休日:不定休
営業時間:11:00〜17:00
※月曜以外の夜18:00~22:00は「古民家バル ベルデ・ルッソ」として暖簾を変えて営業
喫煙:NG
公式サイト:https://hujisabo-sui.owst.jp/
Instagram:@fujisabo/