ラスティックバーン

今年で25周年!糸島の老舗カフェ「ラスティックバーン」【福岡県糸島市】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡や福岡近郊にある「レトロを感じられる喫茶店」や個性的な喫茶店・カフェをご紹介しています。

ラスティックバーンがあるのは、糸島の景勝地・夫婦岩から車でわずか5分の場所

 

今回ご紹介する「ラスティックバーン」の場所は、福岡県糸島市。

車でアクセスするなら、福岡市の中心部より福岡都市高速を経て西九州自動車道に入り、「今宿IC」で下車。県道567号線から九州大学を過ぎ、野北方面に向かうと「伊牟田交差点」があるのでそのまま直進します。

ちなみに伊牟田交差点を右折すると、約5分ほどで糸島有数の景勝地・夫婦岩にも行けるという距離感です。

 

 

そのまま県道567号線を直進していると、やがて右手にグリーンの看板が目に入ります。

ここがラスティックバーンの入り口です。

 

 

道の逆側から見ると、このような象のオブジェをあしらった看板があります。この錆び付き具合がなんともクール!

 

 

その傍らには蔦で覆われて朽ち果てたワーゲンが佇んでいます。これもラスティックバーンの目印のひとつになっています。

 

 

駐車スペースに車を停めて、看板に促されつつ奥へと進みましょう。

 

 

大きな木の下には、お店の看板犬・パピコのおうちがあります。

 

 

さらに奥に進むと、山の斜面を活かした広いガーデンが出現します。涼しい日には気持ちよさそう!

 

 

ガーデンの一角には灰皿が置かれたテラス席も完備されていますよ。

 

 

こちらがお店の入り口。ドアを開けて靴を脱ぎ、「お邪魔しま〜す」と言いつつ入店します。

 

 

店主のセンスを活かした南国リゾートを感じさせる店内空間

 

こちらがメインのスペース。

天然木を使った大きなテーブルに、竹と籐で編んだ小さなタイ製の座椅子、そして窓の外にはたくさんの草木が生い茂っています。

 

 

10人がゆったりと同時に座れる一枚板の大きなテーブルは、アフリカ原産のブビンガという巨木を切り出したもの。ブビンガはその雄大な姿から「神の宿る木」とも呼ばれているんだそうですよ。

 

 

縁側に位置するラタンのテーブル席。まるで絵画を切り取ったかのような美しいスペースです。

 

 

カウンターのテーブル板もブビンガの木を切り出したもの。

奥にいらっしゃるのが、日々一人でお店を切り盛りしている店主のマコさんです。

 

 

カウンター上のライトも南国リゾート感があって素敵です。

 

 

流木のような木材を組み上げて作られたフライヤースペース。糸島にある様々なショップのフライヤーが置かれています。

 

 

そしてこちらがラスティックバーンの看板犬・パピコ。

普段は外に居ますが、夏の暑い日や冬の寒い日、雨の日にはお店の中にいますので、ぜひ撫でて可愛がってあげてくださいね♪

 

 

ラスティックバーンの歴史

ラスティックバーン店主の野見山真才子さん。通称マコさん。

 

ラスティックバーンを営むのは野見山真才子さん。お客さんは親しみを込めて「マコさん」と呼んでいます。

 

マコさんは元々大阪で生まれ、その後福岡で育ちました。

高校卒業後に上京し、渋谷にある広告代理店の下請け会社に就職しますが、学歴の大切さを知り武蔵野美術大学に入学。グラフィックデザインを学びました。

 

卒業後は渋谷のデザイン会社に就職。

仕事帰りに通っていたフランス語学校でヨーロッパへの憧れが膨らみ、7年間勤めた会社を辞めて単身イタリアへ。

 

イタリアで約1年ほど田舎暮らしを経験したのち、東京に戻り再就職されたそうですが、ご本人曰く「しっくりいかなかった」ことで福岡へ戻ることに。

 

帰福してたまたま行ったのが、その後糸島ブームの火付け役となるカフェ「サンセット」。お店に感銘を受けてそのまま就職し、それから5年間勤務されました。

在職中にはかの「サンセットライブ」のディレクションやポスターイラスト制作にも携わったそうです。

 

やがて2000年7月、サンセットからほど近い糸島市志摩桜井にご自身のお店「ラスティックバーン」をオープン。

 

古民家を改装したお店の佇まいに気さくなマコさんのキャラクターが相まって、お客さんには「まるで第2の我が家のようだ!」と言われるようになり、一躍人気店の仲間入りを果たしました。

 

また、カフェ経営の傍ら、地域のコミュニティラジオのパーソナリティーをしたり、近くにある櫻井神社でイベント「さくらいとしまつり」の実行委員長を務めるなど、糸島に根差した様々な活動も行ってこられました。

 

そして今年、2025年7月にめでたくオープン25周年を迎えられました。

 

 

なお、2022年には開業からの様々な思い出を綴ったマコさんご自身による著書「ようこそRUSTIC BARNへ」を上梓しました。

 

「ようこそRUSTIC BARNへ」は、店内はもちろん、福岡県内の書店やAmazonでも購入できますよ。

 

 

NHKドラマ「いとの森の家」のロケ地にも

 

さらにラスティックバーンは、NHK福岡放送局の製作により2015年に放映された福岡発地域ドラマ「いとの森の家」のロケ地にもなりました。

 

お店のメニューブックには出演された永作博美さんをはじめとした演者のみなさんやスタッフさんとの思い出が掲載されているので、来店の際にはぜひ読んでみてくださいね。

 

 

手書きのメニューブックにはこだわりのメニューが勢揃い

 

ラスティックバーンのメニューブックは、なんとマコさんの手書きなのです!

メニューひとつひとつが可愛いイラストで図解されています。

 

 

ラスティックバーンのメニューはカレープレートや手作りナンのピザ、ハンバーグプレートや自家製オイル漬けのオープンサンドといったフードから、ケーキやパフェといったスイーツ、オリジナルハーブティーに夕暮れの美しい光景をグラスに閉じ込めた「マジックアワーのクリームソーダ」といったドリンクに至るまで、マコさんのこだわりがぎゅっと詰まった品々がラインナップされています。

 

 

そんなメニューの中で今回オーダーしたのは2種類のカレープレートのひとつ「なすとひき肉のカレー」。サラダ付きで1,300円です。

 

 

細かく刻まれた茄子とひき肉が、ピリッとした辛さと絶妙にマッチしています。過去に出店したイベント「糸島カレーフェスティバル」や「糸島クラフトフェス」でも大人気だったというのもうなずける美味しさなのです!

 

 

ということで、今回は福岡県糸島市にある「ラスティックバーン」をご紹介させていただきました。

 

今や糸島でも老舗カフェという位置付けとなったラスティックバーンですが、25周年を迎えてもその人気は衰えることはありません。特に近年は韓国からのお客さんが多いそうで、特に水曜日にはたくさんの韓国の方が来店されているんだそうですよ。

 

これからも「糸島にあるみんなの我が家」として、あり続けて欲しいと願っています。

 

 

 

ラスティックバーン

住所:福岡県糸島市志摩桜井5618

TEL:092-331-7755

定休日:月・火曜

営業時間:12:00~17:00

喫煙:NG

公式サイト:http://rusticbarn.info/

Instagram:@rusticbarn.itoshima/

 

 

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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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