「長垂海浜公園」から徒歩5分。住宅地の一角にひっそりと佇んでいる。
こちらがお店の外観。店主・黒木さんの旦那様の事務所の一角を利用して2022年7月にオープンされました。
味のあるこちらの看板が「くろき屋」の目印。
最寄駅の「JR今宿駅」を下車し、東側へ徒歩15分ほどの住宅地の一角にあります。
車でのアクセスは、天神方面から明治通りを唐津方面へ。生の松原を過ぎ、「長垂交差点」を左折し、橋を渡るとすぐ左手にあります。
今宿花火大会が行われる「長垂海浜公園」からは徒歩5分ほど。駐車スペースは2台分完備されています。
こちらが店内の全景。右手が物販スペース、左側のカウンターがカフェスペースになっています。
お店をはじめたきっかけは?
旦那様のご実家が大分・別府で3代続くお茶屋さんだったことから。
黒木さん自身、そんなにお茶が好きだった訳ではなかったそうですが、ご実家から送られてくるお茶に親しむうちに、その美味しさに気づいたそうです。
それ以来、「年配の方はもちろん、若い方にも日本茶の美味しさを伝えたい」という思いが高まり、この度のオープンに至ったんだそうです。
小さな店内の一角でオリジナルブレンドの茶葉や茶器を販売。
「くろき屋」の茶葉は、九州産の「一番茶」のみを採用しています。
「一番茶」とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のこと。「二番茶」「三番茶」に比べ、豊富な旨味と甘味、そして養分がしっかり詰まっているのが特長なのです。
こちらはお茶のティーバッグシリーズ。普段お茶を飲まない人でも手軽にお茶を楽しめるように開発されたもの。
ラインナップは「ハレーすいせい」「ゆず緑茶」「ゆずほうじ茶」「かぼす緑茶」「ゆず和紅茶」の全5種類で各870円。
こちらは物販コーナー。手前は福岡県茶葉青年団と常滑焼の匠が共同開発したオープン急須「玄-kuro-」2,200円。蓋レスで、お手入れも簡単な急須です。
お茶は好きだけど、急須を洗うのがちょっと面倒で…という方におすすめな一品。
その他、小石原焼のお皿や別府竹の竹箸など店主セレクトの雑貨も販売しています。
たった3席だけのカウンターで、店主とお茶談義のひとときを。
3席だけの小さなカフェスペースと店主の黒木智世さん。
元々横浜市のご出身で、以前は関東の広告代理店に勤務されていたそう。やがて福岡に転勤することとなり、程なくして旦那様と知り合い、ご結婚。その後今宿に転居されたんだとか。
現在は6歳と1歳半の2児を抱えるママでもあります。
「小さなお子様連れの方にもゆっくりお茶を飲んでいただきたい」との思いから、キッズスペースも完備されています。
ママでもある黒木さんならではの配慮なのです。
様々なスタイルで日本茶が楽しめる。
「くろき屋」では、スタンダードな日本茶として、緑茶の「縹浅」420円と「縹深」480円、ほうじ茶の「木蘭」390円の3種類があり、その他にも「月替わりのフレーバー茶」500円や、ティーソーダなど様々なスタイルのお茶が楽しめます。
中でも寒い時期に人気なのが、「八女抹茶ラテ」450円。木製のプレートに乗せて提供されます。
モコモコの泡をスプーンで掬うと抹茶が出現。よくかき混ぜていただきます。
程よい甘さながら、八女抹茶の味もしっかり感じられる一品です。
そしてこちらは「木蘭」という茶葉を使用した「ほうじ茶ラテ」450円。こちらは甘さ控えめて、ほうじ茶特有の芳醇な香りと味が楽しめます。
さらに夏場には抹茶シェイクやフルーツティーも登場するそう。
普通の日本茶だけでなく、このようなアレンジメニューが豊富なのも、黒木さんの「若い方にも日本茶の美味しさを伝えたい」という思いからなのです。
テイクアウトもできるので、お茶を片手に長垂海浜公園を散策してみるのも良いかも。
福岡西エリアでは珍しい、日本茶専門カフェ。お茶好きな方も、そうでない方も、この記事を参考にお茶の魅力を体感してみませんか?
くろき屋
住所:福岡市西区今宿東3-6-27
営業時間:平日11:00〜16:30/土曜日10:00〜16:00
電話番号:090-7227-9762
定休日:日曜日・月曜日
Instagram:https://www.instagram.com/kuroki.ya/