10年で生み出したキャラは117人! YouTube登録者は100万人突破
2015年に始まった「クリエイターズ・ファイル」は、ロバートの秋山竜次さんが現代を象徴する“クリエイター”に扮し、その人生や仕事を語る人気シリーズです。
雑誌連載、YouTube、Netflix配信、全国ライブツアーと形を変えながら展開し、今年でついに10周年を迎えました。
YouTubeチャンネルの登録者は100万人を突破し、これまでに登場したキャラクターは117人。
↑「チャゲアス大好きなんですよ!」と語る秋山さんの愛が爆発している、大人気の「伝説の寮母さん・藤木みず江」。子どもたちを「モーニングモーン」の大熱唱で起こすシーンは爆笑必至です。
秋山さんは、「クリエイターズ・ファイルは、毎月1キャラをやるという雑誌の企画で始まったんですけど、好き勝手にやれるこの時間が、もうとにかく楽しくて。気付いたら10年ということで、自分からパルコさんに『展覧会をやりたい』と持ち掛けました」と、振り返りながら今回の企画の経緯を話してくれました。
胸やけ必至!圧倒的ボリュームの展覧会
今回の展覧会は、7年ぶりとなる大規模展示企画。2025年10月3日(金)から19日(日)まで福岡PARCO本館5階「PARCO FACTORY」で開催されます。東京・池袋で先行して話題を集めた「胸やけ大博覧会」が、ついに地元・福岡へ凱旋です。
この展覧会は「ただの展示ではない」と秋山さん。仕掛けやアトラクション的要素が満載で、濃厚すぎるキャラクターの世界を全方位で体験できる構成になっています。会場の施工担当者から「通常なら4回分の展示量」と言われるほどの物量で、まさに“胸やけ”必至の内容だそう。
展覧会の見どころ
会場は、これまでに登場した100人を超えるクリエイターが一堂に集結する《クリエイターの巣》をはじめ、捧腹絶倒スポットだらけになる予感。入場した瞬間から“胸やけ必至”の世界観に没入できるのが大きな魅力です。
中でも注目は、《YOKO FUCHIGAMIランウェイ》のコーナー。来場者自身がトータル・ファッション・アドバイザーYOKO FUCHIGAMIの専属モデルとなり、オーディエンスとして並ぶクリエイターたちに見守られながら華麗にランウェイを歩ける、まさに夢のような体験ができます。
また、《カンペリーザホテル主催ディナーショー》では、「橋的勝二」社長が仕切る講演会&アジアのスター「ペリー・キー」、実の妹で東洋の歌姫(カナリア)として知られる「フェアリー・キー」などによる珠玉のパフォーマンスを披露。演奏やシャンソン、講義風パフォーマンスまで繰り広げられ、思わず「これ、何を見せられているんだろう?」と感じる独特の笑いが広がると思われます。
《みちくんのいえ》では、劇団えんきんほう所属・天才子役の上杉みちくんと一緒に、遠近法を活かした写真撮影が可能。SNS映えも抜群です。
さらに、《すず子ママのナイトプレイス「ドイド」》では、秋山さんが演じる“伝説のママ”が切り盛りするスナックを再現。客席に腰かければ、その場にすず子ママが本当にいるかのような気分に浸れます。
そして史上初、『肥えたミイラ』も展示されます。
運とタイミングがよければ開催中に『生の肥えたミイラ』も搬入されるかも?
秋山竜次さんインタビュー「福岡の人は厳しい。でも戻ってきたい街」
インタビューでは、地元・北九州出身の秋山さんならではの福岡観も語ってくれました。
「福岡は、一度外に出た人間に厳しいところがあると思うんです。振り切って大成功しないと戻ってきた時に“あれ、出てったやろ”って言われる。でもそれが逆に刺激になりましたね」
若手の頃からコツコツと、やりたいことを真剣にやってきた秋山さんにとって、今回の展覧会の地元福岡での開催は、本当にうれしい出来事のひとつだと語ってくれました。
カメラを向けた瞬間、ポスターパネルをかじりだした秋山さん。サービス精神が旺盛すぎます!
また、秋山さんと言えばTNCの天気予報の音楽を口ずさんでくれることでも福岡の人には有名ですが、子どもの頃から見てきた福岡のローカルCMについても熱弁してくれました。
「太宰府天満宮のCMソング『遥かなる時空よ』はいまだにYouTubeで探して見てるんですよ。たぶん、一年に15回くらい。確か、歌ってらっしゃるのは『ドルチェさん』だったかな」と、その場でスマホを取り出して一発検索。
流しながら口ずさんでいました。
「あと、昔ネタでもやった、『ナフコ』のカーテンの歌とか。子どもの頃『あのおじさんは何なんだろう?』と思って見ていた『タカスギ』は9月のTNCの特番でやります。すでに収録済みです。
それと、『唐津に来ています』ではじまる『宮田の松露饅頭』も大好きですね~」と語ってくれました。
そして「ローカルCMはいつかクリエイターズ・ファイルでも取り上げたい」とさらに熱弁。独特のテンポ感や、地域の人なら誰もが知っているフレーズや映像表現は、彼にとって大切な創作の源泉でもあるそうです。
「小さい頃に見ていたものって、全部“子どもの頃の貯金”なんですよね。ローカルCMもそうだし、街の風景や人のしゃべり方とか、当時は何も考えずに受け取っていたものが、大人になって表現の種になる。福岡で育ったからこそ残っている感覚が、自分の笑いやキャラクターづくりに生きているんだと思います」
そんな原体験を“掘り起こし”、新たな表現へと変換していく力が、クリエイターズ・ファイルを10年続けてこられた大きな理由のひとつだと感じられました。
会場限定グッズも!人気は“藤木みず江カレー”
展覧会では、ここでしか手に入らない公式グッズも多数登場。
もはやクリアファイルというよりブロマイド!
大人気の熟女シリーズ!
池袋会場ではただの展示だったのに商品化されてしまった“藤木みず江カレー”が異常な人気を集め、売り切れが続出したとのこと。
「まさかカレーがこんなに話題になるとは」と秋山さんも驚きを隠せませんでした。
福岡会場でも販売予定とのことで、大人気のお土産になりそうです。
秋山さんからのメッセージ
「今回の福岡会場は東京よりも面積が小さいのですが、内容を削らずに凝縮します!なので、むしろ東京より“胸やけ”する展示になっていると思います。
はっきり言って、一人の人間がやっている規模としてはキャパオーバーだと自分でも思います。思いますが、お気に入りのクリエイターがいたら会場で会える可能性もあるし(たぶん4人くらいは来ると思います)、ぜひ遊びに来てください!」
さらにさらに!撮影タイムで「フクリパ読者に向けて、コメント動画がほしいのですが」とお願いしたところ、「何秒ですか?」と聞かれまして(笑)、「何秒でも!何分でも!」とお伝えしたところ、まさかの2分超えです!
台本なしのムチャブリでこの仕上がり、さすがの秋山さん。みなさん、ぜひご堪能ください!
「ロバート 秋山竜次 presents 『10周年 クリエイターズ・ファイル 胸やけ⼤博覧会』 in 福岡」概要
会場:福岡PARCO 本館5F PARCO FACTORY(福岡県福岡市中央区天神2-11-1 福岡PARCO 本館5F)
会期 :2025年10月3日(金)~10月19日(日) 10:00~20:30
※⼊場は閉場の30分前まで ※最終日18時閉場
⼊場料:一般1,200円、中高生1,000円、小学生700円
※⼊場特典付き ※未就学児無料
主催:PARCO
企画制作:CTB/YOSHIMOTO KOGYO/SUNNYES/PARCO
協力:SUPER MARKIT/BSよしもと
制作協力:SUNBOARD
Graphic Design:SHINTARO KIRA
公式サイト:https://art.parco.jp/parcofactory/detail/?id=1788
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