今月からスタートしたフクリパbooks。
さまざまな人に選書をお願いしていますが、3冊目は福岡市六本松の本屋「本と羊」神田さんによるおすすめです。
以前ご紹介した記事はこちら:https://fukuoka-leapup.jp/biz/202103.232
本の販売だけでなく、ギャラリー棚の設置や一棚店主など、本屋を通して人と人がつながる様々な仕組みを仕掛けています。
今回も「自分をリープアップしてくれる本」を選んでいただきました。
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初めての「本の紹介」なので、かなり緊張します。自分がどう書けば、皆さんにこの本の内容について興味を持っていただけるのか?お店についての記事の依頼も時々受けますが、いつも自分の文章に自信が持てません。
超読書家でもなく、別にすごく書くことも上手いわけじゃない。それでもなぜこの本をおすすめするのか。それは書くことが誰の人生においても、とても大切なことだと感じるからです。
僕は日記を開店する2年前からずっと記録として書きはじめ、その後も本屋日記として続けています。もちろんSNSやブログにも雑記のような文章を書いています。それはなぜか。楽しいし、自分を振り返るための「記録と財産」になるからです。
ある日、ライターであるいしかわゆきさんの「書く習慣」が目に止まりました。
タイトルも内容も非常にわかりやすく、書くことに勇気をもらいました。誰でもみんな、書いてみれば自分の新しい世界に一歩進めるのではないかなと。
この本には「書くことの楽しさ」を見つけるということが、自分の今後のためにどれだけ大切かそして自分を見つめることが出来るか教えてくれます。
なかなか書くの難しい、しんどいって思いますよね。でも大抵の方は何かしら発信していますよね。
それは「打つ」という行為に置き換えられていますが、それも「書く」という行為には間違いないのです。楽しいから書いていますよね?自分を表現するために、自分を知って欲しいと思いみなさん思い思いに書いているのではないでしょうか?
本の冒頭にはこう書かれています。「言葉を紡いで、もっと広い世界に行こう」と。
彼女もモヤモヤとした毎日を過ごす中である日、日記を書き始めます。そのうちにそれがブログで広まり、仕事へとつながっていく。とにかく細かい空き時間を見つけては書く。最初は誰しも文才などありません。でも書き続けることで「書く筋肉」が付いていくのです。そうすればもうあとは楽しく書き続けていけるはず。書くことは救われることでもあるのです。
とてもやさしく、丁寧に、話し言葉のように書くためのコツやヒントが綴られています。書くことのための背中を押してくれます。上手く書こうなんて考えないで、素直に書く。ためらわずに書く。続けていくうちに必ず誰かに「届く」文章力が身につくと思います。そして彼女はその書き続けた文章があなたの「宝物」になると書いています。
本と羊も文芸部を立ち上げました。キーワードは「書くことを、ためらうな」。
書くことはあなたの新しい一面を見つけることができ、その先には成長しかありません。
まずはこの本を読んで、そのトビラを開くきっかけにしてください。
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書く習慣
いしかわゆき 著/文
発行 : クロスメディア・パブリッシング (2021/8/31)
単行本 : 288ページ
定価 1,480円+税
◎神田さんが営む六本松の本屋「本と羊」の取材記事も合わせてお読みください
https://fukuoka-leapup.jp/biz/202103.232
【BOOKSHOP 本と羊】
TEL: 092-406-7483
住: 福岡市中央区六本松4-4-12 エステートモア六本松Ⅱ102B
営: 平日13:00〜19:00/土日12:00〜18:00
休: 月・火
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