聞いてよ!修治さん! #007

ヘタレな意識高い系に物申す!

福岡でいちばん企画書を書いてきたプランナー・中村修治さんが読者のお悩みにオモシロオカシク答えてくれます。「あー、あるある」「そっか、もうそんな感じでいっか」などなど、生きにくい日々をライトに潜り抜けるためのヒントになったりならなかったり!?ぜひ肩の力を抜いてお楽しみください!

相談者>>>>>>>>

“私は未来志向の人間だから”と言うセリフは許せても、 “やっている感”だけを匂わして、何も行動を起こそうとしない”ヘタレな意識高い系”の方々は、許し難いです。
どのようなお灸を据えたら良いでしょうか?

<<<<<<<<ワタシの回答

龍馬とか、ジョブスとか、とかとか。

ワタシは、意識低い系おじさんの代表です。人生に意味なし。欲望に際限なし。どんなにカッコいい未来の夢を語っても、その数分後には、おなかが空いたり、女の子と話したくなる、そういうリアルにまみれて生きています。

“私は未来志向の人間だから”というところから許せません。その”人間”のとこが大嫌いです。どこぞのお前に“人間”なんて一括りにする権限があるのか!?と直接問いたいです。そんなクソに限って「坂本龍馬」や「スティーブ・ジョブス」のような、飯を食ったこともないような人物を尊敬しているとイケシャーシャーと言います。

接着剤とか捨て石とか参謀とか、そういう役割を狙う「坂本龍馬を目指している」という奴は、自分がそこそこできることを自覚しています。そんなもん高学歴で、自称「俺はまだ本気出してないだけ」な人達の良い逃げ道です。意識高い系の集まりなんていうのは、その溜まり場です。

維新の時代のヒーロー達。彼らの革命のインセンティブは、「新しい世を切り拓く歓び」そのもので・・・。そもそもが、接着剤とか捨て石とか参謀とか、そんな役割を最初から考えて動いている奴なんていなかったはずです。そもそも維新は、みんなが「公共財」として命を賭けた、その結果です

歴史に描かれている坂本龍馬の本来の魅力とは、時代の変化とともに「自分の内にある力を発見していく能力」であり、「新しい世を拓いていくライブ感」。自分のそこそこを自覚したが故の、役割としての接着剤とか捨て石とか参謀とかでは、決してない。土佐藩を脱藩するというリスクを背負ってこその坂本龍馬の魅力。給料を貰っている状態での、ビジネスマンの「坂本龍馬になりたい」発言が、少しイタイのはそこら辺にあります。

尊敬する人、目標にする人は誰かと問われて、坂本龍馬とか、スティーブ・ジョブスとかマジな顔をしてほざくクソに、きっとロクな奴はいません。

一緒にメシを食べたこともない歴史上の人物や革新的事業家の何がわかっているというのだ?ちゃんと仕事ができるようになり出世したいなら、身近な人から学び、目標にすべきです。

身近だからこそ、その人が抱えているリスクを目の当たりにできる。その人の習慣が見えてくる。成功なんて、いくつもの失敗を重ねた先にあるものです。成功談だけを追いかけるのではなく、失敗から何を学んだのか!?どうやって立ち直ったのか!?そんなこたぁなぁ、ちゃんと一緒にご飯を食べてもらえる人からしか学べないんだよ。いま目の前にいる人たちの中から目標になる人を見つけられる能力こそが、大人としてちゃんと成長する能力なのですよ。


なので“父ちゃんと母ちゃんを尊敬してから、出直して来い!!”とお灸を据えるのがよろしいかと・・・。

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プランナー
中村修治
1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかったころから30年も最前線で生きているプランナー。企画書を書いた量とプレゼン回数は、九州No.1だと言われている。JR博多シティのネーミングやテレQのCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。

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