今年で50回目!九州9会場を巡るクラシックコンサートが2月8日より開催

毎年九州各地で開催されている、日本フィルハーモニー交響楽団のクラシックコンサート(九州公演)。今年も「第50回九州公演 日本フィル in KYUSHU 2025」が2025年2月8日から2月19日まで開催されます。九州9カ所を巡り、福岡県内では、福岡、北九州、大牟田の3カ所で公演。この記事では、50周年を迎える九州公演についての詳細と、福岡で行われた記者会見の様子をご紹介します。

今年で50回目!日本フィル in KYUSHUとは

日本フィル in KYUSHUは、毎年九州各地で開催されている日本フィルハーモニー交響楽団によるクラシックコンサートの九州公演のこと。1975年に6公演という規模でスタートし、今年で50周年を迎えました。九州公演は九州各地(福岡・北九州・大牟田・大分・宮崎・鹿児島・熊本・長崎・佐賀・唐津)の市民ボランティアの団体によって企画運営されており、世界にも類を見ない市民とオーケストラによる音楽文化を作る共同プロジェクトです。

 

 

「市民とともに歩むオーケストラ」として、九州に音楽文化を届ける活動を約半世紀にわたり途切れることなく続けている日本フィル。今年も「第50回九州公演 日本フィル in KYUSHU 2025」28日(土)の長崎公演を皮切りにスタート。九州の9カ所を巡り、福岡県内では3カ所(福岡市、北九州市、大牟田市)の会場で開催されます。

 

 

 

出演者のコメントを紹介!

九州公演に先立ち、2024年12月11日に福岡で記者会見が開催されました。ここでは出演者の方々のコメントをご紹介します。

 

左よりカーチュン・ウォンさん(指揮者)、平井俊邦さん(日本フィル理事長)、河野英雄さん(長崎日本フィルの会会長)

 

 

平井俊邦(日本フィル理事長)

日本フィル九州公演は50周年を迎えます。まずこの歴史を支え続けていただいた九州のボランティア・実行委員の皆様、そして各地域でこの活動を支えていただいた多くの方々、ホールにお礼、感謝を申し上げなくてはなりません。

 

困窮を極めていた1975年、日本フィルを九州に呼んで演奏させてあげようと、地元の方々が立ち上がっていただいたこと、九州各地で音楽を地域のために広げようと懸命に動いていただき、個別訪問までしてチケット販売にご努力いただいてきたこと、50年の歴史は九州各地での実行委員の方々の熱い心、想い、涙と汗の積み重ね、それが日本フィルの楽団員の心を動かし出来あがったものといって良いでしょう。日本フィルは本当に幸せものです。

九州公演は日本フィルの音楽活動の原点になっています。世界に類を見ない音楽活動をこんなに長く続けてこられたのですから、改めて感謝申し上げます。この50周年に相応しい指揮者、ソリストをお呼びすることができ、本当に嬉しい限りです。

 

世界で活躍するマエストロ、首席指揮者であるカーチェン・ウォン氏。グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝、世界に羽ばたいたマエストロが日本フィルでの首席指揮者就任披露の演奏会で指揮したマーラー交響曲第3番は、日本のクラシック音楽業界に大きな足跡を残すデビューとなりました。

 

今回の演目はマーラーではありませんが、チャイコフスキー:交響曲第5番、ムソルグスキー:展覧会の絵、エルガー:威風堂々できっと色彩豊かな大きな世界を見せてくれるのではないでしょうか。ソリストは仲道郁代さんと宮田大さんです。日本を代表し世界でも活躍されるお二人に期待が高まるばかりです。

 

 

 

 

カーチュン・ウォン(日本フィル首席指揮者)

カーチュン・ウォン ⒸAyane Sato

 

日本フィルが50年間途切れることなく続けてきた九州公演へ関わることができるのは、本当に特別なことです。世界中を見渡しても、50年にわたって途切れることなくツアーを続けてきたケースがどれほどあるでしょうか。

 

そしてここには、50年間この歴史を共に歩んできた方々がいます。この生きた歴史の一部であることは本当に感慨深いです。約2週間で9つの都市を巡り、コンサートを行うというのは非常に特別なことです。このような活動の一員であることを、私は改めて非常に深く光栄に感じています。そして、九州におけるさまざまな県の「ふるさと」を訪れるのを楽しみにしています。

※通訳:小野彩子

 

 

 

宮田大(チェロ)

宮田大(チェロ)ⒸNIPPON COLUMBIA

 

日本フィル九州ツアー50周年おめでとうございます。50周年続けてこられたことを本当に心から尊敬しますし、私も歴史の中に演奏させていただくことをとても心から嬉しく思っております。

 

2016年は下野さんの指揮でドヴォルザークのチェロ協奏曲を演奏させていただきました。今回は、エルガーのチェロ協奏曲を演奏させていただきます。カーチュン・ウォンさんとは初共演となりますが、実は同じ年で、一緒に38歳の力と、あと日本フィルさんの音とともにお届けしたいなと思っております。

 

ウォンさんはマンチェスターのオーケストラで指揮もされているということです。私も2019年に、この曲を、BBCスコティッシュ交響楽団とレコーディングをさせていただき、また2024年の1月には現地でBBCスコティッシュ交響楽団と演奏しました。たくさんのイギリスの空気と音楽と言葉と人柄を経験してきましたし、一番大好きな作品ですので、一期一会の毎回毎回違う演奏をお届けしますので、ぜひ4公演ともいらしていただけたら嬉しいです!

※ビデオメッセージ

 

 

 

仲道郁代(ピアノ)

仲道郁代 ⒸKiyotaka Saito

 

今回、第50回目の日本フィル九州公演に参加させていただきますこととても嬉しく思います。

50回、素晴らしい歴史ですね。何度かこれまで九州公演ご一緒させていただいていますが、温かい九州のお客様の皆様が日本フィルを支えて、そして日本フィルがそれに応えて、という、とても独特な密度の濃い空間があったことを思い出しています。

 

今回はカーチュン・ウォンさんと初めてご一緒させていただきますことを楽しみにしておりますし、演奏するショパンのピアノ協奏曲第1番は日本フィルと昔、日本フィルのヨーロッパツアー7カ国、14都市でご一緒した懐かしい曲です。日本フィルとの思い出たっぷりの曲です。それをこの50回という特別なときに、九州で演奏できますこととても嬉しく思っています。ぜひお聴きいただければと思います。

※ビデオメッセージ

 

 

 

 

 

さらに、日本フィルの大牟田公演の事務局の方からもコメントをいただきました。

 

福岡と大牟田はチェロの宮田大さん、北九州はピアニストの仲道郁代さんをソリストとして迎えます。福岡、北九州、大牟田と会場ごとに曲目が違いますので近場でお好きなプログラムを選べる楽しみもあります。
また、今回九州公演50回という記念すべき年です。日本フィルの首席指揮者であるカーチュン・ウォンさんと日本フィルのオーケストラのみなさまの迫力ある演奏をどうぞお楽しみください。

九州公演はクラシックにあまり詳しくない方も気軽に聞いて欲しいと曲目などを考えております。今後も60回、70回と続いていけるようにたくさんの方にお越しいただけると嬉しいです。
ぜひ、気軽にオーケストラによるクラシックの音楽を楽しんでいただけたらと思います。

 

 

 

 

市民とオーケストラが一緒に作り上げるコンサート。

クラシックが好きな方も、あまり詳しくないという方も、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

公演情報

50回九州公演 日本フィル in KYUSHU 2025

指揮:カーチュン・ウォン[首席指揮者]

 

 

<福岡県内での公演情報>

■202529日(日)14:00 大牟田文化会館 大ホール

チェロ:宮田大

エルガー:行進曲《威風堂々》第1 op.39

エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85

ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》

 

■2025211日(火・祝)14:00 北九州ソレイユホール

ピアノ:仲道郁代

エルガー:行進曲《威風堂々》第1 op.39

ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11

ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》

 

■2025年216日(日)14:00 アクロス福岡シンフォニーホール

チェロ:宮田大

エルガー:行進曲《威風堂々》第1 op.39

エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85

チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64

 

チケットぴあ:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2436890

ローソンチケット:https://l-tike.com/artist/000000000633146/

九州公演 特設ページ:https://japanphil.or.jp/blog/kyushu

 

 

 

日本フィルハーモニー交響楽団とは

19566月創立。現在は「オーケストラ・コンサート」「リージョナル・アクティビティ」「エデュケーション・プログラム」という三つの柱で東京都杉並区を本拠地に活動を行っている。

首席指揮者カーチュン・ウォンを筆頭に、充実した指揮者陣を中心に演奏会を行い、“音楽を通して文化を発信”している。首都圏での年150回を超える定期コンサートや被災地の支援活動、九州公演などの地方公演も行っている。2018年からメディアアーティストの落合陽一と最新のテクノロジーを駆使したプロジェクト(コンサート)を開催するなど、長い歴史を大切にしつつ、新しいものに積極的に取り組んでいる。

HP:https://japanphil.or.jp

 

 

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