【画像】画像提供:福岡市

【経済・ビジネス短信@フクリパ】

福岡市民は年間30本弱の辛子めんたいこを購入!? たらこ購入額で福岡市が大差をつけて第1位

地元を代表する名産である辛子めんたいこを生み出した福岡市は、家計調査におけるたらこの購入額において、日本の主要52都市の中で第1位でした。スケトウダラを含む成魚の卵巣はビタミンB1・B2・Eを多く含み栄養豊富です。今回、たらこの消費動向について、注目していきます。

辛子めんたいこの発祥地・福岡の世帯ではハムよりたらこ好き

【画像】たらこ日本一

出所:家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2019年~2021年平均)

 

一世帯あたりの『たらこ』の年間購入金額について、総務省統計局『家計調査』によると、日本の主要52都市における第1位は、福岡市の4,969円だった。

 

統計法に基づく基幹統計である家計調査では毎月、全国約9,000世帯を対象に家計の収入・支出、貯蓄・負債などについて調べている。
そして、家計調査の結果は、景気動向の把握をはじめ、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定およびウエイト作成などの基礎資料として利用されている。

 

 

47都道府県庁所在市に5つの政令指定都市(川崎市、相模原市、浜松市、堺市、北九州市)を加えた52都市で暮らす二人以上の世帯を対象に2019年~2021年の家計支出を調べた結果、たらこの購入金額において福岡市が、全国トップだったのだ。
福岡市の購入額4,969円は、さしみの盛り合わせでの同5,914円を下回るものの、ぶりの同3,493円よりも4割強も多く、さらにハムの同4,510円よりも1割強も多い金額となっている。

 

 

福岡市におけるたらこの購入額において、博多名物である辛子めんたいこの存在が大きい。
戦後、福岡・博多で誕生した辛子めんたいこを取り扱う店舗数についての福岡市調べによると、20233月時点で福岡市内に75店あり、日本の大都市でも最多だった。

 

福岡市の世帯では年間、辛子めんたいこ30本弱を購入

【画像】画像提供:福岡市

画像提供:福岡市

 

福岡市は、たらこの年間購入額で日本の主要52都市でトップだったものの、福岡市の年間購入量1,265グラムは青森市の1,355グラムに次ぐ第2位だった。

 

 

めんたいこの語源自体は、朝鮮半島北部の日本海で獲れたスケトウダラの朝鮮語である「明太」に由来する。明太の子なので、「めんたいこ」(明太子)と称される。
全国屈指の鮮魚市場である福岡市の長浜鮮魚市場においては、めんたいこの親魚であるスケトウダラは水揚げされていない

 

 

スケトウダラ自体は、日本海北部や根室海峡、オホーツク海南部、えりも岬以東の太平洋などの〝北の海〟で獲れる魚だ。そして、スケトウダラは傷みやすく、鮮魚としての流通は少ない。
このため、スケトウダラの身は、かまぼこやちくわなどの魚肉練り製品の主原料となる。そして、卵は塩たらこや辛子めんたいこなどに加工されているのだ。
スケトウダラが獲れる北の海に面した東日本には、塩たらこを食べる食文化がある。このため、たらこの購入量・購入金額ランキングの上位には、青森市をはじめ秋田市や山形市、新潟市などが名を連ねている。

 

 

なお、スケトウダラの卵巣の重さもさまざまだが、贈答品向けの辛子めんたいこの場合、1本あたり4050グラムを目安とする。
このため、一世帯あたり年間購入量が1,265gの福岡市においては年間、30本弱の辛子めんたいこを購入している計算になる。

 

 

参照サイト

家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2019年~2021年平均)
https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html

 

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福岡市民は日本一のたらこ好き! 名物・辛子めんたいこを巡る7
https://fukuoka-leapup.jp/city/202008.99

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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