長崎県南島原市の高校生がフクリパ編集部を訪問!今どきの高校生が取り組む「シティプロモーション」とは?

10月上旬、「フクリパ」を運営する株式会社えんメディアネットに長崎県立口加(こうか)高校の1年生8名が訪れました。この記事では、訪問当日の様子と、福岡市内から約150キロ離れた長崎県南島原市の高校生がなぜフクリパ編集部を訪れたのか、また彼らが取り組む「シティプロモーション」の内容についてご紹介します。

長崎県立口加高校ってどんな高校?

長崎県立口加高校とは

長崎県南島原市に位置する県立高校。
2017年から将来にわたって各分野・組織に置けるリーダーとなる人材を育成するグローカルコースを新設し、探究型学習」「グローバル教育」など多面的な思考と発信する力の育成に取り組んでいます。

この取り組みが評価され、今年度は「一般財団法人 三菱みらい育成財団」の助成先に選定されています。

また、口加高校では、より活発的な学びを促進するため、普段生徒が訪れる機会の少ない地域に出向き、授業の一環として「ロカロクエスト」という名前で探究フィールドワークを実施しています。

 

 

 

 

探究フィールドワーク「ロカロクエスト」とは

普段なかなか訪問する機会のない大学や研究施設、事業所などへ訪問し、専門家等へのインタビューを通して、授業で取り組んでいる探究活動の内容を深めるという取り組み。

今回は、長崎市内や福岡市内などで「生徒が行きたいと思う企業・学校」を自ら選定したとのことで、福岡市には約15のグループが「福岡市役所」「九州大学」「代々木アニメーション学院」などを訪れました。

 

1年生の生徒8人がフクリパ編集部を訪れました!

先述の探究フィールドワークの一環で「南島原市のシティプロモーション」を学んでいる1年生のグループが選んだのは、「フクリパ」を運営している株式会社えんメディアネット。

 

10月9日の訪問日当日は、1年生の生徒8名が福岡市博多区住吉にあるオフィスを訪れました。



まず、株式会社えんメディアネット代表取締役 坪倉氏から生徒の皆さんに対して


「フクリパの取り組みを通して吸収できると感じてもらえたものをしっかり吸収いただいて、どんどん学び持ち帰ってもらえたら」
と期待を込めた挨拶がありました。

 

 

登壇社員の自己紹介の後、同社三角氏から、えんメディアネットのグループ会社に関する説明、そしてWebメディア「フクリパ」が生まれたきっかけや、「福岡の魅力を全国に届けていきたい」といった想いについて語りました。

 

「福岡は人口が増えていて、食べ物も美味しく、都市開発も進んでいる街ですが、全国的に見るとまだまだ知られていないことが多いんです。

それが悔しいという気持ちもあって、フクリパを立ち上げました。

ローカルメディアというものは普通、対象となる地域の住民に向けた情報が中心となりますが、フクリパでは全国に向けて発信しているという点が、特徴的なのかなと感じています」

 

と話している際は、生徒も「フクリパ」の意外な誕生のきっかけと理念に驚きの表情を見せていました。

 

 

そして、事前に生徒から送られてきた質問に対して答えるコーナーでは生徒から「シティプロモーションを学ぶ高校生」ならではの視点からの質問が寄せられました。

 

「ふるさとをPRするにあたって、特産物をとりあげる場合は、どのような話題をとりあげたらいいですか」

という質問に関しては同社寶坂氏から、

 

「地域の話題を取り上げる際に大切になるのは『地元民』の視点を持つこと。

地元では当たり前のことでも、他の地域の人にとっては知らないことって多いと思うんですよね。

だからこそ、地元の魅力を発掘してPRする際には、その視点を持ちながら商品の付加価値や解像度を高められるような話題を取り上げることが大切なのかなと考えています」

 

と、取り上げる対象を見る「視点」の重要性を踏まえて語りました。

 

 

口加高校の生徒がフクリパ編集部を訪れた理由とは

今回訪れた口加高校の8名の生徒達は、授業の一環としてシティプロモーションの動画制作や地域PR活動に取り組んでいるそうです。

最終的な目標は、「南島原市への移住者を増やすこと」

そのために、移住者の誘致を目的とした南島原市のPR活動を授業の一貫で行っています。

現在は高校公式のInstagramアカウントも開設・運営しており、SNSを活用したプロモーションにも力を入れています。

そういった取り組みの中で、より効果的な南島原市のPR方法について探究するため、今回フクリパ編集部を訪れたそうです。

 

口加高校の公式Instagramアカウント

 

生徒から、「Instagramなどに地域のPR動画を掲載する中で、どのような動画を掲載すればバズらせることができるのか」と聞かれ、寶坂氏は自分たちの世代にしか分からない感情や思いをそのまま動画などのコンテンツにすることが、動画の面白さに繋がるのではないかと語ります。

「記事作りに関する話でお伝えしたことと同様に、帰り道に見える夕日が綺麗だなとか、友達とこの海辺で話してた思い出があるとか、高校生ならではの視点をPR動画にすると、大人には新鮮に映るんじゃないかと思います。

普段、何気なく自分たちが目にしているものも、意外と他の地域の人には珍しかったり、面白かったり、素晴らしかったりすることもあると思うので、身近なものをもう一度見直してみると良いネタが見つかるんじゃないかなと思います」

 

と、高校生ならではの視点で街を見ると、面白いコンテンツに育つ要素がきっとあるということを強く伝えました。

 

まとめ

「ロカロクエスト」での取り組みを通してフクリパ編集部を訪れた口加高校の生徒からは後日、

 

今回の訪問を通して、いろいろ学ぶことがありました。

 この学びを今後の探究活動に活かしていきたいです。

実際に会社を訪問して、今まで知らなかったたくさんのことを聞くことができ、とてもいい経験になりました。

この経験を活かして、自分たちの地域の魅力を全国に発信できたらと思います。

 

との感想が寄せられました!

 

高校生にとっては、きっと新鮮な体験となる口加高校の取り組み。
今回の「ロカロクエスト」での経験をきっかけとして、生徒の皆さんにとってふるさとの良さを多くの人にPRできるような学びになる事を願っています。

 

今後も、口加高校の生徒の皆さんによる「南島原市のシティプロモーション」に要注目です!

 

関連サイト

長崎県立口加高校 公式ホームページ

長崎県立口加高校 公式Instagram 

 

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