最先端のアートの祭典「シンガポールフラワーフェスティバル」でゴールドメダルを受賞
こんにちは!石原和幸です。
今年の夏は、まるで太陽がその威力を最大限に発揮しているかのような暑さが続きましたね。
しかし、その厳しい暑さにも負けず、私はさらに熱い情熱を胸に秘め、熱帯の地、シンガポールで開催された壮大なイベントに参加してきました!
その名も「シンガポールフラワーフェスティバル」。
2年に一度、世界中から園芸・造園の巨匠たちが集結し、独創的で息をのむような作品が一堂に会するこの祭典は、まさに花と緑のオリンピックと呼ぶにふさわしいものです。
チェルシーフラワーショーが長い歴史と格式を誇る国立博物館だとすれば、シンガポールフラワーフェスティバルは最先端の芸術が集まるモダンアートの祭典。
今回、3度目の参加となった私は、「THE BIOPHILIC GARDEN」と題した作品で、ランドスケープガーデン部門に挑戦しました。
そして、その結果、誇り高きゴールドメダルを手にすることができました!
これは、このフェスティバルでの2つ目のゴールドメダルであり、私にとっても非常に感慨深い瞬間となりました。
「THE BIOPHILIC GARDEN」というタイトルは、2023年のチェルシーフラワーショーでゴールドメダルを受賞した庭の名を受け継いでいます。
しかしながら、シンガポールという異なる気候や風土に合わせ、自然と人との共生というテーマを新たな形で表現しました。
まるでジャングルのように生い茂る緑の中に、静寂と共に佇む茶室を設け、日本の伝統文化を余すところなく表現しました。
自然と共に生きることの大切さを感じ、都市の喧騒の中でも、人々は癒しと安らぎを見出すことができると信じています。
今回の作品を通じて、日本の職人技が世界中に認められ、シンガポールから発信されたメッセージが、多くの人々の心に響いたことに、深い喜びを感じています。
また、このフェスティバルを通じて、自然の持つ美しさと日本文化の繊細さが一体となり、訪れた方々に新たな発見やインスピレーションを与えることができたのではないでしょうか。
これからも、私たちが誇るべき日本の庭園文化や技術をさらに世界へと広めていきたいと思います。
そして、自然と共に生きることの素晴らしさを一人でも多くの方に伝えていくために、全力を尽くしてまいります!
福岡市のチャンピオンが仲間となってともに渡英
今回、シンガポールガーデンフラワーショーで見事金賞に輝いたこのお庭。
その元となるお庭を制作したチェルシーフラワーショーでは、毎年、福岡市で開催される「一人一花フラワーガーデンチャンピオンシップ」での優勝者が2名、市の代表としてチェルシーフラワーショーを共に盛り上げる仲間として渡英しました。
それだけではなく、福岡市を日本一、そして世界一のフラワーシティーにするためにも、彼らは必要不可欠な存在です!
そんな彼らがどのようにチェルシー行きの切符を手に入れたのか、何をして、何を学んだのかについて、市民の皆さんに還元するために「チェルシー報告会」を9月5日に行いました。
また、彼らが福岡市のこれからにどう活かしていくかも、報告会で共有されました。
福岡市の一人一花運動が世界へ広がっていく
はじまりは、2021 年秋に開催した一人一花サミットでのトークセッションでした。
一人一花運動を進めていくには、チェルシーフラワーショーはぜひ見てほしい、そしてチームの一員として参加する形で現地の様子を体感してほしい、という私の想いから始まったプロジェクトです。
その翌年には「一人一花フラワーガーデンチャンピオンシップ」が開催され、3つの部門からそれぞれ輩出された優秀な参加者がさらに腕を競い合い、チェルシー行きを懸けて頂上を目指し見事優勝した方にも登壇していただきました。
会場では、苔の掃除やこまめな水やりなどの細かい作業から、資材運びやレンガ積みなどの体力仕事など取り組んでいただいたことはたくさんありました。
その中で、私がフラワーショーの審査を意識して出した指示から彼らが汲み取り、取り組んだことや、活動を通して感じた現地の街並みや花文化、さらにはショー当日の受賞やリアルな会場の様子から学んだことを話してくれました。
ひとりひとりの力は決して大きくないかもしれません。
けれど、仲間を呼んで共有し、その輪を広げていくことで、共感し、大きな力になると信じています!
今回の報告会を通して1人でも多くの人に花みどりのエネルギーを感じてもらい、「面白そう!」「やってみようかな?」と思ってもらうことが私の願いです。
フラワーシティー福岡の創り手が増えるきっかけになるのなら、こんなに嬉しいことはありません。
まだ一度もお花を植えたことがない方は、一本でもいいです、一輪でもいいです!
是非植えてみてください!
それではまた次回お会いしましょう、石原和幸でした!