今回の主役は「筑豊遊園」バス停
バス停の後ろに、大きなグラウンドがあります。
筑豊遊園バス停です。
筑豊遊園バス停周辺の「筑豊緑地」については、当方が説明するよりも、公式ページをごらんいただいたほうが正確だと思いますが、スポーツ・レクリエーション施設があります。
バス停は飯塚市の東端に位置しており、市内からの利用も一応想定されているのか、
日祝日の午前中に到着するバスが、ちょっと多めに設定されています。
そして反対側の、飯塚福岡方面は、
遊び終えた/競技を終えた人たちが帰る時間帯であろう昼すぎに、本数が増えます。
以前は飯塚~田川のバス通りはここがメインだったのですが、周辺に民家が少ないためか、現在は南のバイパス(烏尾トンネル)を通る系統が増え、こちらは減少する一方です。
ひとつ飯塚側の、仁保バス停を眺めると、現在の状況がよくわかります。
仁保から筑豊遊園に行く経路と、有安に曲がる経路があって、
本数の格差が、かなり大きいです。平日土日祝、それぞれの欄の左端「西鉄後藤寺」ゆきだけが筑豊遊園を経由する系統で、残りの「烏尾トンネル経由」はすべて、有安のほうに曲がってしまいます。
筑豊遊園でバスが見られるのは来年3月末まで
筑豊遊園の前を走るバスの姿、本数が少ないので貴重なのです。来年以降は、見られなくなるかもしれません。
というのも、一般的に、公式HPやバス停で廃止が告知されるのは、廃止の2週間くらい前なのですが、路線バスマニアは、廃止になる区間を優先的に記録せねばならないという使命感から、事前になるべく早く改廃の情報を得たいと思っております。
そこで、いろいろなところにアンテナを張る中で、最も信頼性が高いのは、運輸局の公示ページです。
このページには路線の休止や廃止等に関するお知らせが日々掲載されるのですが、その中にこのような公示を見つけました。
出典:https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/content/000323530.pdf
運行区間の記載が、バス停ではなく地番で書かれているため、読み解くのは難しいかもしれません。この公示は筑豊遊園と糸田口の区間が対象になっています。もともとの計画では令和6年4月廃止予定で、延期にならなければすでに消えていた可能性も。
こうやって、どの社局のどの区間が廃止/休止予定なのか、知ることができます。それは嬉しいことではないのですが、何の心の準備もできないまま、唐突に廃止という事実を突きつけられるよりはマシです、たぶん。
廃止予定の情報を各地に抱えつつ、マニアは今日も記録に奔走しています。ひとりでも多くの方に、この筑豊遊園の区間を記録していただけると嬉しいです。計画通りならば、来年3月末で廃止になります。
基本情報
バス停名:筑豊遊園(ちくほうゆうえん)
・住所:〒820-0115 福岡県飯塚市仁保 [map]
・博多からの行き方例:
【STEP1】「博多駅西日本シティ銀行前F(キャナルシティ方面)」バス停から、BRT快速 中央埠頭ゆきに乗車し、「蔵本(博多小前)C・D(C:博多埠頭方面)」で下車。約8分、150円。
【STEP2】「蔵本(昭和通)A・B(B:千鳥橋石城町高速方面)」バス停から、特急西鉄後藤寺ゆきに乗車。約1時間8分、1,400円。