101_喫茶グリコ

パンオタクが選ぶ福岡パン

パンを買いに来たつもりが、それを忘れて帰るくらい素敵なお店【糸島市】

福岡で10年以上パンブログを続け、2020年には城南区別府にパン喫茶をオープンさせた「pantiki」さん。毎日をリープアップしてくれる福岡のパンを、「ひとぱん入魂」の気持ちで1つずつご紹介いただくこちらの連載。101回目の今回は、糸島市の喫茶ぐりこです。

家ごはんが、急に楽しくなった

最近、大好きな「農家さん」が出来ました。

(変な意味にあらず)

 

出会いは偶然。

でも、あっという間に縮まる距離というか、昔からの知り合いだったかのような関係が築けるって、ご縁としか言いようがありませんね。

そのお野菜の美味しさとお人柄に惹かれて、パンも、お野菜も、大切に活かしていきたい、大切に頂きたい、と思うようになりました。

 

それからというもの、家でのご飯が楽しいのなんのって。

美味しいパンもあるし、お野菜もある。

 

どんな組み合わせにしようか、当たり前じゃつまらないから何か新しい調理法はないかなパンと組み合わせるにはどうしたら、、、?などなど、考えるのも試作するのも楽しく

 

それを酒の肴にして食卓を囲む晩酌たるや。これは実体験として、倦怠期のご夫婦にもおすすめしたくなる盛り上がりです(個人差はあります故、責任は持てませんが)。

 

もうちょっと塩味抑えた方がいいね〜?いやこれは海苔巻いてみたらいいんじゃない?大葉かな?とかね。

 

会話のない夫婦に訪れた、第二の青春というと大袈裟か。

 

 

 

ビビビときたら、行くしかない

すっかり家ごはんの楽しさに目覚めて、なかなか外食しなくなっちゃいまして。

 

それでも、自分のアンテナにビビビ!と来たお店だけは、ちゃんと足を運ぶと決めているのです。

 

どんなに流行っていようと、人気だろうと、自分の感性に引っかからないお店には行かない(その方がお互いのためにも良い気がするのですよ)。

 

喫茶ぐりこさんとの出会いも、まさにそういう気持ちが繋いでくれた縁なのだと思います。

 

 

糸島市の中でも、観光地では、無いなぁ。

繁華街でもない、長閑なエリアで、ほのぼの。

 

目の前の道は、何度か通っているはずなのに、その存在に気づいておりませんでした。

 

古民家を改装されたカフェ、というと、「ああいう感じかな」と皆様が想像なさる感じとは、きっとまた少し、趣が異なります。

 

 

オシャレで可愛いのだけれども、それが変に作り込まれた感じがしない、馴染んだ感じとでも申しましょうか。

 

「グリーンコード」という音楽スタジオに併設、という位置付けもあって、音楽教室もなさっていたり、店内に楽器があったり、どこかしらアートな雰囲気も漂うのです。

 

それもまた「商い(あきない)」ではなく、しっかりとした、しかしながら押し付けではない「芯」のあるもののように感じる、心地よい空間。とても落ち着きます。

 

 

心の常連になりたい店

そんな雰囲気に魅了されながらも、やはり、パンに目が行ってしまうのが筆者の悲しい性(さが)哉、、、苦笑

 

小さなショーケースに可愛らしく並ぶ、その日のパンたち。

 

 

可愛らしいだけではなく、よつばバターや、九州産の牛乳や卵を使うという、しっかりとした拘りも有り。

 

 

ランチメニュー同様、いつも同じパンが並ぶわけでは無さそうなので、出会いは一期一会、気になったら買うべし!ですね。

 

お店自体は10年以上続けられているそうなのですが、ランチを始められたのは最近のこととか。

 

伺った日のランチは、ミルクハースとガーリックトーストがのった、お野菜たっぷりのセット。

 

 

お店のSNSを拝見していると、ランチの日程も内容も、固定的では無さそうなので、行かれる際にはそちらを確認されてから、が良いと思います(^^)

 

この日のメイン、クリームシチューは、優しいお出汁が、しっかり効いて、和の雰囲気、なのにしっかり、パンと合う

 

 

さつまいもとジャガイモと、鶏肉も入っていて、具沢山〜。

しっかりお腹に溜まるのです♪

 

サラダのドレッシングは、可愛いピンク色。

紫玉ねぎと新ニンニクだそうですよ、新ニンニクって、ちゃんと風味はあるけど、残らないというか、爽やかなニンニク感で。

 

細〜い大根の繊細さにも感謝しながら、

フレッシュなお野菜を美味しく頂く。

 

ローストポークのソースも、バルサミコのように感じる甘さと酸味のバランスが素敵です。茄子の揚げ浸しの「シュンでる」感じが堪らないなぁ、ジュワ〜ン♪

 

 

そしてこちらの和風のキッシュトッピングに驚きの紅生姜ーー!

 

本日の「目から鱗大賞」かもしれない、この組み合わせが合うなんて。

 

そして、紅生姜があるだけで、ソースがかかっていなくても、若干のお好み焼き感が漂うなんて、ぜひ真似したい、小憎い一手間(^^)

 

そして、個人的メインとも言えるパンは、と申しますとミルクハースふわふわで、優し〜い、柔らか〜いほんのり甘くて、ソースを拭うのもよし、そのまま食べてもうまし、です。

 

 

ガーリックトーストカリカリに焼かれていて、ガーリックバターがジュワリと染みている

 

 

シチューの根菜と、こちらのパンとで、見た目以上にお腹いっぱい、満足マンゾウ。

 

全てに手がかけられている、お野菜もたっぷりの有難いランチ

なんとも幸せな気持ち、ここは、ご近所さんがふらりと訪れて、そのまま常連になるのが一番似合うね。

 

遠くて滅多に行けないかもしれない、それでも、心のどこかに、グリコはいるからね、的な心の常連になりたい、とさえ思いました。

 

グリーンコードの喫茶店だから、グリコなんですよ、と和やかに教えてくれたお姉さんと、ミドリイロも好き、というミドレンジャートーク(昭和の例え方)で嬉しい同志感を勝手に覚えて、ああ、もっと居たいな、くらいのタイミングでお店を後にする。

 

このタイミングが、わたしはとても好きなのです。素敵なお店の余韻は自分の中で

 

店名でもあるグリーンコードは、いろいろな意味合いを持つワードだけれど、今日のわたしには、まさにグリーン(緑の)コード(ギターコード、いや、心の琴線)。余韻を心で爪弾きながら帰ります。

 

 

パンを買いに来たつもりが、それを忘れて帰るくらいのジュウジツタイム、(パンコラム主的にはダメ駄目筆者ですね、、、申し訳ない)

 

ありがとうございました。

 

 

店舗情報

喫茶ぐりこ

住所:〒819-1616 福岡県糸島市二丈武3-7-5

営業時間:12:00~16:00

営業日:木、金、土曜日(※詳しくはInstagramをご確認ください)

駐車場:あり

Instagram:@kissaguriko

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パンブロガー
pantiki
福岡在住。色々なパンを食べ歩き、「ひとパン入魂」を心に紹介するパンブログを10年以上運営。2020年には福岡市城南区別府に、ブログを三次元化させたパン喫茶「kissaten ぱんフレット。」をオープン。オリジナルのメニューの提供のほか、ロスになる前のパンにアレンジを加え、ストーリーと一緒に味わってもらう「パンのバトン活動」を続けている。

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