喫茶とお食事の店 ふじ

天神の街で32年。「喫茶とお食事の店 ふじ」はビル街の片隅にひっそり残る昭和の喫茶店【福岡市中央区】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、にわかに脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。そこで福岡にある「昭和レトロを感じられる喫茶店」をご紹介していきたいと思います!

天神4丁目の路地裏に佇む「喫茶とお食事の店 ふじ」

 

今回ご紹介する「喫茶とお食事の店 ふじ」の場所は、福岡市中央区天神4丁目。

いわゆる「天神北」と呼ばれるエリアにあります。

日本銀行から須崎公園を結ぶ「日銀通り」から、かつて「都久志会館」があり、現在工事中の場所を右折します。

 

 

そのまましばらく歩くと、キーコーヒーの回転式看板を構えた店先が見えてきます。

 

 

こちらが「ふじ」の外観。天神のビル街の一角にこんなレトロな喫茶店が残っているとは!まさに知る人ぞ知る喫茶店です。年季の入った真っ赤なオーニングから、長い年月が感じとれます。

 

 

人気の日替わりランチの内容は、入り口横に掲げられているホワイトボードで事前にチェック。

 

 

取っ手付近が色褪せたドアを開け、いざ店内へと進みましょう。

 

32年間、時が止まったかのようなクラシカルな店内空間

 

入店するなり流れているBGMは、懐かしのフォークソングや歌謡曲。

店内は深いブラウンのベルベットの椅子と、木製のインテリアで構成されています。

その雰囲気はまさに「昭和の喫茶店」。まるで昔にタイムスリップしたような錯覚を感じてしまいます。

 

 

ちょっと面白い構造になっている店内。入り口から奥を見渡すと、天井の高さが左右非対称になっているのがお分かりでしょうか。

 

 

その右側の壁面は、アール状のゆるやかなカーブを描きながら天井へと繋がっているんです。

今ではなかなか見られない珍しい構造ですね。

 

 

一番奥のカウンター席にはレトロなデザインのライトが垂れ下がります。カップボードの装飾も実に味がありますね。

 

 

出窓付近には様々なオブジェが所狭しと並んでいます。

 

 

喫茶店の必須アイテムである新聞や雑誌、コミック誌などの書籍類も充実しています。読んだら元の位置に戻しましょう。

 

「喫茶とお食事の店 ふじ」の歴史

こちらが店主の石原京子ママ。都市化が進む天神の街で32年に渡り「ふじ」を営んでこられました。

 

「ふじ」を営むのは、石原京子さん。通称「ママ」。

鹿児島のご出身で、地元の高校卒業後は鹿児島の老舗デパート「山形屋」に就職されました。しかし東京への憧れが募り、21歳で単身上京。そこで博多出身の旦那様と出会い、結婚されました。

出産を経て育児をしている中、旦那様のご実家のある博多に移り住むことになったのが1985年(昭和60年)。その7年後の1992年(平成4年)に「喫茶とお食事の店 ふじ」を開業されたそうです。

 

聞いたところによると、お店の場所には数十年間に渡りいろんな飲食店が入居・退去を繰り返しており、現在の「ふじ」は数えて4代目のテナントになるんだそう。しかも店名は先代の飲食店の屋号をそのまま受け継いだだけなので、特にこだわりもないんだそうです。

 

オープン当時は近くに大きな会社の事務所が多く、オフィスコーヒーの配達ですごく忙しかったそう。しかも、お店をやりながら家事や育児も両立されていたそうです。

 

そんな忙しい中、数年後には旦那様が他界。全てをママ一人で抱えてることになってしまい、特に金銭面では大変ご苦労なさったそうです。

 

こちらは常連だったドイツ人の俳人からママに贈られた俳句。この俳句を常に目に入る場所に掲げて、気持ちを奮い立たせて営業を続けてきたんだそうです。

 

しかし、日頃から足繁く通ってくれるお客さんを筆頭に、いろんな方々の応援を受けてこれまでお店を続けることができたんだとか。

 

そんないつも元気なママですが、数年前に体調を崩したことを契機に、二人の息子さんの奥様(義理の娘さん)がお店を手伝ってくれるようになり、現在は親子3人でお店を切り盛りしておられます。

 

モーニングからランチまで揃うメニューの料金は、ほぼ創業当時のまま!

 

こちらが「ふじ」のメニューラインナップ。

朝7:30〜10:00はモーニングサービスの時間となっており、お好きな飲み物+トースト+ゆで卵+サラダのセットがなんと税込550円より。

11:00〜15:00(土曜日は14:00まで)がランチライムとなっており、「日替わりランチ」を筆頭に「カレーライス」や「ナポリタン」「焼肉定食」といったメニューが並びます。

なお、カレーとナポリタンの両方が同時に楽しめる「カレーナポリタン(税込850円)」はここでしか味わえないオリジナルメニューで、大変人気なんだそうですよ。

 

 

迷った末に「日替わりランチ」をオーダーしてみました。この日のメインはプレーンオムレツと白身魚のフライ。メインのプレートの左右にご飯と味噌汁、そして手前には屋号が印刷されたおてもと。スタンダードな昭和スタイルの定食です。

 

 

メインのプレーンオムレツはお皿の半分を埋め尽くすような大きさ!その傍には冷奴に蓮根の煮物、サラダにお漬物とメイン以外の副菜も充実しています。

これにお味噌汁が付いている上、さらにごはんの大盛りは無料サービス。このボリュームでお値段はなんと驚きの税込750円!

天神でこの金額でランチはなかなか食べられないので、めちゃくちゃお財布に優しいお店なのです!

 

実は「ふじ」の料金は創業当時からほとんど変わっていませんでしたが、昨今の社会情勢の影響を受けて、この6月より実に数年ぶりに価格を改訂されたんだそうです。

価格改訂してもなおリーズナブルな金額でランチが食べられるのも、ママの日々の経営努力の賜物なのです。

 

 

ランチにプラス250円でつけられる食後のコーヒー(アイスコーヒーはプラス300円)。

懐かしい昭和のフォークソングが流れるノスタルジックな空間でいただく食後のコーヒーはまた格別。これで午後も仕事が頑張れそうです!

 

 

今回ご紹介した「ふじ」は喫煙可能店になっています。

天神エリアには喫煙できる場所がかなり少ないので、愛煙家の方にはかなりありがたい存在なのです。ノスタルジックな空間でくゆらすタバコは格別ですよね。

※喫煙可能店につき、20歳未満の方は入店できません。

 

 

開発が進み、昔ながらのお店が年々無くなっている天神において、32年間変わらないスタイルで営業を続けてきた「ふじ」は、まさに天然記念物のような存在と言っても過言ではないでしょう。

この記事を読まれた方は、ぜひ昔懐かしいメニューの数々と、人情味あふれるママに会いに行ってみませんか?

 

 

喫茶とお食事の店 ふじ

住所:福岡市中央区天神4-7-11

電話番号:092-781-2408

営業時間:7:30~16:00(要確認)

定休日:日曜日・祝日

喫煙:全席喫煙OK

 

 



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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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