1.ご当地スーパーがやけに充実している
福岡にはさまざまなご当地スーパーが存在しています。
サニー・西鉄ストア・ハローデイ・フードウェイ・マックスバリュ・マミーズ・マルショク・マルキョウ・・・などなど、例を出すとキリがないほどたくさんのスーパーがあります。
「全国スーパーマーケットマップ」の福岡県内の食品スーパー店舗一覧のページによると、サニー61店舗、マックスバリュ60店舗、マルキョウ54店舗、西鉄ストア51店舗と、上位はほぼ同じぐらいの店舗数で接戦を繰り広げています。
それぞれのスーパーで個性があるのも福岡のスーパーの特徴で、ハローデイグループが運営する「ボンラパス」などは高級路線の品揃えで、珍しい生鮮食品や海外の調味料などが取り揃えられていたりします。
ちなみに、かつて福岡はダイエーホークスの本拠地だったので、ダイエーの店舗もたくさんありましたが、現在はイオングループとなったため、店舗の多くがイオンに変わっています。
また、レッドキャベツというスーパーも近年まで数多く展開されていましたが、イオングループでスーパーマーケット事業を展開するマックスバリュ九州へ店舗運営権を含めた資産譲渡が行われたため、今はマックスバリュに生まれ変わっています。
2.インスタントラーメンのコーナーでは「うまかっちゃん」の存在感がすごい
福岡で好きな袋めんを聞くと「うまかっちゃん」と答える人がかなりの割合でいます。
うまかっちゃんは昭和54(1979)年にハウス食品から販売が開始され、以来、九州を中心にロングセラー商品となっています。
「うまかっちゃん」という商品名は福岡のグラフィックデザイナーである西島伊三雄によって考えられたもので、パッケージのデザインも同氏が担当しています。
袋めんでは九州トップのシェアを誇るそうで、スーパーのインスタントラーメンのコーナーには必ずと言っていいほど置かれています。
台風の前の日などにはスーパーに行ってうまかっちゃんをストックするというのも福岡あるあるのひとつではないかと思います。
3.お惣菜コーナーは鶏肉を使ったものが多い
福岡のスーパーのお惣菜コーナーには鶏肉を使ったものが多いという特徴があります。
かしわおにぎり(鶏肉の炊き込みご飯をおにぎりにしたもの)や、筑前煮(鶏肉と野菜の煮物)、鶏肉の揚げ物や焼き鳥などが豊富に取り揃えられています。
あまり知られていませんが、1世帯当たりの年間の鶏肉の消費量は、福岡市が全国トップで、焼鳥屋の店舗数も人口あたりで計算すると福岡県がトップとなっています。
水炊きなどの郷土料理にもあらわれているように、福岡の人は鶏肉を好んで食べますので、スーパーのお惣菜コーナーにも鶏肉料理が必然的に多くなってくるようです。
かしわおにぎりに至っては、別のメーカーのものが数種類揃っている場合もあったりして並々ならぬこだわりが感じられます。
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「スーパー」に関するあるある、食に関してこだわりが強い福岡ならでは、という感じがしますね。
県外の人などは福岡に来た際にはぜひご当地スーパーにも立ち寄ってみて下さいね。
<参考サイト>
福岡県内の食品スーパー 店舗一覧|全国スーパーマーケットマップ
レッドキャベツ | Wikipedia
– 鶏肉の購入量・支出金額と焼き鳥店の数 – | Fukuoka Facts