モクモクハウス

創業36年。三瀬トンネルそばに佇むログハウスのギャラリー喫茶「モクモクハウス」【佐賀県佐賀市】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡や福岡近郊にある「レトロを感じられる喫茶店」や個性的な喫茶店・カフェをご紹介しています。

三瀬トンネルを抜けてすぐの場所に佇む「モクモクハウス」

 

今回ご紹介する「モクモクハウス」の場所は、佐賀県佐賀市三瀬村。

まずはアクセス方法から。車で福岡市内より国道263号線を佐賀方面へ向かっていくと、ご覧のようなループ橋に差し掛かります。そのまま道なりに進んでいくとやがて三瀬トンネルに入ります。

三瀬トンネルの通行料金は、普通車320円、軽自動車250円となっています。

 

 

長いトンネルを抜け、料金所で通行料金を支払い、しばらく進むと右手に茶色い屋根が現れます。

ここが今回ご紹介する「モクモクハウス」です。

 

反対側の佐賀方面から見るとこんな感じです。

 

こちらがお店の外観。黄色に赤文字の看板が目印となります。

 

駐車場に車を停め、階段を登って店内へと向かいましょう。

 

向かって左手がお店の入り口になっています。

 

 

マスター自らが建てた手作りのログハウス

ドアを開けると、オブジェや絵画がディスプレイされたスペースが出現。傍にはクラシカルな電話機もありました。

 

店内は木のぬくもりをふんだんに感じられる木造りの空間に仕上がっています。席の間もゆとりがあり、くつろいで過ごせます。

 

高い天井までが全て木造り。

しかもこのログハウスはマスターご自身がほぼ一人で建てたんだとか。ものすごい技術力です!

 

一角には重厚な一枚板を使ったカウンター席もありました。

 

 

目の前に川が流れる抜群のロケーション

さらに店内奥へと進むと、モクモクハウスの特等席とも言える川沿いの席が姿を現します。

 

席の目の前を流れているのは初瀬川。途中には2つの小滝があり、涼しげな水の音が聞こえてきます。

 

初瀬川のせせらぎはやがて大きな川となり、下流にある北山湖に流れていきます。

ちなみにこの川は町境にもなっており、手前が佐賀市三瀬村、対岸は佐賀市富士町になるんだそうです。

 

川沿いには木々が生い茂り、初夏にはまばゆいばかりの緑になり蛍も飛び交うんだそう。

さらに秋には紅葉に染まり、季節を通じて様々な表情が楽しめるようになっています。

 

 

実は映画「男はつらいよ」のロケ地としても有名

こちらのモクモクハウスは、1989年12月に公開された「男はつらいよ」シリーズの42作目「男はつらいよ ぼくの伯父さん」のロケ地としても知られており、ここで俳優の吉岡秀隆さんのシーンが撮影されたそうです。

 

店内には撮影当時の写真も飾られていますが、現在のお店と外観が違うことに時代の流れを感じますね。

 

撮影している山田洋次監督の写真もありました。ちなみに映画にはマスターと奥様も出演されているとのこと!

 

公開から35年以上経った今でも、「男はつらいよ」の聖地巡礼スポットとしてはるばる来店される方もいらっしゃるんだそうですよ。

 

 

モクモクハウスの歴史

マスターの吉冨 登さん。日々奥様と二人でお店を切り盛りされています。

 

「モクモクハウス」を営んでいるのは、マスターの吉冨 登さん。

地元の佐賀市富士町のご出身で、ご実家は代々林業に従事されていたそうです。

 

高校までを地元の佐賀で過ごしたのち、福岡の大学に進学。大学卒業後は大阪で就職し、サラリーマンとして勤務されていたそうです。

やがて故郷の佐賀に戻り、県の森林組合連合会に転職され、長年林業に携わっておられました。

転機となったのが40歳。衰退していく林業を続けるのではなく、新たなチャレンジの道を歩まれます。

その一環としてログハウスを建てることになり、地元の山から切り出した約800本もの丸太を使い、約1年をかけて現在のログハウスを自らの手で建て、1989年5月にギャラリー&喫茶店「モクモクハウス」をオープンされました。

 

ちなみに店名のモクモクハウスとは「木々の家」という意味で名付けたんだそうですよ。

オープン以来36年を超え、今もなお三瀬トンネルの傍らでご商売を続けておられます。

 

 

川のせせらぎと木のぬくもりに包まれながら愉しむメニューの数々

 

それではメニューをご紹介します。

喫茶メニューとして、ブレンドコーヒーを筆頭に7種類のコーヒーや紅茶、ソフトドリンク、ケーキセット(950円)などがあり、夏季限定で「かき氷(700円〜)」もラインナップされています。

 

さらにお腹が空いた方には、ビーフカレー・たかなピラフ・3種類のパスタ・ミックスピザといった軽食メニューも用意されていますよ。

 

 

今回いただいたのはブレンドコーヒー(500円)。

地下から汲み上げた岩清水で淹れるコーヒーは、まろやかな口当たりが特徴。

 

 

併設されたギャラリーも要チェック!

 

お店の一角はギャラリーになっており、マスター自身による作品はもちろん、マスターお気に入りの作品たちが展示販売されています。

どれも秀逸なものばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

福岡と佐賀を繋ぐ交通要所として日々多くの車が往来している国道263号線の三瀬トンネルはきっと一度は通ったことがあるはず。

ドライブの途中、トンネルの傍らにある「モクモクハウス」に寄り道して、三瀬の自然あふれるロケーションを堪能されてみてはいかがでしょうか?

 

 

【モクモクハウス】
■住所:佐賀県佐賀市三瀬村三瀬1625-1

■アクセス:福岡市内より国道263号線を佐賀方面へ。三瀬トンネルを抜けて右手にあり。

■営業時間:10:00~17:00

■定休日:木・金曜

■TEL:0952-56-2827

■喫煙:全席禁煙

 

 


今こそ福岡で不動産投資

福岡市内の好立地に建つマンションブランドではじめる不動産投資。

Sponsored

マンガで学ぶ不動産投資

年金だけじゃ不十分となってきた老後の資産形成を学ぶならまずはマンガで!1から学べるマンガ資料をプレゼント!

Sponsored

★福岡の観光・グルメ・ビジネスなど、最新記事の更新情報はこちらから

記事更新情報は、下記のフクリパ公式アカウントからも配信しています。
ぜひご登録ください。

「X(旧Twitter)」で受け取りたい方はコチラ

「LINE」で受け取りたい方はコチラ

LINE登録用

 

「メール」で受け取りたい方はコチラ

天神ビッグバン マップ

 

 

【PR】2040年まで人口増が予測される成長都市「福岡」!投資するならマンションがおすすめ。

次々と新たな商業施設、オフィスビルがオープンしている昨今。
福岡都心部の再開発プロジェクトである天神ビッグバン、博多コネクティッドによる変化も大きく、開発が終了して完成する物件も増えてきて、福岡市内中心部の景色は変わり始めています。

 

さらに、人口増加率では東京23区を超え、2040年までの人口増が予測され、日本全体が人口減少となる中でも引き続き成長を続ける都市「福岡」。

その福岡における最新の投資用マンション情報や将来への対策として必要な投資の中でも特にサラリーマンの方におすすめの「不動産投資」が学べるマンガなどの特典を無料プレゼントしています。

 

資料請求はこちら

資料送付はえんホールディングスグループの一員である株式会社えんより行われます。
えんホールディングスグループはWEBメディア「フクリパ」の運営母体です。

合わせて読みたい

博多雑煮やおもちメニューを堪能できる田園地帯の古民家カフェ「もちカフェ月うさぎ」【福岡県糸島市】

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202506.57343




糸島の自然が一望できる喫茶店「田園喫茶ワイルドベリー」【福岡県糸島市】

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202501.45445

 

 

芸術家が岩山の上に造り上げた創業43年の喫茶店「山閑人(さんかんじん)」【佐賀県武雄市】

https://fukuoka-leapup.jp/tour/202506.55869



 

関連タグ:
#カフェ
#レトロ喫茶店
この記事をシェア
LINE
ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

フクリパデザイン1

フクリパデザイン2

フクリパデザイン3

フクリパデザイン4

TOP