「知らぬ間に増税してる?」「景気も悪いし日本はヤバい?」とざわついている日本。事実、あらゆる増税策が実装されるという話がどんどんでてきました。今後の日本はヤバいのか。増税する日本に暮らしながら個人はどんな対策ができるのか。現状を踏まえながらおすすめのライフハックを紹介します。
❏ 「増税メガネ」がトレンドワード入り
いま、日本ではたくさんの増税案が上がっています。例えば、贈与税の加算期間が贈与開始前の3年間から7年間に変更されることや所得税や法人税の上乗せ、退職金や通勤手当の非課税枠が縮小されたり、消費税が15%になる話もあります。
あらゆる角度から増税策が行われていることから、岸田総理に対して「増税メガネ」と揶揄するワードがXでトレンドとなっていました。
NHK世論調査 内閣支持率(※)によると、今や支持率は29%と岸田内閣発足以降、最も低い数値となっています。
今後、増税案はどんどん実行されていきます。物価も上がり生活が苦しくなるなか、増税されることでますます出費が増えていきます。
❏ お金ばらまきフォロワー集めと同じ構図
増税される話とは別に、給付金と減税の話もあります。経済対策として、2023年内に非課税世帯に7万円給付され、2024年6月に4万円が減税されるという話です。財源は2022年度の増収分とのこと。
一部では増税メガネと揶揄されたことに対するカウンターとして給付と減税で支持率を高める狙いという見方や選挙に向けてのフォロワー集めだという視点です。
実際、お金をばら撒くことは効果があります。SNSのXでもフォロワー集めの戦略としてプレゼント企画やお金配りをするアカウントは多いです。
例えば、ZOZO創業者の前澤友作さんが、当時、Twitterで「1億円のお年玉を配る」企画をした際に、フォロワーは50万人から600万人まで増えました。これはギネス記録として認定されたほどの増加数でした。
SNSのフォロワーを増やす戦略と同じように、単純にお金を配ることは支持者を増やす手っ取り早い方法です。こんな一時的な対策でも効果があるからこそ、増税したにも関わらず、またお金がばら撒かれるわけです。
❏ 日本がヤバいのは今に始まったことではない
増税されるのは人口分布から見ても10年以上前から予測できたことです。「増税で日本がヤバい」と今さら悲観的になっても遅いくらいです。
例えば、10年以上前に出版され50万部のベストセラーとなった『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』
では、生産年齢人口の減少による日本経済の停滞について当時から指摘されていました。
世界のアパレルブランドのユニクロの会長兼社長の柳井正さんの2012年に出版された著書『現実を視よ』
には、当時の日本に対する危機感や日本の未来のためにも海外に出ることなどが指摘されていました。
10年以上前から指摘されていたにも関わらず、残念ながら今の日本全体は当時よりも悲惨な状況になっています。
現役の労働生産人口世代はもちろん、その子供たち世代の未来の日本もヤバいのは言うまでもありません。「日本の未来は明るくないのはわかりきったこと」として俯瞰しつつできることを探すスタンスは必要です。
❏ 言うまでもなく今後も増税される
今の日本の状況を見ると「増税は当たり前」だと捉えるほうがしっくりきます。これだけ年金を受け取る世代が増え働く世代が少なく、企業ものびていない日本の状況をみれば、今後も増税しなければ財源が足りません。日本の未来は抜本的な改革がないかぎり、増税される前提で考えるべきです。
さらに最近は、諸外国に対する円の価値は下がり、物価は上がり、生活に必要な出費が増えました。にもかかわらず、私たちの給与は上がってないものの、使えるお金は減る悪循環が起きています。
今後も長い目で見て増税はされ、物価は上がり、使えるお金は減るという前提で想定しておく方がいいです。何も対策をしなければ、このままどんどん乏しくなっていくのは言うまでもありません。だからこそ、個人で対策する必要があります。
❏ 日本の未来はヤバいからこそ
「日本は今後も増税される」「日本の未来は明るくない」と考えるなら、もはや個人で行動するほかありません。自分で行動しましょう。
今現在の置かれている状況を俯瞰しながら、気づいている人はすでに動いています。例えば、本業以外の仕事をつくって収入を分散したり、住みやすい場所を探して移住をしたり、日本を脱出して他の国にも拠点をつくったりと個人で行動しています。
もっと小さなことでいえば、本を読んで知識をつけたり、住む場所を変えたり、新しいスキルを学んだりと能動的に動くことで新しい気づきが生まれます。
僕自身、10年以上前に「日本がヤバい」と感じて、英会話を学んだり、海外に短期移住したり、ビジネスを勉強しました。得た知識をもとに、福岡に移住して自分の会社をつくってビジネスを始めたり、会社員時代の年収の数十倍のお金を生めるようになったりと行動してきました。
実際、僕もまだまだ行動が足りていません。もっと大胆に海外拠点をつくったり、海外でもビジネスを始めたり、日本がヤバいと感じる人たちが行動を起こしたくなるような動きが必要です。
「日本の未来がヤバい」と感じるのなら動きましょう。できることをコツコツと、泥臭く行動することです。現状の生活に諦めることなく、できることを準備するほかありません。