115カ国・地域の2092大学を5分野・18指標でランキング化
英国の教育専門誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』(THE)は2024年10月9日、『世界大学ランキング』2025年版を発表した。
同ランキングでは、世界115カ国・地域の2092大学について、「教育」「研究環境」「研究の質」「産業界の関与」「国際的展望」という5つの主要分野において18指標で評価している。
第1位は9年連続で英・オックスフォード大学、続く第2位は米・マサチューセッツ工科大学(前年第3位)、そして第3位は米・ハーバード大学(前年第4位)だった。
その後の第4位は米・プリンストン大学(前年第6位)、第5位は英・ケンブリッジ大学(前年第5位)という展開になっている。
以下、米・スタンフォード大学、米・カリフォルニア工科大学、米・カリフォルニア大学バークレー校、英・インペリアル・カレッジ・ロンドン、米・イェール大学という順位だった。
日本からは119大学がランクインしており、第28位に東京大学(前年第29位)、第55位に京都大学(前年第55位)となっている。
このうち、福岡県内から4大学がランクインを果たしており、九州大学が第301~350位、産業医科大学が第1001~1200位、久留米大学と九州工業大学が第1201~1500位という順位だった。
出所:Times Higher Education(THE)世界大学ランキング2025
英タイムズ社が新聞の付録冊子で毎秋、ランキングを公表
THE世界大学ランキングを発表したザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーション(The Ties Higher Education)とは、イギリスのタイムズ社が、新聞の付録冊子として毎年秋、発行している高等教育情報誌だ。
同誌では、2004年からTHE世界大学ランキングを公表している。
2025年版のTHE大学ランキングでは、下記のコメントを重要な洞察として記載している。
「オックスフォード大学は、産業界の関与と教育の大幅な改善により、9年連続でトップの座を維持した」
「中国はトップ10に近づき、世界的な研究影響力をさらに高めている」
「ブラジル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の3カ国が新たにトップ200に加わり、高等教育における新興市場の台頭を浮き彫りにしている」
参照サイト
World University Rankings 2025(THE)
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/latest/world-ranking