ピクセルツリー

ゲームの世界から移植されたようなオブジェ「ピクセルツリー」が登場!【福岡市中央区】

4月開業予定の複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」前に突如現れた人気ゲーム「マインクラフト」から飛び出してきたようなオブジェ。すでにSNSなどでも話題になっているオブジェの正体は何なのか?!こちらの記事で詳しく解説します。

天神に突如現れたアート作品「ピクセルツリー」

20252月上旬、天神ビッグバンにより再開発工事が進む福岡市中央区・天神の街角に、ゲームのドット絵で出来たような「木のオブジェ」が出現し、SNSなどでも話題になっています。

 

 

こちらがそのオブジェ!

4月に開業予定の大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(通称ワンビル)」の西南の角、西鉄福岡 (天神) 駅の向かい側に設置されています。

 

こちらの作品は、北海道の工場で製作が行われました。その後、新潟までを船便で、新潟からは陸路で九州・福岡に到着しました。

搬入が行われたのは2月7日の深夜。

渡辺通りを一部夜中に封鎖して、ワンビルのこの場所にやって来ました。

高さ5.7メートル、重さ2.7トンということで、重機を使って夜通し作業して無事に設置されたのだそうです。

 

ピクセルツリー

 

ブロックを積み上げて建物などをつくっていく人気ゲーム「マインクラフト」から飛び出してきたようなこちらのオブジェ。

ピクセルツリー」という名称がつけられているのだそう。

 

微妙に色が異なるグリーンの配色でキューブ状のパーツは大小あわせて約2,000個以上を使って、仮想空間のような木を表現しています。

 

ひとつひとつがミリ単位で調整され、少しでもずれが生じると作品としてセットできず、屋外でとても繊細な作業を実施。

これからベンチや照明などをセットしたり微調整を実施したりして、4月24日(木)のワンビル開業に合わせて完成というスケジュールになっています。

 

 

ピクセルツリーを手掛けたのは、世界的現代アーティスト、レアンドロ・エルリッヒさん

この作品を手がけたのは、アルゼンチン出身の世界的現代アーティスト、レアンドロ・エルリッヒさん。

 

こちらは北海道の工場で制作が行われましたが、10月にはレアンドロ氏本人も現地へ入り、サンプルを確認するなどの作業工程が行われ、現在に至ります。

“現実の自然界”と“身の回りに存在するバーチャル”を融合したアート作品で、構想から2年を経てのお目見えとなりました。

 

ちなみに、日本にはレアンドロ・エルリッヒさんの作品が他にもあります。

金沢21世紀美術館に設置されている有名な作品「スイミング・プール」がそうなのです。

実際は、透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけで、ガラスの下は水色の空間となっているのですが、水中にいるかのような錯覚を生み出すアートです。

 

どちらの作品も、見る人の視覚の錯覚を利用し、私たちの常識を揺さぶるような共通点があります。

 

  

ピクセルツリーが設置される「ワン・フクオカ・ビルディング」とは?

福岡ビル、天神コアビル、天神第一名店ビル(天神ビブレ)跡地に現在建設されている、天神の新しいシンボル「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」。

 

「ワンビル」は、商業施設、オフィス、ホテル、そしてアートスペースが一体となり、地域のランドマークとなること間違いなしです。注目のテナントも次々と発表され、福岡の新しい文化発信拠点として多くの人の注目を集めています。

 

ワンビルのテナント情報などはこちらの記事を御覧ください。

福岡天神のど真ん中に蔦屋書店が復活!ロイヤルホスト×Gohの新業態もOPEN!

https://fukuoka-leapup.jp/city/202410.40289

 

また、ワンビルでは、植栽を活用した緑豊かな空間づくりを推進。

デザインコンセプトは【URBAN OASIS 『Greenful』】。

外壁面や公開空地、中層階のテラス、ホテル専有部の中庭など、ワンビルの館内外に約30種・160本以上の樹木を整備し、都心のビルにいながらも心地よさや季節感を感じられるような場所を目指しているのだそう。

 

Nicolai Bergmann氏 作品写真

 

低層階から中層階にかけては、テラスや窓枠周り等に植栽を配置。

また、天神交差点に面する広場にはニコライ・バーグマンさんが手掛けた壁面緑化とアートの融合作品『Future Bloom』が設置されています。

 

 

ピクセルアートのほかにも、 作品の種類も作風も異なる126点のアート作品が設置予定

ワンビルには、ピクセルツリーや、ニコライ・バーグマンさんが手掛けた作品以外にもさまざまなアートが設置される予定なのだそう。

こちらでは、その一部をご紹介します。

 

各フロアのアート作品について

 

|アーティスト数 21名

|作品数 126作品

※2025年2月21日発表時点の数字です

※アーティスト総数:企業・団体としての参加は1名とカウントされています

 

B2-5F 商業フロア

商業フロアには福岡にゆかりのあるアーティストとして、鹿児島 睦氏、Soh Souen氏、Toyameg氏、大西 康明氏の作品を展開。多様な表現を用いて、日常の中で身近にアートに触れる機会を創出し、活気ある空間が演出されます。

 

 

■7F CIC Fukuoka

アメリカ発のイノベーションキャンパス「CIC Fukuoka」のエントランスには福岡の伝統工芸品「大川組子」が採用されています(※1)。繊細でデザイン性の高い障子や欄間などを製作する組子職人・志岐 浩実(七代目利右衛門) 氏のアート作品が出迎えます。

また、区画内の4壁面にそれぞれ異なる4人のアーティストによる、ウォールアートプロジェクト(※2)も実施。

※1福岡県の「伝統工芸品おもてなし空間創出事業費補助金」による支援を受け導入

※2福岡市が運営する、アーティストがさまざまな場所や分野で活動するためのサポート・成長・交流拠点「Artist Cafe Fukuoka」との協業

 

ワンビルが完成したら、アートにもぜひ注目して見てみてくださいね!

 

 

◎参考サイト

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000717.000017692.html

 

 

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