旧「ハイアット・リージェンシー・福岡」がパワーアップ!新旧併存の想いを秘めた「THE BASICS FUKUOKA」の魅力をご紹介

2020年3月1日、福岡市博多区博多駅東2丁目に、福岡への旅をより楽しく、より良いものにするホテル『THE BASICS FUKUOKA』が誕生しました。 編集部がお邪魔した際の様子をご紹介します。

新旧併存の想いを秘めた「THE BASICS FUKUOKA」のコンセプト

 
2019年5月、25年の歴史に幕を閉じた「ハイアット・リージェンシー・福岡」。
9か月の改装期間を経て、まもなく誕生したのが、まさに「THE BASICS FUKUOKA」です。

閉館後に何度か前を通りましたが、まったく何も変わる様子がないので、「あれ?どうしたのかな?」と思っていましたが、なんと建物自体は変わらないままのオープンとのこと。
 

中に入ってまず目に飛び込んでくるのは、ハイアット・リージェンシー・福岡(以下:旧ホテル)時代に何度も見た圧巻のロビー。
“…変わってな…いや!なにこれ!!!”

いえ、変わっていました。
 
ご覧ください、この本の数。約5,000冊の所蔵を誇るロビーライブラリーです。

もともと旧ホテルは、ロビーを見上げると吸い込まれそうな高さのピラミッドと、それを包む円柱型のフォルムがとても印象的だったのですが、その佇まいはそのままに、さらにそこに本が埋め込まれ、新旧のメッセージが織り成すインパクトある設えになっていました。


旧ホテル時代から変わらない、ロビーのピラミッドを下から見上げた図
 

上階から見るとピラミッドが想像以上に高いのも同ホテルのデザイン性の高さの象徴です
 
なぜロビーライブラリーになったのかというと、コンセプトである“INTELLECTUALS WORLD~知的好奇心を刺激する”を表現しているから。

「ただ泊まるだけではなく、ここに滞在することで福岡への旅そのものがもっと楽しくなるような、より上質な滞在を通してゲストの知的好奇心やワクワクを刺激する、既存のホテルにない新しい体験や世界観を提供したい」、という想いで同ホテルは作られました。

オープンに先立ちスタッフ間で様々な話し合いが行われ、「残せるものは残したい」「そこに新しいエッセンスを取り入れたい」という方向性になったとのこと。まさに新旧併存です。
 
そしてライブラリーの監修は株式会社編集工学研究所(東京都世田谷区)が担当。円形に並ぶ書架の内周は日本の伝統的な季節の移ろいをモチーフとし、四季の繊細な美しさと文化を表現する書物などが並んでいます。

一方、外周はグローバルサイドとして、円形ロビーの特性を活かし、実際の方角にある国・地域の名著名作、写真集などが並んでおり、硬軟織り交ぜたラインナップ。

もちろんどの本も客室やロビー、レストランなど館内の好きなところで読むことができます。福岡へ旅に来たのに、どこにも行かずに館内で旅ができてしまいそうです。

福岡在住の方も、お休みをとってご褒美に1泊してみても楽しいのではないかなと感じました。
 
既存の空間に、新しいエッセンスが盛り込まれた「THE BASICS FUKUOKA」は、客室もとても特徴的でした。

なお、気になるデザインコンセプトはポストモダニズムの巨匠マイケル・グレイヴス氏による旧ホテルの特徴あるデザインを活かしつつも、これまでのイメージを一新する空間としてA.N.D(東京都港区)のクリエイティブ・ディレクター小坂竜氏が手掛けられたそうです。
 
 

客室の「INTELLECTUALS WORLD」

 
旧ホテルでは248室あった客室。今回チャペル部分なども客室フロアに変わり、面積は広がりつつも、238室と10室抑えた形になっています。つまり、1部屋ごとの空間が広くなっているんです。

全20タイプの客室があり、「Chapter チャプター(章)」、「Episode エピソード(挿話)」、「Story ストーリー(物語)」と、ロビーライブラリーにちなんだ名称になっています。そしてここでも、本がディスプレイされています。


旧ホテル建設中の様子が納められた本もあり、感動…


客室の壁にも読める状態で本がディプレイされていたり
 

さらに新旧併存のポイントとして気になるのが、各お部屋に飾られているアートたち。なんと、福岡県をはじめとする九州出身者を中心に14名の若手アーティストによる作品が飾られているんです。
 

まるで豪邸に招かれたかのような空間に、アーティストの作品が彩りを添えます
 

共用スペースにもアートが
 
「BASICS~基礎・基本」を大切に本質を見極め、斬新かつ大胆、そして既成概念に囚われることのない発想で、これからのホテルの「基礎・基本」となる新しいホテルを創造したいという「THE BASICS FUKUOKA」の想いが、各アーティストの個性と融合し、文字通りベーシックな空間に、彩りを添えています
 
なかでも特定の条件をクリアした人だけが宿泊することのできる特別な客室は、非常にインパクトがありました。2階なのにガラス張りのバスルームなのです。

み、見えます…外が…。


アメニティもオシャレ!


ベーシックへの想いは、細部にも宿っています
 

まだまだあります「INTELLECTUALS WORLD」

 
1階にある直営レストラン「WHY NOT(ワイ ノット)」では、食を通じて福岡を楽しくする、様々なビュッフェメニューが提供されます。素材やソース、隠し味などに「発酵」をテーマとした一工夫が凝らされているところがまさに「INTELLECTUALS WORLD」。

また、朝食、夕食はビュッフェに加え、料理長オススメの一品も提供され、上質な料理をカジュアルに楽しめるオールデイダイニングとなっています。


デザートにも豆乳が使われていたりと、心にも体にも嬉しいメニューがたくさんです
 
また、フロントロビーには「Episode」または「Story」に宿泊した人だけが利用できる専用ラウンジや、宿泊者全員が24時間利用できるフィットネスルームもあるので、思い思いの過ごし方ができそうです。


 
以上、駆け足で「THE BASICS FUKUOKA」の様子をお届けしましたが、とはいえ宿泊していないので、まだまだ発見できていない魅力が詰まっていると思います。

福岡県外の方はもちろんのこと、福岡にお住まいの方も、ぜひ日頃の疲れをゆっくり癒しながら、新しい知的好奇心を満たす、ご褒美トリップをされてみてください。
 
 

THE BASICS FUKUOKA ザ・ベーシックス福岡

■福岡市博多区博多駅東 2-14-1
■TEL 092-412-1234
https://www.thebasics.jp/fukuoka/
bfk@fj-hotels.jp
 

アクセス
■JR博多駅(筑紫口)より徒歩約7分
■福岡空港国内線ターミナルより地下鉄と徒歩で約12分/車で約15分
■福岡空港国際線ターミナルよりバスと徒歩で約26分/車で約10分

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フクリパ編集部
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