今年最後は「別府四丁目」バス停
今年最後の記事になりますので、「集大成をお見せしたいと気持ちだけは意気込んでおります」と評価のハードルを上げつつ、『気持ちだけは』という卑屈なところも残しつつ
今回は福岡市城南区の、別府四丁目を。
12月中旬の撮影だというのに、色づいた銀杏の葉は、まだ落ちていません。
今では少数派となった、個別の終点や行先番号が詳細に記載される仕様が、都心方向のバス停に残っています。
いろいろなところに行ける路線図。
殆どの系統が天神や博多という都心を目指すなか、片江営業所に向かう系統に惹かれるのは、当方が天邪鬼である証左です。
1日の本数が少ないのもよいですねえ(同意を強制)。
各地のバスが減便されていますが、都心方面へ向かうのであれば、まだ「時刻表を検索しなくても、ふらっと訪れてバスに乗れる」本数が維持されています。
郊外方向バス停の表示は、都心向けと違って、代表的なバス停だけが記載される「方面表示」です。
バス停にバスがいる状態で撮影しながら、「車両系バスマニアの人は、この写真だけでも、何のバスだか分かったりするのだろうか」と考えたりしました。
壱岐2877、某タイヤ販売店の広告がラッピングされた、青系のさわやかな色あいです。
詳しくは「壱岐2877」で検索を。どこがスポンサーなのか、すぐわかります。
50年前のバス停の名残を探してみる
最寄り交差点は、弓の馬場です。
別府四丁目バス停も、かつては弓の馬場だったらしいのですが、当方の記憶にはありません。旧称は、おそらく50年近く過去の話なのだと思います。
こちらは2013年撮影の写真です。都心方向のバス停は、弓の馬場交差点よりも西側、商店街の前にあり、歩道には屋根もありました。
現在は、屋根もバス停も、開いている店舗さえもなくなってしまいました。
過去のバス停位置を示す名残を探して、舗装の色が違う場所を撮ってみましたが、行灯型で脚が2本ある旧バス停の仕様に合うような、2か所並んだ修繕跡は見つけられませんでした。
ちょっとの歩きで美味しさが倍増に
今のバス停は弓の馬場交差点よりも東側に移動して、中村大学前に近づいています(再掲)。
隣の中村大学前バス停までは、都心の均一運賃区間に入っているため、どんなに長距離を乗車しても、運賃は260円上限です。これが別府四丁目からは区域外になるため、急に運賃が大幅上昇します。
スタート:マリンメッセ
→中村大学前まで:260円
→別府四丁目まで:370円
→荒江団地まで:470円
中村大学前から別府四丁目を経由して荒江団地まで、道路は直線ですし500メートルほどしか離れていないため、7分ほど歩いて210円を節約できるなら、歩きたいような気もします。
郊外方向の別府四丁目バス停を過ぎ、弓の馬場交差点の横断歩道を渡ってすぐの場所に、
「KOMUGI」という名のラーメン店がありますので、
煮干しの香りがたまらない、「トリニボ」と
ミンチとタレを混ぜておいしい、「マゼソバ」をおすすめしておきます。
210円を節約しようとして歩いて、逆に麺代を多く払う羽目にもなりかねませんが、代わりに満腹の幸せが付いてきます。
年越し中華そばの予約も受け付けておられるので、ご興味ありましたら。
KOMUGI
X:@wan_chan_ramen
それでは皆さま、よい新年をお迎えください。
基本情報
バス停名:別府四丁目(べふよんちょうめ)
・住所:〒814-0104 福岡県福岡市城南区別府4丁目3 [map]
・天神からの行き方例:
「天神警固神社・三越前(六本松方面)」から、204 野方ゆきに乗車。約18分、260円。