つどい

風光明媚な糸島の田園地帯にある、味噌蔵をリノベーションした素食カフェ「つどい」【福岡県糸島市】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡や福岡近郊にある「レトロを感じられる喫茶店」や個性的な喫茶店・カフェをご紹介しています。

天神から車で約30分。風光明媚な田園地帯の中に佇む「つどい」

 

今回ご紹介する「つどい」の場所は福岡県糸島市。

福岡市内より今宿道路を糸島方面に走り、「飯氏交差点」から三瀬方面に南下。しばらく進むと田園地帯の一角に赤い看板が掲げられた建物が現れます。

天神から福岡都市高速を利用すると、約30分ほどで到着できます。

 

 

道路沿いにはメニューが書かれた立て看板が並んでいます。

 

 

店舗前の駐車スペースに車を停め、黒い建物の中へと進みましょう。

 

 

エントランスに踏み入れると、いきなりレトロな囲炉裏が現れました。

寒い日にはここで暖が取れそうです。

 

 

入り口のそばには水をたたえた石の水瓶があります。まるで日本庭園のような和の雰囲気を醸し出しています。

 

 

こちらが入り口です。引き戸を開け、いざ中へ。

 

 

土間で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えてから入店しましょう。

 

かつて味噌蔵として使われていた建物をリノベーションした店内空間

 

奥行きのある広々とした店内。

この敷地にはかつて味噌蔵があり、こちらの建物も元々味噌の冷蔵庫として使われていたんだそうです。

特徴的なのが店内には一切BGMが流れていない点。そこには「音楽にとらわれず、静かな時間を過ごしていただきたい」という店主の思いがあります。

 

 

お店の手前は天然石ブレスレットの販売スペースとなっており、全て一点もののオリジナルのブレスレットがディスプレイされています。眺めているだけでもうっとりしそうな美しさです。

 

 

一枚板を使った重厚な棚には、心を落ち着かせ、ストレスや不安を軽減する効果があるとされる「アメジスト」の大きな原石も展示販売されていました。

 

 

奥のカフェスペースには、かつて古物商を営んでいたという店主のコレクションが至る所にレイアウトされています。

こちらの箪笥もかなりの年代物のよう。

 

 

写真左下のピアノはカワイピアノの初期型。今では大変貴重な一台なんだとか。

 

 

こちらの見事な木のオブジェは、手先が器用だという店主のお母様が、古い布を切り貼りしながら作ったもの。見事な出来栄えです。

 

 

大きな木のテーブルは家具の産地・大川製。なんと天板を取り外すと囲炉裏にもなるという優れもの。さらにベンチチェアの座面を上げると荷物入れにもなるんです。機能性と実用性が両立したインテリアですね。

 

 

4席だけのカウンター席。

飾り窓の先には糸島の素朴な田園風景が広がっています。

 

「つどい」について

店主を務める小宮紀美子さん(中央)と、娘の明美さん(左)と由香里さん(右)。とても仲良しな3人なのです。

 

「つどい」を営むのは店主の小宮紀美子さん。熊本県人吉市のご出身で、結婚後は福岡に移住し、専業主婦として料理やガーデニングに親しまれていたそうです。

 

その後、台湾を訪れた際に天然石の美しさに魅了され、ブレスレット作りにも傾倒。さらにアンティークにも興味を抱き、古物商として活動されていた時期もあったんだとか。

 

やがて現在の土地を購入し、糸島市に移住。

約430坪の広大な敷地にはかつて味噌蔵があり、当時の建物もそのまま残っていました。その中にあった味噌の冷蔵庫として使われていた建物をリノベーションし、「天然石」「料理」「ガーデニング」といった紀美子さんが好きだったものたちを凝縮したお店づくりに着手。

 

そんな母を支えるべく、娘の明美さんと由香里さんも合流し、2011年6月に「つどい」はオープンしました。

 

オープンから今月でちょうど14周年。今では癒しを求める方達の良き居場所として、老若男女から愛される存在になっているんです。

 

体にやさしい「素食メニュー」が勢揃い

 

まずはメニューブックの表紙にご注目。実は着物の帯をリメイクして作られているんです。なんともゴージャス!!

 

画像提供:つどい

 

全てのメニューのテーマは「からだにやさしい食」。

旬の野菜を中心とした構成になっており、肉は使用されていないのが特徴。

ごはんは玄米ごはんを採用し、甘酒・味噌・ドレッシング・ジャムなども手作りにこだわっています。

写真は代表的な「つどい御膳」。糸島産の食材と甘酒や麹を使った、からだにやさしい一品です。松花堂四品に玄米ごはん、汁物、手づくり漬物、デザートとドリンクが付いて税込2,200円です。

※2日前までに要予約、2名よりオーダー可。

 

画像提供:つどい

 

人気メニューの「車麩かつカレー」は、玄米カレーの上に車麩かつと季節野菜の素揚げがトッピングされています。野菜たっぷりのサラダとデザート、ドリンクが付いて税込1,480円。

 

画像提供:つどい

 

「車麩」とは、生地を棒に巻いて直火で焼き上げた焼き麩の一種で、輪切りにした切り口が車輪に似ていることから「車麩」と呼ばれています。

車麩は歯ごたえが良くボリュームもあるので、しっかりお腹に溜まります。

ちなみにカレーの隠し味として自家製の甘酒を入れているそうですよ。

 

 

喫茶メニューは「鉄なべぜんざい」や自家製甘酒を使った「美肌パフェ」「美肌ラッシー」、人気定番スイーツをセットにした「トリオ」など多岐にわたります。

今回は夏季限定メニューの「かんざらし」(税込750円)をオーダーしてみました。ドリンクと一緒にオーダーすると100円引きになりますよ。

 

 

この一帯は地下水が湧き出しており、かんざらしも地下水を使用して作られています。味付けは喜界島きび糖と蜂蜜を煮たほんのり甘いオリジナルシロップで♪

かんざらしと言えば名水で有名な長崎・島原の郷土メニューですが、ここでかんざらしが味わえるのも綺麗な地下水が湧き出るからこそ。

冷たくてつるんとした喉越しの良さは、これからの季節にぴったりです。

 

さらに別棟では糸島の歴史に関する資料も展示中

 

なお、お店の別棟にある建物には、近くにある「糸島市立 伊都国歴史博物館」の一部資料が展示されています。

かつての糸島の歴史を感じられるスペースとなっていますので、来店の際にはぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

つどい

住所:福岡県糸島市高祖962-2

TEL:092-323-8846

定休日:奇数週土曜・日曜

営業時間:12:00~16:00(食事 12:00~14:30/喫茶 12:00~15:30 O.S)

喫煙:NG

公式サイト:https://tudoi-itoshima.jp/

Instagram:@tudoi_itoshima

※大人が寛げる空間を基本としているため、乳児を含む未就学児のお子様連れの方は入店できません。

 

 

 

 

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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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